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タグ:猛禽類(鷹・ハヤブサ・梟・鷲)・鷹狩 ( 15 ) タグの人気記事


2017年 03月 11日

天女の横に

1.天女&トンビ  
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 鎌倉、明月院の屋根の上に何かが突然飛んできた。
なんと、横笛をふく天女の横に降り立つと、掴んで運んできたパンをついばみはじめた。


2.トンビ 

 鎌倉や三浦半島を歩くと、上空に大きな鳥が舞っているのが見える。
上昇気流を利用して輪を描くように滑空している。
それは大鷲とか鷹とかではなく、ほぼ鳶(トビまたはトンビ)。
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 本来、トンビは、動物の死骸も食べるところが鷹などとは異なる。やカエル、トカゲ、ネズミ、ヘビ、魚などの小動物も捕食する。目がいいのでかなり高い位置から餌を見つけると急降下してくる。鷹の直滑降とは違うが、それでもかなりのスピードなので、気づかないうちに迫ってくくる。

 全長は60~65cmほどで、カラスより一回り大きい。翼を広げるとは150~160cmほどになる。
トンビは雑食なので、都市部では生ごみも含めて何でも食べる。エサとして小動物を襲うよりも人間がもっている弁当や軽食を狙う方がずっと楽に食物を得られることを学習してしまっている。
 カラスと同じ餌を狙うようになったため、カラスと争うことも多い。魚を狙ってカモメといることもある。
 
 観光地各地に次のような注意書きがある。
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 これは長谷寺で見かけたものだ。実際そういう目にあったことはないが、本当は気楽に源氏山公園でシートを広げて家族で花見をしたり、由比ガ浜の海岸でお弁当を広げるなどが好きなのだが、今はかなり屋外での食事はトンビがじゃまをするかもしれない。

 小鳥と違って大きいので突然手に持っている食べ物をさらったりする時に近すぎて鋭い嘴によって怪我をさせられてしまうこともあると聞きおよぶ。大きな翼で頬を怪我したという声もある。

 なんといっても猛禽類であるし、カラスより大きいし、食べ物を見えるように持っている時は注意した方がいい。

 上空に舞っていたら、すごい視力で見られているかもしれない。


                           


by miriyun | 2017-03-11 12:19 | 動植物 | Comments(6)
2012年 05月 30日

耳はどこにある・・・砂漠のフクロウ(6)

フクロウの耳はどこ?
 さて、このように夜目がきくフクロウであるが、月夜でもあれば少ない光量で獲物を見つけることはこの目で可能であろう。しかし、砂漠の夜も森の夜も真の暗闇になる。その時に感度の良い眼だけで獲物をとっていくことができるのだろうか。

 それにはもう一つの優秀な機能が必要であった。

それは耳!
フクロウの耳はどこにあるのか。
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 答えは幅広の顔の両頬の下。

 フクロウには顔の左右にラインが見えるがこれがみみなのだ。耳たぶもないただの溝であるが、大きさが顔のほとんどを集音に使っているのかと思うほど、耳の機能に特化した顔なのだ。
 しかもみみは左右が対称位置にあるのではなくすこしずれている・これによって音の左右からの違いで獲物からの距離を暗闇でも正確に感じ取ることができるという。

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頭の上の羽は羽角といって耳ではない。飾り羽である。これがあるフクロウはミミヅクと言ったりもする、身を隠すためとも言われているが砂漠ではどうだろう。

このレーダーのような優秀な耳と、感度が人の100倍もある目と。360度をカバーする首の動き、羽音がしにくい羽の構造・・・・これらを併せ持つのがフクロウである。温帯の森はもとより、暑い地域に、砂漠、極寒のグリーンランドまで幅広く220種も生育するという種としての強さはこうした機能に負うところが多い。


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by miriyun | 2012-05-30 07:03 | Comments(4)
2012年 05月 29日

人の100倍感度の目・・・砂漠のフクロウ(5)

フクロウは首を180度以上回転させる。     
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 フクロウの眼球は眼窩に固定されていて眼球を動かせない。

