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トルコ家庭料理…セロリ・ネギ・インゲン 

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 トルコ家庭料理の店では
 「目からウロコ」の絶品料理ぞろい
中でもこのセロリの根(←最初、株と書いていたのを改めた)の部分、オリーブで煮込んで冷やして

にんじんとディルで飾って、野菜の前菜としてはこれほど美味しいものを食べたことがない。

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ポロネギも甘みがなんとも言えず引き出される料理がある。ゼイティンヤール プラサ(オリーブで煮込んだポロネギのメゼ)
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何の変哲もないインゲンのようだが、う~ん、これもおいしい。(ターゼ・ファスルイェ)
トルコのしっかり味のある野菜
    そしてそれをじっくり引き出す料理法・・・見事なり!!

~~~*~~~~*~~~~*~~~~*~~~~*~~~~*~~~~*
≪追記≫
 ”通りがかり”さんから、一番上の写真のセロリの株というところにたいしてこれはフェンネルではないかというご意見をいただいた。また、上に緑の葉がのっているがこれもフェンネルかもしれないというご意見である。
 フェンネルの株というのを調べてみたら、フローレンスフェンネルというのはとても大きくなり、株もとても太くなるということがわかった。
 また、これまでちっとも知らなかったが、何とハーブとして知られているコリアンダー・チャービル・ディル・フェンネル、それにパセリ、三つ葉、みんなセリ科の植物だった。
 
 世界にはセリ科の植物が418属3100種もあるということなので、調べればもっともっとこれも~というのがでてきそうだ。
 さらに「ディルとフェンネルの違いを教えてください」という私も知りたい投稿もあったが、答えは掲載されてなかった。つまり、もともと非常に似たものでありフェンネルが多年草で、ディルが一年草であるという違いと、フェンネルのほうが大きいということである。
 さて、肝心のセロリの株というのは「セロリ」というのはこの店で聞いた言葉であり、「株」かなと思ったのは自分である。トルコではセロリの株はないということならフェンネルという可能性も強まるが株ではなく集合体という可能性もないではない。お店だけが真実を知るということで、いつか確かめてみたいと思う。なお、セロリもセリ科であるので似ているのもうなづける。

≪さらに追記≫
 さらに、トルコに詳しい方から、これは「セロリの根」だというコメントもいただきました。英語名セロリアックという根の部分を主に食するセロリで、レストランがセロリといっているなら、ほぼ間違いないだろうということです。(そういえば、最初のコメントの方もトルコのセロリは根セロリなので・・・とあった。もし株ならばフェンネル・・・という流れだったのだ。)
 上にのっているのもディルだろうということである。
セロリアックも調べてみたら、日本ではなじみがなくてもトルコから欧米は一般的な野菜らしく、ゆでたりして、煮込んだりするとやはり芳香があるという。
 
 ◎コメントのおかげで次々とわかりました。
「セリ科の植物」のいろいろととセロリアックを知ることができたことに感謝!
 う~ん、それにしても奥が深い、セリ科の植物であることよ・・・

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by miriyun | 2008-03-14 07:12 | トルコ | Comments(12)

ナスレッディン・ホジャの笑い

 中東の笑いの世界について
1、まずは次のブログを紹介させていただく。
  中東ぶらぶら回想記・・・「ニュースのお時間です」は最新のニュースが独自の視点で語られていて、中東情勢 について読み応えがあるので、おすすめだ。また、笑のつぼが異なることや、ジョーク・ エジプトのノクタなど最近楽しませてもらった。
 
 *エジプトのノクタではサイーディーが主人公として登場してくることが多いらしい。日本でも、落語なら八っつぁん、とかよく使われる名がある。頓知なら一休さん話とかが有名。


2、そういった楽しい話はどこの国でも何かしらあるのだろうが、かなりの国に翻訳されて読まれ愛されていると思われるのがナスレッディン・ホジャだろう。

 トルコの頓知話なのだが、ナスレッディン・ホジャは1208年、トルコ・アナトリアの中央部のシブリヒサールの町の近くのホルト村に生まれたという。のちに、アクシェヒールに移り住み、一生のほとんどをすごすことになる。幼い頃から頓知に富んだ子どもであったらしいが、年をとるほど味のあることを言ったというのだ。1284年になくなったということなので76歳という当時としては長寿であったわけだ。

☆ホジャの小話とはどんなものか。
     ーーーーー 心づけーーーーーー
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 ホジャはハンマームにいった。みすぼらしいなりをしていたので、風呂番たちはホジャをいい加減にあしらい、ちっぽけな石鹸と、やぶれた手ぬぐいをよこした。
 風呂を終えてから、ホジャは一人一人に金貨を配った。風呂番たちはびっくりした。ていねいにもてなせば、もっとたくさんの心づけをくれたかもしれない。
