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クロホウジャク

クロホウジャクのホバリング 

先日、花を撮影していてとても気になる生き物がいた。
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口吻の長さの長いこと。この時はコスモスだったので、こんなに長くなる必要はないが、花の中には蜜までの深さがとても深いつぼ型の花も多い。そんな花々に対応して口吻が長く発達したクロホウジャクだった。


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クロホウジャクはスズメガ科でほっそりとした三角形の翅をもち、これをすばやく羽ばたかせて飛ぶ。その姿が気になりカメラをかまえてみたが、思いのほか、速い。
いや、よく見えないくらい速い。

なんとスズメガ科は時速50kmにもなる種がいるというくらいで、速いのには定評があるのだった。


もちろん飛び方がパタパタとかヒラヒラという言葉は全くあてはまらない。
ヒュン!(移動)
ピタッ(花の前で空中停止し口吻を蜜に差し込む)
ヒュン!(移動)
----という動きであった。

この飛びかたはハチと似ている。
しかし、蜜を吸いかたは異なる。
見ていて脳裏に浮かんだのはハチドリの飛びかたと蜜の吸い方だった。


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また翅を素早く羽ばたかせる事で空中に静止(ホバリング)することもでき、その状態で樹液や花の蜜を吸引している姿.

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シャッタースピードをかなり速くしたが、それでも飛んでいるときの羽は動きが凄まじい。
それでいて、頭から尾翼までの体幹にブレはない。人間がこれ程腕をぶん回したら体幹もブレブレでしかも腕がちぎれてしまうだろう。


◆生物の世界は面白い。
何てすごい能力があるのだろうと見入ってしまう。

名前が似ている生き物がいる、
スズメバチ
ハチドリ
ホウジャク
スズメガ


漢字であらわすと、雀蜂 蜂鳥 蜂雀 雀蛾になる。
何が何だかというくらいの名前だが、
スズメバチは蜂、絶対近づきたくない危険な蜂である。
ハチドリは鳥
スズメガは蛾
----というように、命名の原則に従って後ろにあるのがその種をあらわす。
ところが、スズメガ科のホウジャクは雀ではない。蛾である。しかも蛾らしさのうすい蛾でなのでわかりにくい。

ホウジャクを初めて見てハチドリをイメージしたのは、ハチドリかと一瞬疑うほど、ホバリング状態で蜜を吸うからだった。
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ハチドリは中南米の鳥で日本にいない鳥なので、フリーの写真をお借りした。



ホウジャクなどのスズメガ科の昆虫はあまりに高速で移動する為、実態が見えにくい。

だからハチやハチドリと見間違えることが多く、ブラジルではスズメガの事をmariposa beija-flor(ハチドリの蝶)と呼んでいるそうだ。(Wikipedia情報)


口吻が発達していて、様々な植物の花の蜜を吸引するが、樹液にも集まる。
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蛾なので本来は夜活動するはずだが、クロホウジャクは蝶のように昼間に活動する。
とても蛾には見えない高速飛翔昆虫だった。

ほんとうに生物は多様で、驚きに満ちている。

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by miriyun | 2016-11-28 10:53 | Comments(4)

きらめく糸

朝もやの中から  

もやが引き、朝の光があふれだす。
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するとそこに煌めくものが現れた。



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ビーズのように連なる水滴

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クモの生業(なりわい)のもとである糸でさえ、煌めいて見えた朝だった。



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by miriyun | 2016-11-24 23:19 | Comments(2)

青い羽根

カモにこんな青があった     

日曜日、朝靄で近所の家もスモークがかかっているような感じ。こんな後は晴れるので、カメラを持って散歩してみた。富士山は朝靄で全く見えない。

近所の池まで足を延ばす。池といってもたいそうな池ではなく葦がほんの少し生えた一周しても3分もかからない水たまりに近いような池である。しかし丘に囲まれた谷にあたるところなので川が入り込むわけでもないのに昔から池になっている。周り中が住宅地になってもここだけは小さな生物たちの拠り所として残っているのだ。

朝なので、エサを獲るカルガモがいた。
徐々に近づいてその様子を見る。整備もされていない池なので枯れた葦も枯葉も一杯なので魚は、見えない。でも鳥たちにとっては大事な狩り場なのだろう。

近づきすぎて飛び立ってしまった。
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  う〜ん、カルガモはこんなにキレイな青い羽根を持っていたんだ!


