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2010年 06月 06日

クサールギレンの憩いのナツメヤシ

サハラの砂の中でも、水脈さえ生きていればオアシスも存続する。
ナツメヤシの木が、立ち枯れてきているのを前回見たが、水脈がしっかりしているところではまずは幹の太さに圧倒される。

ナツメヤシ・・・水脈さえあれば 

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クサールギレンのヤシ。
幹がゴツゴツしてどっしりとしている。
ヤシの葉は長く思いっきり腕を伸ばし、その下は人間にも憩いの場になる。
さすがに50度の気温は葉を焦がし痛めつけ、白茶けた葉にしてしまう。

それでも実は鈴なりに実り、
色づいてくれば旅人にも住人にも命の糧となる。

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by miriyun | 2010-06-06 14:03 | Comments(4)
2010年 06月 03日

砂との戦いのあと

砂の彼方に    

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砂塵まいあがる彼方に見えるは・・・。

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深い根元の砂が吹き飛ばされたのか、
かろうじてヤシの木は一本だけかっての高さをたもっていた。
地下の水脈は枯れつつあるのか、
かっては小さなオアシスを形成していたのであろうに・・・。

手前の木はアカシア科の木であろうか。
根元の砂や土はえぐられ、幹も危うい。
そこには砂との過酷な戦いのあとがみえるばかりだった。

それでも、根元に葉がみえる。
まだ、戦いは終わってはいない・・・・


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by miriyun | 2010-06-03 07:18 | 自然(砂漠・ラクダ・蜃気楼) | Comments(9)
2010年 05月 14日

砂漠色のフェネック

 砂漠に溶け込みそうな色を持ち・・・      

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                             撮影:チュニジア
  砂漠のキツネ、フェネックといい、とても小さい。大きな耳とやさしげな目が気になる。体長40cm前後で、尾が20~30cm、耳は15cmほどになる。
 
何でこんなに耳が長いキツネなのか。
一つは獲物をとるため、小動物の立てるかすかな音を聞き分けるためだ。
そして、もう一つは高温の砂漠で生き抜くための放熱の役目を持つ。50℃にもなる砂漠では耳が大きいほうが体温調節にいいのか。同じ体重でも表面積が大きいほうが皮膚呼吸ができる。
 夏の砂漠に行く時だけ、こんな耳がほしい・・・。
 でもトゥアレグのような砂よけの布が巻けなくなってしまうのも困るが・・・。
 こんなことを真剣に考えているこのごろである。

毛皮は昼間の灼熱の日の光から身体を守り、厳寒の冬の寒さのなかで体温を保つ。厚い砂の上を歩くので足裏も毛で覆われている。

砂漠で住むように特化した砂漠対応動物なのだ。
暑い昼はねぐらの穴に入り、涼しくなるのを待つ。

夜の砂漠はいきものでいっぱいだ。その中で、華奢な身体のフェネックはイナゴやトカゲ、トビネズミなどを捕る。川やオアシスがなくとも、捕獲した獲物から水分をとるしくみだという。さらに水分が足らなければ果実や花も食べる。

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こんな砂漠に暮らすため、
  体毛は砂色で、砂漠において保護色となっている。


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by miriyun | 2010-05-14 07:19 | チュニジア | Comments(6)
2009年 08月 31日

砂漠は急変する

1.砂漠のおだやかな朝
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深夜過ぎに吹いていた砂を吹き飛ばすような風は収まり、
静かな砂漠に太陽が顔をだす。
まるで、きょうは一日穏やかですよと錯覚させんばかりの姿だ。

2.砂漠は急変する
 
一見、なんともないような広々とした視界と緩やかな砂丘が広がる砂漠も、日々砂にあおられている。
この日の夜、おそろしい砂嵐がやってきた。
このとき、町の近くに戻っていた。頑丈な大テントで地元の人が食事とダンスを楽しむ場所に行っていた。途中からすさまじい音を立てはじめた。明かりがないからわからないが、もし上のほうを投光器で照らしたならば、砂が渦を巻いているのが見えるんではなかろうかと思った。
よこなぐりの雨が降るという言葉を使うように
         よこなぐりの砂とというのもあるのだ・・・・砂が飛んできてバチバチあたり顔が痛い。
台風の日の暴風と雨の音がおそろしいように、暗闇の砂の暴風もおそろしい。
写真はない。カメラなど出そうものならこの砂嵐の日をもって寿命が尽きてしまっただろう。