 次の週、ホジャはまたハンマームにいった。今度は、風呂番たちはホジャをスルタンでもきたかのように丁寧にもてなした。マッサージをしてもらい、香水を振りかけられた後で、ホジャは、風呂番たちに使いでもない小さな銅貨を渡してやった。
 一同がっかりしているところで、ホジャはしたり顔で言った。
「こいつは、この前の時の分じゃ、この前渡した金貨は、今日の分じゃ!」

      ーーーーーー 重荷ーーーーーー
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ホジャは、市場で袋いっぱいのジャガイモを買い、袋を肩に担ぎ、ロバに乗って家路に着いた。しかし、途中で出合った友人が声をかけた。
「ホジャ、片手で袋を担いで、片手で馬の手綱を取るなんて大変じゃろ、なぜ、袋をロバの背に背負わんのかね?」
「ロバはわしという大きな荷物を運んでいるんじゃろうが。それ以上負わせたらかわいそうじゃから、わしが、荷物を運んでおるんじゃ」   
          (小話・絵ともイスタンブルで購入の『ナスレッディンホジャ小話集』)より引用
          

☆上は見た目で判断する人々・人物そのものを見ない人を笑い飛ばしている。
下の重荷は、どの世代でも無心に笑えるロバもの。

 ホジャのお話の笑いには、このほかにもいろいろな笑いがふくまれているが、人をおとしめるものではなく朗らかに笑い、苦しい生活の民衆を励ますような笑いだ。だからこそ、時代を超えて長く伝えられてきたのだろう。

 トルコにはホジャにまつわる銅像や記念のものが当然多いのだが、下の銅像は他の国のものである。 
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 これはウズベキスタンのブハラ(ブハーラー)、ナディル・ディワン・ベギ・モスクの前の公園にあったかなり大きな銅像。すると少なくともウズベキスタンの人にとって馴染み深い人物なのだろう。

 もともと東から西へと移動してきたトルコ民族であるので中央アジアから東はトルコ語(又は類似点の多い言語)が思った以上に使われている。例えば、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、トルクメニスタン、ウズベキスタンや中国ウイグルなどである。
 
 以前に、東京ジャーミーでであったウィグル自治区からの留学生は、トルコ系の人たちとは不自由なく話せると言っていた。 するとこのホジャの話もシルクロードの各地に知られている可能性が高い。

 工芸や建築のほかに、こうした話も文化の伝播の一つなのだ。
 
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by miriyun | 2006-05-21 02:35 | 中東について | Comments(6)

トルコ絨毯(2)…トルコ結びギョルデース

 アナトリアの絨毯は14世紀頃から、トルコ民族によって発展した。羊毛を年とった女性たちが紡ぎ、男たちが染色し、そして若い娘たちが自分の結婚後の家を飾るための絨毯を丹精込めて織ったといわれる。
 今でも、絨毯の織り手は若い女性である。若くて指が細くなければ細かいノットの絨毯は織れない。目も良くないと間違えてしまうので、視力が落ちたらこの仕事を止めなければならないのだ。
 ヘレケの場合はスルタンのハミット2世が絨毯スクールを創設し少女たちに絨毯作りを学ばせた。しかも、そこでは、ブルサ産の上質のシルクを使って絨毯を作るために尚更、細やかな動きのできる指が必要だったのだ。
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                    ↑ カッパドキアの絨毯工房
 働く時間については、ウールの絨毯の場合は、一日中できる。シルクの絨毯の場合はきめが細かくて目が疲れるので一日に3時間しか織らない。また、シルクの絨毯は才能ある織り子さんでないと織れない。大きいサイズのものは2~3人でいちだいの織機に並んで織る。シルクの絨毯の優れたものは小さくとも3年かかるものもある。

 「世界で一番強いのはトルコのヘレケの絨毯である。」と工房の人は豪語した。シルクがウールより強いとは思わないが、世界のシルクの絨毯の中では強いかもしれない。トルコの自慢はトルコ結びギョルデース)という絡め方にある。
                 ↓ トルコ結び
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 1㎝四方に10×10、すなわち100ノットをこえる物は絨毯はタペストリーとする場合が多い。


絨毯のよしあしは、このパイルの打ち込みの細かさ、糸の質、染色のよさ、デザインなどに左右される。もっとも、使うものであるから、使う部屋に似合い使う人が気に入ることが一番ではあるが・・・
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    ↑ 生命の木のデザイン、周囲に中国由来の雲のリボン文様もある。

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by miriyun | 2006-02-20 14:51 | 絨毯・キリム | Comments(6)

絨毯の図案…それでわかる?