だから、フクロウが目をきょときょと動かすという状況はないのだ。
フクロウは鳥の中では日本でも世界でも好まれるキャラクターで、古代ギリシャでは女神アテナの従者であり、「森の賢者」と称されるなど知恵の象徴とされている。また、可愛い絵や造形で描かれたりする。
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いま、目の前にあったカレンダーにもこのような絵が描かれていた。いかにもフクロウの可愛く描かれていて楽しい。カレンダーとして大好きな方なのだが、この上目づかいできょとっとした顔をしているフクロウ・・・これは実際にははないことだ。目だけをうごかすことができないのだから、どうしても首ごとうごかして、目はまっすぐに見据えることしかできない。だから、フクロウの目はどんな時も落ち着いてこちらを凝視するイメージなのだ。ヒエログリフのMの絵文字で、顔だけ体と向きが異なるのもそういった習性をしっかりあらわしていたと言える。

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以前に紹介した砂漠で出会ったフクロウはよく見ると尾羽を後ろにしたななめ後ろからの姿だが、フクロウの顔はこちらを見据えている。つまり軽く首を動かして、斜め後ろを凝視しているのだ。

 それどころか、、頭を180度以上回して真後ろに向けることもできる。
これを左右におこなえば、なんと360度カバーできるということになる。上下を反転させてのけぞるかのような向き方もできるという。これは頚骨が12~14本と多く、とても首を回しやすい構造だからだ。


2.人間の100倍感度のフクロウの目 
 フクロウは鳥であるのに、目が正面にあり、他の鳥とは異なる。顔の正面に両眼があることで、物を立体視でき、対象物までの距離感も測れる。その目は瞳孔が大きく、弱い光をとらえる細胞が発達している。
 だから、人間の100倍もの感度があり、暗いところでものを見る力が優れている。一般の鳥が夜目に弱いのとは大違いで、夜用にできている。何しろ夜行性の鳥だから大事な条件だ。

 感度をカメラに置き換えるとISO100のレンズでは夜景は捉えられない。フラッシュでもたかない限り風景も人も撮れない。 これをISO10000にすると、夕闇の中でも対象物をしっかりととらえることができる。単純にカメラと比較し切れるものでもないだろうが、そのくらい機能が高いということだ。

 これだと、夜行性のフクロウにとってつごうがよいが、昼間は光が強すぎる。朝夕はよく動くがに真昼にはほとんど活動しない。
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朝でもこんな風にまぶたを目を閉じたり、まぶたをおろして細目になっていることが多くなるのだ。



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by miriyun | 2012-05-29 06:26 | Comments(4)
2012年 05月 28日

フクロウの羽ばたき・・・砂漠のフクロウ(4)

1.デザートイーグルフクロウ    
猛禽類であるフクロウは砂漠の地ではハヤブサと同じように鷹狩(言葉では鷹になるが、意味は人間が猛禽類を使って狩をさせること)の使われる。
ただし、ハヤブサよりずっと大きいし重いので腕に載せてならすのもたいへんだろう。
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この姿勢と目の鋭さが猛禽類らしさをあらわしている。
 なお、このフクロウは砂漠地帯にすむデザートイーグルフクロウである。目が黒っぽくて目立たない森のフクロウが多い中、この種は目がワシや鷹と同じような色や形状をしている。それだけに尚更眼光鋭く感じる。


2. 羽音が響かないフクロウ 
フクロウは獲物に近づくのにほとんど音をさせない。
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身体が大きい割には音がしないのは羽が特別だからだ。鷹やハヤブサと違って、フクロウは羽の内側が真綿のようにやわらかく繊細にできており、羽ばたいてもバサバサと音がしない。ほとんど無音で飛ぶことができると言われている。
静かな夜や明け方にかりをするのにてきしている形状を持っている。


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この羽の繊細なほどのつくりや形状は、思わず触りたくなるほどだった。

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翼を広げつつ、首を真後ろに回しているフクロウ。
この首の動きについては次回に取り上げてみたい。

★ 砂漠の夕闇迫る中で、初めて出会ったデザートイーグルフクロウは、暗くもあったし、なによりも近寄りがたいこわさもあった。
しかし、その後鷹狩りのためのフクロウで、はじめて羽根をじっくりと確認できたのだった。




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by miriyun | 2012-05-28 07:11 | Comments(2)
2012年 04月 18日

ヒエログリフのM・・・砂漠のフクロウ(3)

ヒエログリフのあらわすもの 
 アラビア書道に嵌るまえ、、古代文字が好きだった。
とくにヒエログリフの絵文字から発達した文字群に惹かれていた。
 ヒエログリフの価値は、もちろんその文字が表す歴史であり、真実が数千年の時を超えて伝えられるということだ。