◆山の天気が急変するように、砂漠も急変する。

 一日日程がずれて町から遠いところにいたならば砂嵐の中で小さなテントがもったかどうか疑問だ。
 しかし、実際はこういう環境の下で人々は暮らしているのであるのだから、それを砂漠の中で経験してみたかったなという気持ちと、難を逃れられてよかったなという相反する気持ちがある。


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by miriyun | 2009-08-31 06:44 | Comments(2)
2009年 08月 30日

ラクダ’の朝食

木枯らし紋次郎 ラクダ
   
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木枯らし紋次郎という時代劇が思い出された。
主人公が長楊枝をくわえているのが渋かったような・・・。
そんなことを思い出した場面

 ・・・ラクダの朝食
        でもその茎、目の前のクサとは違って節がある植物だね。

反芻(はんすう)動物は、今食べたものか、反芻しているのかわからないときがある。
とくにラクダはこれよりもさらに大きな枝でさえ、突然胃の中から出現させることがある。

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by miriyun | 2009-08-30 08:54 | Comments(2)
2009年 08月 29日

夜明けのラクダシルエット・・・ラクダ31話

砂漠の夜明け&ラクダのシルエッ
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砂漠で眠ると、
   びょうびょうという風の音と、
   ピシッ、ピシッという山羊の毛のテントにあたる砂音だけがする。

それでも、目覚めれば、
 ラクダはなんということなく昨夜と同じ場所で静かに座っているのみだった。
 
逆光の中、ラクダの耳と口元の毛だけが黄金色に光って見えた。
 静かで、まだ涼しい(注)朝の始まりだった・・・。

  *(注)・・・真夏の砂漠は4時ごろには20℃だが、太陽が高く上れば50℃にも達する。

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by miriyun | 2009-08-29 12:22 | Comments(0)
2008年 09月 05日

ラクダだってへたばる!

◆ラクダ
 その優れた特質で「砂漠の舟」とも言われ、古代からのアジア・アフリカの交易史の中で活躍してきたらくだ。
 砂漠に生きる力や体のしくみはこれまで紹介した通りだが、だからといってラクダが暑さを感じないわけではない。50度にもなり、ひたすら座っているしかないラクダ。

◆でもよく見ると・・・時々姿勢を変えている。
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 まわりのラクダがお行儀よく座っている中で中央の白らくだくん、首をぺたりと砂地につけはじめた。そして後脚はひざから上をややあげてお尻を上げた。腹部をちょっと浮かせて、そのままの格好でじっとしている。
 <・・・・まるで、ラクダも礼拝しているかのようではないか。ラマダンにふさわしく昼間飲まず食わずで、家や目的地についた時だけまとめて飲んでいるし・・・。>

 時は、正午過ぎ、砂漠でも特にじりじりと暑い時刻だった。
 影というものはこの世界にはないものかと錯覚しそうなほどの日陰のない世界!
ラクダの下だけが日が当たらないところだから、むやみと歩くことはしない。座ったらじっとしているのだが、このように首を伸ばして地面につけるのが唯一の変化だ。
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 あらあら、こちらの茶色のラクダくんもあごを落として砂の上に!

 暑い時には、時々見られる姿。
        らくだだってへたばるんだ!・・・とつぶやいているのかもしれない。

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by miriyun | 2008-09-05 07:05 | Comments(10)
2008年 03月 07日

アラビア書道「星」…ベドウィンとの星月夜の話(2)

 ベドウィン・ムハンマドは笑わない。
朴訥としていて、するべき仕事はきっちりやるが客にたいして愛想笑いすることもない。
それでもフランス語ばかりのベルベル・ムハンマドよりはベドウィン・ムハンマドのほうがアラビア語で最小限度の受け答えはするのでわかりやすい。(なお、どちらのムハンマドも英語は数字もわからない)

☆☆砂丘の上で星を見る。

 月が出ていたので星空に期待していなかったが、その月がだんだんと下って見えなくなってくるとまたまた星の世界が頭上に広がる。風がほんの少し出てきたからであろう、クサールギレンのような地平線までぎっしり星が見えるまでは至らない。しかし頭上は天の川であり、無数の星が砂漠の中で瞬く。

