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詳細ラクリモーサⅠ XOI(3)…高橋大輔

心に感じる 
 舞踏のコンテンポラリーのような氷上プログラム,
ラクリモーサ、(正式な命名はDay of Tears(涙の日)なのかもしれない)。

その速さと難解さで何回見直してもわからないままの速い動き。

フィギュアスケートは、点数で感じるものではなくて、演技を心で感じるものとNHKの刈谷さん。

 心に、ズーンときたり、ジーンと来たりするのが高橋さんの演技。
今回もこの演技に最初から惹きこまれ、その惹きこまれたまま最終公演も終わり、TV放映も終わってしまった。
もちろん何度リピートしてもそのたびに心に波動が伝わってくる。

 そういう見方で十分なのだが、これまで見たこともない動きがたくさんあり、
新しい大輔さんを感じたので
その演技を細かく見てみたいと思ってしまった。

詳細ラクリモーサⅠ
①明転、ショートサイドに高橋大輔。
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②90度ずつ向きを変え四方を臨む。

③ざわめく現代音楽の複雑な音に合わせて顔を交互に覆うようにしながら進む。
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手の陰に見える眼光は鋭い
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④目の向きは変わらず、
    腰をやや沈めたかと思えば、トウで立ち、氷をかきながらシュシュシュッと音を立てながら過ぎていく。
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⑤こめかみに指先を当て、苦悩し天に向けて叫ぶがごとく疾走し、
   あるいは身体をおり、蹲(うずくま)る・・・
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⑥蹲(うずくま)り崩れそうな身体が次の瞬間跳ね上がる。
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⑦反転し、疾走しはじめるとともに片膝を折り、氷に付けて滑り、もう一方も氷に付け膝行する。
その間も両手の動きが左右に動くので、氷上をリズミカルに滑り、立ち上がる。そこにはコンマ1秒ほどの揺らぎもない。 
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⑧彼の瞳は何を求めているのか?
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⑨足を後ろに運びつつ、氷に接している足で前に進んでいる。
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 最初のニコ・マーリーの不思議な曲の一部分、見きれていなかったところを確認した。
高橋大輔の眼差しの行方にはぶれがない。
 だから観客はこの動きを追ううちに心理的に一緒に動いているがごとく同化していく。
 これだけの高度なスケート技術と稀に見る身体機能で複雑な動きをしながら、
見る人に技術でなく、魂の叫びを感じさせる。

 これこそが、高橋大輔だった。

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by miriyun | 2015-12-31 23:30 | Comments(2)

練習風景とラクリモーサ初演…XOI(2)

1.シェイリーンの振付け
  高橋大輔はシェイリーン・ボーンの振付けが気に入っている。
フレンズオンアイスなどでフィナーレの振付けをシェイリーンが行うとそのフィナーレに最初から参加したい、踊りたいという。初めて依頼した試合用プログラムは「マンボ」、これで成功し、しばらくしてFP「道化師」の振付けをしてくれた。「マンボ」のはじけきる高難度のステップの連続に対して、「道化師」は重厚で、おおきな動きの別の意味で高難度のステップで最後にそのオペラの中の激情をあらわしていく。
 シェイリーン自身が似たような振付に固定化しない日々進化する人である。

 2012.12.23の全日本で高橋大輔がこれ以上ない完成度で「道化師」を演じとおした。素晴らしいプログラムをつくったシェイリーンに日本からも賛辞が届いた。
そのとき、シェイリーンのfacebook上での返事が次の言葉だった。

「I love sharing the ice with Daisuke,
and always look forward to creating for him.
  私はダイスケ と氷上にいるのが好きです。
   そして、いつも彼 のために振付をしたいと思ってい ます。(意訳)」

◆そう言っていたシェイリーンが、留学中の大輔さんに依頼されて、さらに新しいダイスケ・ワールドを展開する振付けを用意した。

 シェイちゃん、やってくれた!
ほんとうに全く演じたことのない曲を用意してくれたのだった。
 現代音楽作曲家のを編集したものらしい。だから、TVに出たキャプションの Mothertongue (ニコ・マーリー作曲)というアルバムの一部であるし、中盤からのラクリモーサ(Lacrimosa)もあるし、
大輔さん自らが言われるところの「Day of Tears」ともいう。どの名前で定着するのかわからないが、ひとまずラクリモーサで表わし、必要なら修正していくこととしよう。