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ここの写真は全て一連の動きを続けて撮ったので、カメラの設定は一定のままである。
すると、緑にも見えるのは鳥や虫に特有の構造色だろうか?
✳︎構造色 例) クジャクやタマムシの向きによってミドリや青に見えるつくり

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池の向こう側に降り立つ


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いつもの池の上に浮かぶと、いつものように茶色の姿。青い羽根は全く見えなくなってしまった。

鳥たちの飛ぶ時だけ美しい色が見えるというのは、鳥にとってどういう意味があるのだろう---
と、こんなことを考える時間がある。
日曜日の早起き散歩の一コマだった。

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by miriyun | 2016-11-21 07:14 | Comments(2)

ツタの色で知る秋

1.秋色見つけた~   

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ツタの色で知る秋の深まり・・・。


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萩のようだけれど、11月に花が咲いていて葉が丸くない。どういう種類なのだろう。
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公園にも花は少ない。しかしいろいろな色の実がなりだし賑やかになってくる。



2.ウラナミシジミ 

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なぜか花ではないところにばかり来ている蝶がいた。

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 夏から秋まで、本州から沖縄で見られるシジミチョウの仲間。

 翅の裏側は、白と褐色のさざ波模様があり、後翅隅に2つの黒斑と橙色の部分が見られる。
幼虫は、マメ科植物(フジマメ、アヅキ、クズなど)のつぼみ、花、実を食べる。
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by miriyun | 2016-11-13 14:26 | Comments(4)

光と花と

光と花と 

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透けるほどかよわい花弁であるけれどそのフォルムには隙がない。
繊細なガラス細工のような貴女

 光をどう受けるかで花たちの表情がちがってくる。


*コスモスをめぐる光と色の世界は実に豊か。
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クリームイエロー

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ピンクも軽やかにはじける

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光がそれると、ぐっと紫に近くなる。

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 ざわつく風の中でかろうじて正面からとらえた花は、
  なんと不思議な色もようであることよ!
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by miriyun | 2016-11-10 01:49 | Comments(2)

富士山遠景

   

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    寒くなり空気が澄んでくると
       富士山を見つめたくなる

     シルエットでさえ、やはり富士山は別格・・・。


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by miriyun | 2016-11-09 00:11 | Comments(2)

温もりとフォルム

     
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  花弁のやわらかなフォルムが
       ぬくもりのある空間をつくりだす
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by miriyun | 2016-11-08 07:04 | Comments(2)

みどりの空間…コスモス(2)

質感とフォルム 

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 緑の枝葉にあたった陽が
  コスモスの花弁まで緑に染めあげていく 

 花弁の質感
   葉の先端の色の変化も楽しい、
   絵画のような・・・みどりの空間   
   
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by miriyun | 2016-11-08 00:24 | Comments(0)

11月のコスモス畑

コスモス  
コスモスって夏前からも咲くけれど、一般的には赤とんぼのころと思っていた。でも11月でもしっかりと咲いていた。暑い秋だったからなのだろうか。
コスモスはさわやかな花と言うイメージだけれど、新しい感覚で撮れたらいいな・・・。
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中心部に濃いピンク、そして花弁もいろがまざっている。

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 白地にクリームイエローが入ったコスモス
淡い色で可憐に揺れていた。


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白い花弁の外側にピンクでふちどり。

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これは普通のピンクのコスモスだが、林を超えて最後の夕陽がこの一輪にあたった。
  いつも見ているコスモスピンクとは異なる彩度が高く、ぬくもり感もあるのはやはり夕陽の色がくわわったからだろう。


2.賑やかな花畑 

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いろいろなコスモスが強い風に波打つ。一気に揺さぶられて細い枝葉は何十センチも左右に行き来する。
夕刻の最後には蜜集めの虫たちも必死で動き回るし、
風と花と虫と、賑やかな花畑だ。

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「並んで、ならんで・・」
風ですべての枝葉や花が右往左往する中で、ちょっとした偶然できれいに並んだ。

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花の写真は朝が定番なのに、夕方出かけた花撮りびと。
     夕陽が差し込んでくると普段と違ってあでやかな花に見えてきた。


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by miriyun | 2016-11-06 18:56 | Comments(2)

年月がつくるもの~松本城

年月 


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実は木の木目

それが500年も踏まれ続け、500年もの年月を経て、弱いところが引っ込んで、固い部分が残っていく。
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そうしてできたのがこの洗濯板のような木目なのだ。

場所は国宝、松本城の天守閣における床板。

磨き上げられた床に、この凹凸。
この年月を経た床を見るだけでも、コンクリートや新建材でつくった建物とは風格が違った。

 



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by miriyun | 2016-07-28 03:20 | Comments(6)