満天の星がすごいので、ベドウィン・ムハンマドに話しかけた。

「日本では、
星はイシュリーン(20)かサラーシィーン(30)しか見えない

といったら、

 「星はミリオーン(100万)もあるというのに・・・・」 

といって彼は珍しく声を出して笑った。

 このときのベドウィンの不思議そうな顔と静かな笑い、そして100万と言った声がいつまでも心に残った。ムハンマドは英語は知らないので、これがアラビア語のマルユーンだったのかもしれないしフランス語のミリオンだったのかもしれない。
    ☆~~~☆~~~☆
 私はこのことばが旅先で最も残ったことばとして自分のWeb上の名前にしていったのである。すなわち、miriyun(アラビックとの混成語にした)である。この名を打ち込むたびに、心には100万の星がまたたくのだ。



☆ そして、これまたレンズにはおさめきれない星空を見ながら、この空を砂漠をいつか作品ににあらわそうと心に決めた。

 そして、帰国後・・・、 
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                          「星」
   
カメラに収められなかった心のイメージを自分らしく投影してみたのだった。

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by miriyun | 2008-03-07 05:02 | 自然(砂漠・ラクダ・蜃気楼) | Comments(14)
2008年 03月 04日

星月夜の話(1)・・・写真にあらわせない情景

 写真が趣味である私は、どこでもカメラを手放さず、自分の心にとめたい被写体・記録に残したいものを撮り続けた. しかし、中には写真に残せなくて心に刻んできたものもある。

 砂漠での自然・食事のつくりかた・ラクダの生態・それにテントの設営すべて見れて、この旅はこのためにきたのだという充足感でいっぱいだった。

 食事ができた頃にこちらの依頼どおりに車で砂漠を砂丘の少ないほうから回り込んでドライバーがやってきた。ドライバー・ムハンマドはベルベル人であり、ベドウィン・ムハンマドと食後の甘いお茶を飲む。


☆そうしているうちに、
ドライバーは車の脇に立ち、なんと車のボンネットをタブラがわりに
ベルベルのリズムを打ち出したのだった。タ・タ、タン・タン、タッタッ~~

 ――・・ 彼の姿は、月と星のひかりの中で
           シルエットとして浮かび上がり、

          他にはなにもない世界に
                  彼の音だけを響かせる
 ・・――・


今となっては、あれを写真に残さなかったのはなんとも残念だと
悔やむ気持ちがある。

でも、あの情景、
     あの空気の振動  ・・・  ・・  ・   ・

それらをあらわすのはとても無理だと
  無意識のうちに直感していたのかもしれない。

 写真に表せない情景というものもある。

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by miriyun | 2008-03-04 06:04 | チュニジア | Comments(4)
2008年 03月 02日

ベドウィンテント設営~撤収まで

 ムハンマドは「テントはいるか」と聞く。もちろんということで建ててもらう。そのためにベドウィンの案内人を頼んで必要なものを積んできたのであるし、何よりもどのようになっているのかを知りたかった。

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まずは黒山羊の毛で織ったテントを地面に広げる。そして周囲に金槌で地面に金属棒の杭を打ち込む。
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全部で8本ほどの杭を打ち込む。(これは最小のタイプで人数により横に大きくしていく。)
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そして、ラクダの背によく見られる木の枝でテントの中央部それぞれとテントを開けておく側のヘリに立てる。だから長さがまちまちだったわけだ。
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そして黒山羊の毛で織ったテント地は強いとはいえ、棒で支えたらそこから穴が開いてしまう。そんなことにはならないようにするためにテントベルトが内側の杭を当てる部分に縫い付けられている。外から見てステッチがかかっているのが見えるがそこがテンベルトがある場所なのだ。
 以前から絨毯・キリムの店などで遊牧民のテントベルトを見てきた。そのときは一種の飾りと思っていたのだがた、テントの必需品であることがわかった。
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朝になるとどんな様子かはっきりとわかるようになる。朝は5時で20度くらい。毛皮と毛布を貸してくれていたので震えることはなかったが、昼間の50度との温度差は激しい。
 また、夜中に休んだ頃から風が急に強まり、テントに砂がぶつかる音がピシピシとしていた。開けてあるほうからは風は来なかったのは、風向きを考えて設営しているからだろう。
 
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 ベドウィンはかたずけも速い。杭を次々と抜いていく。次に長辺に平行に2~3度たたみ、次に短辺に平行にたたむ。
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最後に木の棒をはさんでたたむとラクダの背にぴったりの荷になり、座らせたラクダに載せるばかりだ。
 たたむとテントベルトが見えてベドウィンの美学が見えるようだ。こうするとそれぞれの家族が気持ちをこめてこういったテントベルトを織り上げていくのがわかるようなきがする。
 
 テントの設営もたたみも見事なものだった。

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by miriyun | 2008-03-02 06:14 | チュニジア | Comments(8)