 また、ヒエログリフには古代エジプトの時代の身近であったものの形が単純化されて使われている。
だから、ヒエログリフの中の絵文字は多くが実在の物を模している。

ヒエログリフのM   

前回のテーマの砂漠にいたフクロウについて、森でなく砂漠にいるということに驚いたという声を何人かの方からいただいた。
 ヨーロッパでも日本でも、フクロウ=森の中イメージがやはり強かったのだ。自分でもそう思っていた。だが、砂漠にフクロウがいた証拠ははるかに昔からあったのだ。

 ヒエログリフでたびたび目にするのが、Aの音をあらわすハゲワシの絵。
Uの音をあらわすウズラの絵もよく目にする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ヒエログリフの「M」の実例
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デンデラのハトホル神殿。ここの壁画にはクレオパトラとシーザー(カエサル)との間の息子カエサリオンが描かれているので、どこの旅行案内書にも載っている有名なものだ。
 そしてここのカエサリオン、正式名はプトレマイオス(プトレメス)の名が右側に載っている。
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彩色したところにプトレメスと書いてあるが、そのMのところに描かれているのがフクロウだった。(M
の音を表すのは他にも図形のようなのがあり、文字のバランスから図形の方を使っている表記も多い。)
ここでは縦書きで入れるにはフクロウの方がデザイン的に優れていると判断したのだろう。


 そして、
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これが、Mの音を表すフクロウの絵文字。
  ほとんどのエジプト絵画が横向きの動物や人間・神としてえがかれる。それなのにフクロウは身体の向きは横向きだが顔は正面を見いている。鷹やハゲワシが横向きであるのにたいして、フクロウは頭に正面向きの顔として単純化されていて、「M」という文字は他の鳥文字に比べても判別しやすい文字である。

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これがフクロウであり、先日の写真と並べると首を動かしてすぐに正面から見据えるフクロウの様子をよくあらわしている。


◆これはどういうことなのか、砂漠の地域には昔からフクロウが生息していたことをあらわしているのだ。そして、フクロウの首は姿勢を変えることなくぐるりとよく動く特徴がある。
 メソポタミアのような粘土板ではなく、パピルスに葦ペンを持っていた古代エジプト人の描く文字は実に物の特徴をとらえてそれでいて単純な書きやすいラインでできていた。それとともに彼らの目はその時そこにあったものをじっと見つめ形を残していったのである。

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by miriyun | 2012-04-18 03:57 | Comments(12)
2012年 04月 14日

砂漠に宵闇が迫る!・・・・・・砂漠のフクロウ(2)

砂漠の暗闇にご用心!      

前々回の砂丘をあがりきったところで、夕陽の名残色を見た後、私たち(この時は娘と一緒)は、急いで元来た道に戻ることを決めた。宿泊している建物から決して遠いところへ二人だけで来たわけではない。
 
しかし、急がなければならない。都会で夕陽を見ているときはブルーモーメントも残照も楽しんだ後は星や月も楽しめばいい。しかし、この時は方位磁石も何の準備もなくフラッと見に行った砂丘を上ってしまい明かりはないもないし、建物の光が見えないところにいた。
 だから、これは危険だと判断した。手元には地震以来、いつもバッグに入れているLEDペンライトが一つだけ。ごく小さいものなので足元しか照らせないことはわかっている。

 砂漠は砂丘の一つでも目の前にあれば全く何も見えなくなることなのだ。空から見ればすぐ近くだよという距離でも水平に見れば何も目印がなく、方位がわからないことになるからだ。
 こっちから来たと思っていても、見えなかったらこっちという感覚に進行方向を正しくむけられるかというとそうはいかない。 昼間は何ということもない距離であっても進む向きにわずか10度の誤差があっただけでも自分のいる場所の感覚を失う。

何かがいる!?
 だから来た時の植物や動物の足跡に興じ、夕陽の名残りの残照を見たあと、暗闇が覆うまでの時間が少ないことを意識して、明かりが見えるところまで至急帰ろうと決めた。

 早足で砂丘の上を戻る。あと少しで人のいるところへ戻れるかなというところで娘が声をだした。

 「何かがいる!」

暗闇が迫りつつある砂の上にじっとこちらを見る目があった。
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フクロウがこちらを見据えていた。(分類学上はミミズクもフクロウもフクロウ科で英語での区別はない)
鳥目の鳥は夜見えづらくなるが、全ての鳥がそうであるわけでなく、夜のハンターであるフクロウは暗闇で狩をする。フクロウというと日本では森の中に住むフクロウのイメージだが、ここは砂漠。砂漠の穴に住むトビネズミなどを捕食する夜のハンター登場であった。

