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タグ:本田孝一氏Web作品展 ( 48 ) タグの人気記事


2017年 01月 25日

『安らかなる魂』The Peaceful Spirit・・・アラビア書道作品

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集

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Web作品No.42
『安らかなる魂』The Peaceful Spirit 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  
・内容:Holy Qur’an Surah ar-Fajr(The Dawn)27~30
  『コーラン』 暁の章27~30

・書体:Jaly-Diwany
ジャリー・ディーワーニー書体
・大きさ:縦210cm×横128cm
・材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
・制作年:2015年
・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia
    マレーシア・イスラム芸術博物館
・撮影:M.Kobayashi


◆作者コメント:
「魂」はあるのであろうか。あるとしたらどんな形をしているのであろうか。形のないものとしても、どこにあるのであろうか。また、魂には感情があるのであろうか。
 コーランの「暁の章」という短い章の終りの3節では、「安らかな魂よ」と、直接魂に呼びかける崇高な言葉が記されている。
 「おお、安らかなる魂よ、喜び、満たされて汝の主の元に帰りなさい。汝は我がしもべのうちに入りなさい。そして我が天国に入りなさい。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                     

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by miriyun | 2017-01-25 22:07 | Comments(0)
2017年 01月 22日

『青の流砂』Blue Quick Sand・・・アラビア書道作品

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集

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                       ↑ 画像の上でクリックすると大きくしてみることができます。(You can click this photo to see a larger image.)



Web作品No.41
『青の流砂』Blue Quick Sand 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  
・内容:Holy Qur’an Surah ar-Rum 40~60
  『コーラン』 ビザンチン章 40~60

・書体:Thulth style スルス書体
・大きさ:縦197cm×横330cm
・材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
・制作年:2015年
・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia
    マレーシア・イスラム芸術博物館
・撮影:M.Kobayashi

・作者コメント:
砂漠にいた時、「流砂」というものを見たことがあった。
私たちがたまたまテントを張って夜を明かした涸れ川(ワージー)の傍にあった砂丘はひゅうひゅうと音を立てて一晩中流れていた。
風は絶えず砂の表面に吹き付け、砂を巻き上げていた。特に夜明け方は、砂丘は濃紺の世界に変わり、幻想的であった。 
    
               
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                     以上、公式。


◆作品群を見てきて

 本田孝一氏の作品を紹介させていただいて、もう9年がたった。
 
 本田氏の作品の多くが美術館に所蔵されている。
大きさも美術館サイズで、これまでも青の砂漠・赤の砂漠や知恵の七柱など大きな作品が多いが、今回の『青の流砂』はまた格別に大きく、アトリエ全体が砂漠のイメージに包括されたようで初めて見たときに思わず感嘆の声を上げたほどだった・・・。

 本田氏も初めは作品も小さめで、アラビア書道の常道としての装飾も試していたということだ。
しかし、ある時サウジアラビアでの生活など自分の砂漠での経験を基にしたインスピレーションを作品に投入し始めた。章句のイメージデザインと深みのある色彩の上に、伝統的書法に基づいた文字がデザイン性をもってリズミカルに配置された。

 こうして、目で見ても読んでも魅了される作品となり、ここに章句のイメージを大切にしながら新たな境地の書道アートが完成していったのだ。
 以来、次々と創作される作品群に接し、こうして世界に紹介させていただいていることに身が引き締まる思いでいる。

 なお、まだ先のことだがマレーシア・イスラム芸術博物館所蔵の本田孝一氏の作品を日本の美術館で展示しようというプロジェクトが進行中で、作品展はおそらく来年2018年ということで、来年が待ち遠しい。


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by miriyun | 2017-01-22 08:38 | Fuad Kouichi Honda | Comments(4)
2016年 11月 12日

『砂漠の雷』The Desert Thunder(1),(2),(3),(4)

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集
(1)↓
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(2)↓
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(3)↓
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(4)↓
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Web作品No.37 38 39 40
『砂漠の雷』The Desert Thunder(1),(2),(3),(4)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~    
・内容:Holy Qur’an Surah ar- Ra’d (The Thunder)
『コーラン』雷の章 (1)1~9、(2)10~18、(3)19~31、(4)32~43
・書体:Thulth style
   スルス書体
・大きさ:縦214cm、横146cm
・制作年:1997,1998
・材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
・所蔵先:Islamic Arts Museum Malaysia
     マレーシア・イスラム芸術博物館

・コメント:砂漠でも雷が鳴る。雨が降る前だ。アラビア砂漠では2月の初めに雨の季節がやってくる。
漆黒の闇をつんざいて花火のように稲妻が走る。中には地面からも光の線が上がり空中で放電する。恐ろしい音が空間を支配する。
コーランでは雷についての章がある。雷は恐ろしい存在にあらず、雷はその光と音で神を讃美していると書かれている。何とコーランの素晴らしきかな。