◆高橋大輔は同じようなものには飽き足らない。昨年アップテンポなキャラバンで観客をなぎ倒していった。今年はもうジャズではないだろう。ギター?フラメンコの世界は興味持っていると見たが、まだだろう。宮本賢二先生の夢、音なしの振付けはいつかやりとしたら賢二先生に頼むだろう。
 踊る曲の世界を常に広げてきた大輔さんの今年選んだのは何か?まるで現役の選手のSP発表のような気持ちで待っていた。


2.練習風景
 長いこと書くのをお休みしていたので、誰もが知っているこれも順を追って出させていただく。
  高橋大輔さんの練習風景がアップされた。XOIが始まる2日前に出されていた練習動画。
この中に、新しい演目の練習の様子が入っている。


 体力の戻りもまだまだといい、氷にのれば足がつり、確かに大変なところからショーまでの道のりなのだった。

3.新プログラム初演

 らくたぶドーム(もとなみはやドーム)に行ったのは広いリンクで滑るのが見たかったからだ。

 大輔さんの初演。
 最初の音のざわめきから、普通のフィギュアスケートに用いられるような曲でないとわかる。
衣装の風で舞い上がり、巻きつきなびく様に圧倒されているうちに終えてしまった。
なんだか、何か経験したことのないような風に翻弄されているうちに終わってしまったみたいで、会場全体があっけにとられたような感じだった。
 2度目に見たときは衣装に左右されずに演技に集中。
う~ん、もう一回目とは異なる深化をしている・・・・。

そんなことは重々わかっている。一回ごとに進化する様子はずっと見させてもらっている。
だから絶対にあげてくるとは予想していながら昼の部から夜の部になるだけで実際深まり、観客の巻き込み度がかわっていた。

ファンの間では、2日目頃にはすでに、曲目はラクリモーサではないかとささやかれていたが、曲名がわかっても、今までのスケートの滑りやすい曲ともわかりやすい曲ともいえない。

◆XOI2015 Daisuke TAKAHASHI Mothertongue
動画主様、感謝してお借りします。


 なんという難解な演目を完成させていったのだろう。
ジャンプは一つだけだが、他の人がまねしたくてもできないようなところが随所にみられる。

氷の上の舞踏家の誕生・・・そんな言葉が頭に思い浮かんだ。

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by miriyun | 2015-12-30 05:57 | Comments(4)

幸せな気持ちになれるところへ・・・XOI(1)

感性に従う


 2015年後半、いろいろなことが一度にやってきて非常に落ち込んでいた自分は、幸せを求めて青い鳥を探して森に行けばいいのか。
   でもそんな鳥はいないと大人の中途半端な知性がじゃまをする。

  だから、感性に従った。
    幸せ感と穏やかな空気に包まれた経験を思い出してみた。


    やはりあれしかない。

 そう、昨年のクリスマスオンアイス【略号XOI】での真央さんと大輔さんのコラボ、そしてそれに続くフィナーレのなんと美しく幸福だったことか。

 
 だから、今年も行くと決めた。

そのために医者にきちんと行き、薬は12/19に大阪に行かれるように処方してもらう。
正直にフィギュアスケートを見に行きたいと、医者に言った。心優しい先生はスケートリンクは気管支によくないから行くなとはおっしゃらずに吸入も含めて薬を処方してくれた。きちんと処方を守っていけば、ぎりぎり行かれるよという言葉が励みになった。そしてその言葉の通り、大阪へ旅たてた。


 そして、私の感性は正しかった。

クリスマスオンアイス2015

一つ一つが魅力的な愛しい物語が展開される。なんという美しい世界だろう。
単なる仕事というドライなとらえでなく、一人一人の最高のパフォーマンスで表わす美しい人間模様。
 初めて参加のゴスペルシンガーズの方たちも喜び楽しみ、
クリス・ハートは言う。子供のころスケートをやってみたかった。今それはできないが別の形でこうして氷の上でスケーターとコラボしていることが嬉しい。できれば来年もやりたいというような発言さえ・・・。

  スケーターはどうか、以前からの仲間は言うに及ばず、新しい仲間エラッジ・バルデも含めてなんというバッグステージでの仲の良さ。有難いことにいまのSNS時代。黙っていてもスケーターの方から仲間同士の団結力を写真で表わし、楽しい楽屋裏の交流や声掛け、ファンからの声掛けやプレゼントへの感謝までもSNSを通じてオンタイムで伝わってくる。どのスケーターもが楽しんでくれていることもわかる。