 
昼間向きの目しかないわれわれ人間は必至で家路に急ぐが
暗闇で狩をするフクロウにとってはこの時間は一日の始まりである。これから、暑さが去った砂上にありとあらゆる砂の中で暮らしている・・・トビネズミ・ヘビ・サソリなどの小動物たちが動き出す。

 このとき、フクロウの足元に獲物がすでにあったのかどうか・・・装備を整えてきていたならばじっくり生態観察ができたのであろうが、残念ながらフクロウであることを確認しただけで帰らざるを得なかった。

 車の通る道に降り立ち、後ろを振り返った。
フクロウなどの動物はもちろんもう砂丘も何も見えない暗闇が支配していた。



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by miriyun | 2012-04-14 11:34 | Comments(8)
2012年 04月 13日

横顔の主は?・・・砂漠のフクロウ(1)

あなたは誰?   

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  横顔、ただし目をつぶってしまうと
     いったい、あなたは誰?となってしまう。


シルエットで見るとこんな感じ。
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            答えは夜にアップします!

~~~~~~~☆~~~~~~~☆~~~~~~~☆~~~~~~~

コンバンワ~、遅くなりました~!

4人もの方、お答えいただいてありがとうございました。

     実は、皆さんさすが、猛禽類とあたりをつけていただきました。
 
              でもワシ・鷹・ハヤブサ・トビではないのでした。

           眼を閉じているため、一番の特徴の

                  大きな目 
              が見えないために不思議感が出たのでした。

                   写真でお答え
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      フクロウ!耳のような毛の束・・・羽角があるのはミミズクというが、羽角があるフクロウもいるというし、英語ではたんにowl で、ミミズクとの区分けはない。そこで、ここではフクロウとして取り上げていく。


      現在では大きく分けるとタカ族にもなる。

               お付き合いいただいて感謝でした!!


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by miriyun | 2012-04-13 03:41 | Comments(14)
2012年 01月 13日

鷹とハヤブサ

鷹狩りとは実際には、ハヤブサを使う場合と鷹をつかうばあいがある。
では、鷹とハヤブサはどこが違うのだろうか。
オオタカ

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 じっと見据えるような目のオオタカ。
オオタカの目の上にはマユを置いたかのような立派な白いまゆ状のところがある。そして、黒い瞳に周りの虹彩は黄色またはオレンジに見える眼球を持つ。いわゆる典型的な猛禽類の目である。  

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胸には羽毛が横に波が打ち寄せるような重なりが見えるが、はっきりした文様はない。


ハヤブサ
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ハヤブサは目が黒い。特徴は瞳も周りの虹彩も黒いことである。目のまわりのまぶたは白や黄色で、黄色の場合には鷹と同じように見えることがあるが、眼球全体が黒いのがハヤブサと言える。

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鷹の鋭い眼光よりも黒い方が一見やさしげに見えることがある。

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 別アングルでみると、ちょっとこわい。
光の具合で赤くなって見えるところが黒い瞳。周りの黒い虹彩が人間でいうところの白目に当たる。
これがふつうは全部真っ黒に見える。
しかし、鷹狩りの鳥は普通直前までヘルメット状の被り物をしているし目だけでは判別しにくい。

色と文様での特色は、はやぶさの目には涙が斜めに流れたあとのようなくろずんだところがある。もっとくっきりとしたひげ状に見えるのもある。これらのハヤブサならではの文様をハヤブサ斑という。また、胸のあたりはたくさんの水滴がバラバラとおちているような茶色系の文様がある。身体も小さい。

 鷹とハヤブサの狩りのちがい  
外観だけでなく狩りの方法も異なる。
鷹は横から獲物を狙えるが、ハヤブサは上空からの急降下が得意なのだから上から下へとねらいうちする。この特性はそれぞれの生きていく環境に関係してくる。
木々が密集しているジャングルや森林地帯ではせっかく鳥がいても、はるか上空から狙い撃ちするには目標が樹々の間に隠れてしまう 。こういうところでは鷹の方が向いている。鷹の生息地域も亜寒帯から温帯が多く、北アフリカおよびユーラシア大陸と北アメリカ大陸の温帯・亜寒帯南部に多い。日本でも全国で見られる。日本では鷹狩にはハヤブサもオオタカもつかわれたが、 オオタカは将軍など力のあるものが使うものだったという。

 ハヤブサの分布は日本も含めて、アマゾンのジャングルや砂漠の中央部・南極などのとくに環境の厳しいところ以外は生息している。アラビア半島の縁にあたるステップ地帯はもともとハヤブサの生息地であった。