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by miriyun | 2016-11-12 16:03 | Fuad Kouichi Honda | Comments(2)
2016年 09月 29日

『夕暮れの開端章(アル・ファーフィハ)』Al-Fatiha(The Opening Chapter) at Sun-set

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集

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Web作品No.36
『夕暮れの開端章(アル・ファーフィハ)』Al-Fatiha(The Opening Chapter) at Sun-set
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  
・内容:Al-Fatiha(The Opening Chapter) at Sun-set 
「夕暮れの開端章(アル・ファーフィハ)」
・書体:Nastariq(Farisiy) style ナスタアリーク(ペルシャ)書体
・大きさ:縦81cm×横168cm
・材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
・制作年:2013年
・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia
    マレーシア・イスラム芸術博物館

◆作者コメント:
 コメント:バックが青の開端章とペアーをなす作品。こちらはペルシャ書体で書いた。ペルシャ書体は線の優雅さが特徴。ペルシャ書体は夕暮れの空となぜかマッチする。

リンク⇒青の開端章
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                       以上、公式。

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by miriyun | 2016-09-29 04:59 | Fuad Kouichi Honda | Comments(0)
2016年 09月 29日

『水の聖板』The Sacred plate of Water・・・アラビア書道作品

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集



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Web作品No.35
『水の聖板』The Sacred plate of Water
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  
・内容:Holy Qur’an Surah al- Anbiya’ 19~35
『コーラン』預言者たちの章 19~35
・書体:Thulth style スルス書体
・大きさ:縦306cm×横125cm
・材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
・制作年:2013年
・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia
    マレーシア・イスラム芸術博物館

◆作者コメント:
 この章の中には重要な言葉が含まれている;「神はすべての生きものを水から作られた。」水はすべての生きものの源である。水から生命が生まれたことは現代科学が証明している。いまだ科学が発達していなかった時代に示されたコーランの中にこのように深い真理が述べられているとは。
作品は、水のほとばしりに見立てて下から上に文字列を5本並べて書いてみた。

                    以上、公式
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*<参考>
 ご質問がありましたので、ブログ主がご鑑賞の参考までに書かせていただきます。個人的鑑賞ノートといってよいものなので、興味のある方だけどうぞ。


 今回の作品は本田孝一氏による作品群の中でも異色の彩色のない作品である。
それは何を意味するのだろうか・・・。
 
 作者の「水のほとばしりにみたてた」という言葉の通り、伝統的スルス書体による文字列に圧倒される作品である。
 この文字列がどのように組み立てられているかを見ていこう。
右列から左列へと読み進む。水のほとばしりであるから、もちろん右下が最初の言葉にあたる。

右下から上へと次の言葉が連なる。スルス書体はもともと上に積み上げてあらわすことが出来る文字であるが、文字そのものの厳格なつくりを崩してはならない。その上で上へ上へとデザインして積み上げていくのであるから、作者自身の思いをあらわそうというエネルギーがなければこれだけの文字を完璧にデザインすることなどできない。しかも、この文字列がただ長く並んでいるわけではない。

 その文字群にリズムがあり、いのちが宿る。

 それは何故なのか?

 

ここで右の列に書かれた19節から22節までを並べてみよう。
(作品の中では19節の上に20・21・22節と上へと積み重ねられている。
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◇この文字を見て、何を感じるか。
世界中の詩にも意図されてあらわれるもの・・・それは「韻」である。

読まれるべきものとして(まさにコーラン、クルアーンの意味)構成されたコーランはかなり多くが韻をふむ。
とくにこの章ではヌーンという文字が各節の最後に現れる。読み方はすべてヤ〇〇ウ~ナ

 横に2~5文字くらいが並んではその上にも積み重なっていくこの作品において、ヌーンだけは一文字で表わされ、そこが節の切れ目ともなり、また「ほとばしる水」の切れ目にもあたる。
 そのヌーンが美しく揃ってデザインされているからこそのリズムであり、美しさであり、いのちを感じるところなのだ。

 だからモノクロの文字列からなるアートなのである。



◇最後に気になる水の節について。
右から4列目の一番下の文字列があり、そこにはこの節が書かれている。
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この中ほどに
  「神はすべての生きものを水から作られた。」という言葉がある。このことばのイメージが作品作りの基盤になっている。(この章の全体を知りたい方はこちら)


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by miriyun | 2016-09-29 04:29 | Fuad Kouichi Honda | Comments(2)
2016年 09月 24日