 トルコカッパドキアの絨毯工房。染色した糸が縦型織機の上からつるしてある。糸の色は草木染・化学染料・それにカッパドキアだけの泥・土染めがあるという 
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 柄の打ち込みにあたり、絨毯やキリムの織り子はどうやってデザインを知っていくのか。
① 色・柄は紙にデザイナーが描いた図案を見ておこなう。
② パキスタンの一部でおこなわれているというターラムという表に記号で順序・色をあらわして読み上げるという方法
③ キリムやギュル文様のトルクメン絨毯のように伝統的なものは、図案なしで伝統と記憶と自由デザインによっておこなう。

 大きく分けるとこのようになるが、絨毯工房では、ほとんどの国が①の図案による。確かにどこでも、縦型織機の間に挟んだりつるしたりしている。
 しかし、よくよく見ると、常にぴったり合う図案を見ているわけではない。例えば、上の織り子さんの膝元と右上にはさみこんである図面を拡大してみよう。
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↑上の図案と織られた絨毯は明らかに位置が異なる。

 実は上の図案を180度回転すると、次のようになる。
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 これならば、上の織られた絨毯と一致する。しかし、実際のところ見ていた範囲ではいちいち回転させてはいない。「いや~、回転させてるんだよ」と反論もあるかもしれない。実際、回転させる場合もあるだろう。
 では、次の場合はどうだろう。絨毯というものは基本的には左右対称なのだが、この花柄を絨毯の左側で織る時はどうするのか?この場合は図案を回転させても同じにはならない。下の図のように左右を反転させなければ同じには見えないのだ。
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 つまり、左右や上下反転のすべての図面がなければ織るのは困難だろうに、彼女らは与えられた図面をみて反転させた図柄を頭の中で描きつつ、指を動かしているのだ。しかも、図案は置いてあっても、いつ見ているんだろうかという速さでパイルを絡めていく。
 
 職人・熟練という言葉が、若さに関わりなくよぎっていく。


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by miriyun | 2006-02-18 12:55 | 絨毯・キリム | Comments(4)

小麦畑と脱穀の様子

 西アジアは小麦の原産地だ。ホブズ・ナン・エクメッキなど国によって呼び名は様々だが、パンはみな抜群においしい。そして小麦畑の風景はすばらしい。
 今回は、その中からトルコの小麦畑と脱穀方法の一つを写真で紹介しよう。
まずは、これがトルコ中部の広大な小麦畑だ。
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では、私の好きな「How to~」・・・脱穀の巻
① この一面の畑で小麦を刈る。刈り取った麦の束は無造作に積まれる。
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② 収穫した小麦を農道にばら撒き、その上をトラクターでひいていく。この道を通る車にひいてもらう(追記)。
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③ はきよせて、軽いワラくずと小麦を分ける。手前の黒い部分は通常の車の通る幹線道路である。
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④ 小麦だけを袋につめる。
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⑤ 農道にワラくずだけが残る。そのうち、風に飛ばされ畑に戻る。
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 写真はいずれも高速で走行中のバスから1/1000~1/2000シャッタースピードで撮影したものである。 したがって、撮影地はそれぞれ異なる。つまり、この農道に沿ってあちらこちらでこの作業が行われていたということである。

 この脱穀方法だが、米には使えない。米はもろいのでこんなことをしたら粉々に壊れてしまう。殻の固い小麦ならではの方法でなるほど大量の小麦を扱うのにいい方法だと思った。

☆ この話をしたら、S氏から中国も車による小麦の脱穀をしているとの情報をいただいた。
もしかすると、アジア各国を調べたらおもしろそう・・・・と思ってしまった。


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by miriyun | 2006-02-06 02:36 | トルコ | Comments(2)

農村の風景

 トルコは起伏がある中に山がそびえ、畑はなだらかにどこまでも続く。どこまでも続く畑の線が本当に美しいと思う。また、これらの畑で取れる野菜のおいしさがたまらない。フルーツもしかりである。

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              ↑ あんず干し



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by miriyun | 2006-02-05 03:52 | トルコ | Comments(2)