 それに加えて 急降下で鳥を叩き落すハヤブサは遥かに見渡すことができる荒野が適している。こういうわけで、砂漠地帯での鷹狩りが実際にはハヤブサを使った狩りが主であるのだ。

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by miriyun | 2012-01-13 02:35 | Comments(6)
2011年 12月 22日

ハヤブサが鳥を食らう・・鷹狩(4)

  命あるものは命あるものを食らいて、また命を繫ぐ。

肉食獣と草食獣がいるように、鳥の世界にも肉食と草食がある。
その肉食獣にあたるのが猛禽類であるから、その狩の方法こそ異なるが、肉をあさりむしり取る様子も肉食獣によく似ている。

生きる糧     

 自分で狩をしてしまったハヤブサは地面に降り立つとすぐに食べてしまうのだが、そこにインストラクターが駆けつけ、食べている獲物ごと腕に載せ回収してきた。

 そのため生餌をいかに食べていくのか様子を見ることになった。
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ほんの数分前までフードを被ってキュートな姿でおとなしくしていた感じとは変わっていた。
羽が空気を張らんで一回り大きくなったかのようだ。

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小鳥をついばんでいく。ハヤブサは嘴は小さいので、脚で獲物を抑え肉を小さくむしり取りながら食していく。

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肉をむしり千切れた瞬間、強い嘴で引っぱられていた肉片が跳ね上がった。

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羽さえも食べているのに仰天。全部を食べたかは不明だが、見えている一枚の羽以外にも何枚かの羽が口の中にあった。

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その姿は、まさしく猛禽類、肉食獣の姿であり、強さを求めた権力者たちの象徴となった鳥の姿であった。


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by miriyun | 2011-12-22 06:41 | Comments(2)
2011年 12月 18日

ハヤブサの速さ・・・鷹狩(3)

 世界一の速さ・・・ファルコン     

世界に分布するハヤブサ種類は多いが、Peregrine falcon 
アラブでの説明はすべて「ファルコン」なので細かな種別は聞いていない。
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ハヤブサは鷹よりも小さく大きいメスで全長49cmほどである。しかし翼を広げると115cmにもなる。
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この独特のカマのような形になると水平で時速100km弱で飛ぶ。
水平飛行ではもっと速い鳥が何種類もいるが、では獲物を追って直滑降するときはどうなのだろうか。

you tubeに次の実験が載っていた。



速さを目指すスカイダイバーチームがより早く降下するためにファルコンを使った実験を行ったという。12000フィートから落下し、このチームの速さを求めるダイバー自身は時速120kmで降下するという。
 世界一速いと言われてきたハヤブサ実験では、鉛を重しとして麺の布に生肉を挟み込んだ疑似餌を用意した。それを落下させ、ハヤブサに追わせてハヤブサにつけた速度計でその速さを測るというものだ。

時間がない方は、下の小さい画像をどうぞ(上の動画より引用)
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 ハヤブサは翼をまっすぐに水平にひろげると110cmを超えるというのに、一気に急降下する時は身体を空気抵抗の少ない涙型にまとめ落下していく。その間目は獲物を見つめて揺らがない。獲物の落ちるのより早くなければとったことにはならないのだが、ぐんぐんと距離を縮めるとやや翼を広げ、最後に足で獲物を掴みこんだ。
 この実験によるハヤブサの最高値は時速385kmであったという。

*E5系「はやぶさ」は今年、東北新幹線で投入された流線型の新型新幹線である。この名前もまた超高速のハヤブサにちなんだ名前であった。実験によると垂直下降のハヤブサの時速は385kmで、なんとE5系最高実運転速度時速320kmよりも早いということになる。

 小さな体の生き物で高度と条件と精密な機械が揃わないとできない実験であり、様々な実験結果によりいろいろな数値が出ている。まだまだ鳥の速さを確定する技術は確定していないというが、疑似餌を掴む間での空気抵抗を極限まで減らした姿は感動ものである。

 何もない砂漠で、しかも目の良い砂漠の民には、きっと急降下の様子も見えているのだろう。急降下は、実にかっこよくて、アラブの王族や権力者たちのスポーツであり、今なお多くの人がファルコンを高値で取引している。
 ・・・インストラクターの言うことを聞かずに勝手に狩をしてのけたハヤブサのおかげで、その魅力の一端が伝わってきた鷹狩だった。


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by miriyun | 2011-12-18 14:16 | Comments(6)