『タスビーフ(讃美する宇宙)』 Tasbih (Universe in Glorification)・・・アラビア書道作品

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集
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Web作品No.34
『タスビーフ(讃美する宇宙)』 Tasbih (Universe in Glorification)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  
・内容:Holy Qur’an Surah al- Isla’ (Night Journey) 44
     『コーラン』夜の旅の章 44
・書体:Thulth style スルス書体
・大きさ:縦151cm×横127cm
・材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
・制作年:2011年
・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia
    マレーシア・イスラム芸術博物館

◆作者コメント:
 アラブのベドウィン(遊牧民)は夜、旅をする。
昼は太陽光線が強すぎて行動できないからだ。私は、現地調査でサウジアラビアにいる時ベドウィンたちと何度か夜旅をしたことがある。暗闇の中を北極星だけをたよりに進む。北極星が今どこにあるのか常に見ていなさいと言われた。北極星のことを彼らは、「アル・ジュディー」(الجـــدي)と言っていた。どこかで聞いた覚えやすい名前だ。例えば「アル・ジュディー」を右に見て進んでいれば西に進んでいることになる。「アル・ジュディー」を見失ったら、あるいは雲で覆われた時は先へは進めない。そこで留まらなければならない。そのまま行ったら死の迷い路に陥る。

 アラビア語で「夜の旅」を表わす特別な言葉がある:「アル・イスラー」(الإســـراء)だ。
コーランの中には「夜の旅」と冠した章がある。その章の中には、コーラン全体で見ても最もすばらしい章句がある。44節である。
「7つの天と大地、またその間にあるすべてのものは、神を賛美している。いかなるものも神を讃美しないものはない。だがあなた方はそれらが讃美していることを知らない。神は忍耐強く,寛容であられる。」

満天の星に抱かれ私はラクダの背に揺られながら、この章句を何度も口ずさんだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                       以上、公式。


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by miriyun | 2016-09-24 07:31 | Fuad Kouichi Honda | Comments(4)
2016年 08月 29日

『智恵の7柱』Seven Pillars of Wisdom(4)及び(5)

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集
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Web作品No.32 ↑
    「智恵の7柱」(4) Seven Pillars of Wisdom(4)
 
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
内容:Holy Qur’an Surah al-Insan25-31
『コーラン』 人間の章25-31
書体:Jaly-Diwany style,
  ジャリー・ディーワーニー書体
大きさ:縦256cm、横109cm
材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
制作年:2013
所蔵先:Islamic Arts Museum Malaysia
   マレーシア・イスラム芸術博物館
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                         以上、ここまで第4作


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆引き続き、シリーズ第五作をどうぞ!

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Web作品No.33 ↑
    「智恵の7柱」(5)Seven Pillars of Wisdom(5)
 
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
内容:Holy Qur’an Surah al-Furgan53-59
『コーラン』 識別章53-59
書体:Jaly-Diwany style,
  ジャリー・ディーワーニー書体
大きさ:縦256cm、横109cm
材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
制作年:2014
所蔵先:Islamic Arts Museum Malaysia
   マレーシア・イスラム芸術博物館
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◆このシリーズ作品の既出分
『智恵の七柱(1)ー讃美』 The Seven pillars of Wisdom(1)はこちら→http://mphot.exblog.jp/18090461/


『智恵の7柱』Seven Pillars of Wisdom(2)及び(3)はこちら→http://mphot.exblog.jp/25931654/

◆尚、この作品は智恵の七柱というテーマに沿って7部作となっている。
続編が出来次第また追って続きをお伝えします。

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by miriyun | 2016-08-29 23:13 | Fuad Kouichi Honda | Comments(0)
2016年 08月 26日

『智恵の7柱』Seven Pillars of Wisdom(2)及び(3)

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集
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Web作品No.30 ↑
    「智恵の7柱」(2) Seven Pillars of Wisdom(2)
 
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
内容:Holy Qur’an Surah an-Nur(Chaters of Light)41-45
『コーラン』 光の章41-45
書体:Jaly-Diwany style,
  ジャリー・ディーワーニー書体
大きさ:縦230cm、横94cm
材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
制作年:2011
所蔵先:Islamic Arts Museum Malaysia
マレーシア・イスラム芸術博物館
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


◆引き続き、シリーズ第三作をどうぞ!

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Web作品No.31 ↑
    「智恵の7柱」(3)Seven Pillars of Wisdom(3)
 
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
内容:Holy Qur’an Surah TaHa 130-133
『コーラン』ター・ハー章 130-133
書体:Jaly-Diwany style,
  ジャリー・ディーワーニー書体
大きさ:縦226cm、横94cm
材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
制作年:2011
所蔵先:Islamic Arts Museum Malaysia
マレーシア・イスラム芸術博物館
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

尚、この作品は7部作。追って続きをお伝えします。
既出の『智恵の七柱(1)ー讃美』 The Seven pillars of Wisdom(1)はこちら→http://mphot.exblog.jp/18090461/



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by miriyun | 2016-08-26 22:46 | Fuad Kouichi Honda | Comments(0)
2016年 08月 17日

『祈りのピラミッド(3)』The Pyramid of Prayer (3)・・・アラビア書道作品

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集

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Web作品No.29
    『祈りのピラミッド(3)』 The Pyramid of Prayer(3)  
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・内容:Holy Qur’an , Surah al-Hujurat 13
  『コーラン』部屋の章13
・書体:Thulth style
   スルス書体
・大きさ:縦187cm、横237cm
・材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
・制作年:2013年
・所蔵先:Islamic Arts Museum Malaysia
    マレーシア・イスラム芸術博物館
・作者コメント:かつてピラミッドの表面には文字が書かれていたという。
「人々よ、神はあなた方を男と女とで作った。そしてあなた方を民族と部族とに分けた。それはお互いに知るためである。神の元で最も尊き者は最も敬虔な者である。神はすべてを知るお方である。」
 これは、人類へのメッセージであろう。
                        (以上、ここまでが公式)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ご覧になるそれぞれの方の感性で作品を鑑賞してください。


(参考)
 ここからは私的鑑賞ノートですので、興味ある方のみどうぞ。

 「祈りのピラミッド」シリーズの一つであるが、ラピスラズリを思い出させるような青のピラミッドの中に文字配置の巧みさが隠されている。ピラミッドの頂にはビスミッラーヒに始まるバスマラという語句が置かれている。その下には同じ文字ではないもののジームとアインが左右に相対するようにある。

 そして、何よりも安定感と美を感じさせるのが中心部にタテに3つのカーフ ك が並び、ヨコにも3つのカーフが並んでいることである。カーフの文字の右へぐうっともっていき、筆(竹ペンです)を反転させて、今度は左へ力強くラインがはしり、左端でちょっと持ち上がってそれぞれに次の文字につながっていく。
 カーフ堪能作品と心の中で思っている。

 このカーフの横線とたくさんの単独アリフ(頭にカギのついたややしなりを見せながらタテにのびる文字)やラームなどのタテのラインが交差する。
 そしてもちろん列の終わり(左側)の文字の並びは耳に聞く韻とは別の、目に見える韻となって連なっている。 
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by miriyun | 2016-08-17 10:20 | Fuad Kouichi Honda | Comments(4)
2016年 07月 10日

『讃美する直列七星』 Seven Stars Standing in Glorification・・・アラビア書道作品

A Gallery of Arabic Calligraphic Works of Fuad Kouichi Honda
   ≪本田孝一氏Web作品展≫・・・ アラビア書道家・本田孝一氏の作品を紹介する特集
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Web作品No.28
『讃美する直列七星』 Seven Stars Standing in Glorification
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  
・内容:Holy Qur’an Surah al- Mulk 1~5
『コーラン』 大権章 1~5

・「大権章」3節には、「神は7つの天を一層、一層作られた。慈悲深き神の
 創造にいかなる不調和もない。」との描写がある。
 その言葉に触発されて作品を制作。
・書体:Jaly-Diwany style,
  ジャリー・ディーワーニー書体
・大きさ:縦276cm×横102cm
・材質/技法:(文字)レタリングゾル・ドローイングインク
      (彩色)アクリル絵の具
・制作年:2013年
・所蔵先: Islamic Arts Museum Malaysia
    マレーシア・イスラム芸術博物館

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                   以上、公式。

これ以降はブログ主の私見ですので、鑑賞の参考までに。

◆本田孝一氏は、自身で述べられているが、初期はイスラームの書家たち同様、紙の周辺に装飾を描いていた。
 しかし、これが自分が目指すアラビア書道作品ではないと感じ、ある時、装飾をさっぱりと取り去ってみた。するとそこに文の本質だけで表わす空間が広がった。
 文字や装飾をびっしりと埋め尽くす中東式ではない。
空間の余地に余韻を持たすところが日本の余白の美とつながっていた。

 
 とくに宇宙観とコーランをあらわすアラビア書道を同期させていく手法は本田作品の原点である。青を基調とした作品が多いなか、ここではピンクを使いながら宇宙空間との間には青白く光る層があり、そのために7つの天と周辺の星のある宇宙空間の背景とが調和している。
さらに7つの天を一層ずつ重ねてのイメージがこの青白き空間から解き放たれていくようである。


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by miriyun | 2016-07-10 19:35 | Fuad Kouichi Honda | Comments(6)