 初日、まだやや固いスケーターと観客。
それが回をこなすほどに観客はスケーターの演技の見どころを掴み、拍子をとり、肝心なところで声援し、いい演技を見るほどに観客は歓声をあげ、スタンディングオベイション、それがまたスケーターに火をつけ、更にのりの良い演技になる。

◆ドヤ顔アンドリュー
 日本にたびたび来てくれているケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェは気品ある演技が特徴だが、いつもアンドリューはケートリンを見つめる貴公子という感じで、インパクトがいまひとつ弱かったような気がする。
 だが、今回は観客を相当意識し、それだけになく日々のっていった。
最初の演目は「I'm Kissing of you」を情感たっぷりに演じ、次の演目ではプレスリーの曲ところでとくに観客へ視線を飛ばす。すぐに反応するのりの良い観客。ぐいぐいと押せば、ぐいぐいと観客からの熱い反応。回を重ねるほどにアンドリューがこれまでにないアピール度を示し、楽には最高レベルまでいって、その様子は尚更観客をよろこばせた。
 このXOIでのアンドリューの変化と注目され度がたのしい。

◆熱いイリヤ・クーリック
 愛すべきこのスケーターは大きな演技・失敗のない演技で不動の地位を保っている。
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そして、特色ある斜めに空転する技を持っている。      ( ↑ TV画面撮りなので雰囲気だけ)

 彼のXOI公演での様子。公演ごとにスタオベが増えてのりにのってきたイリヤ。22日新横浜で自分の演目で総スタオベを受けたあと、北側中央に設けられた入退場口からはけていくのだが、暗転の中、入退場口に入ったところでとうとう「オッヤー!!」と雄たけびをあげていた。
 年齢的には最も年上のスケーターであるが、熱くなった時のスケートはトップスピードで滑りパフォーマンスもハイテンションになる。高揚した顔をみるにつけ、変わらぬ熱い心が好きだな~と思う。

 彼のようなオリンピックチャンピオンが、共演者の若き高橋大輔がしだいに伸びてきてフレンズオンアイスやSOIなどで観客の声援を一身に浴びる様子をどう見ているのか、実はずっと気になっていた。

 その彼が、先日のフレンズプラスで言っていた。
若い選手の伸びを見守ることも楽しかった。高橋大輔がそうだ。やる気のある若者が出てきたと思ったら、いつの間にかスーパースターになっていたんだ。唯一無二のスケーターに成長する彼を見られた。また、高橋大輔を見ると自分も滑りたくなる、彼の演技が素晴らしいから・・・。(フレンズプラスVol7での言葉より)

 あぁ、彼は肩書きを基に肩で風を切る人ではなかった。本当にスケートを愛し、スケーターを見守っているんだと感じたのだった。
 また、彼自身は「今でもアスリート」であり、「僕のスケートを見たいという人がいる限りスケートを続けていくよ。」という。(同上)
 こんな彼だから、コラボでも常に前向き、世代が違っても若い世代に合わせて盛り上げているというよりは彼自らの熱い心で観客ともスケーターとも交わっているんだなあと思わされた。


◆弾むスケート
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 二部が始まって大輔さんは、カップルがたくさん作られる中で、一人ぼっちという役どころでずっと通していたが、
弾むようなスケートから氷上に美しいトレースが描かれ、そこから
幸せのハートが湧き上がってくるのが見えるような、そんなクリスマスオンアイス2015だった。


◆そして、そもそもクリスマスは家族で思いあうものというものを思い出させてくれた最後のクリスマスカードを読み上げるグループナンバー。

 自分にとってクリスマスはただケーキを買ってさえいけばよいとしか思わなくなって久しい。そのクリスマスの意味合いを問われたようで、心が動かされた。
 日々の忙しさと無味乾燥な生活を変えるべく、公演が全て終わった翌24日のイブにはこれまでとは違った感謝といたわりとの思いを持って家族と過ごすように自分を変えてくれた。

スケーターとアーティストと演出家と振付師とナレーター、全てが素晴らしい。
最も温かみがあり楽しくアートでもあるショーを見ることを選んだ自分の感性を信じてよかった。

   ・・・幸せは身近なところにある・・・・
      ショーの中のナレーションの通りだった。

   ありがとう、素晴らしいショーを!!
 
 

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by miriyun | 2015-12-27 02:52 | Comments(6)

星を見上げて

1.空を見上げて    
 ブログをずっと停滞していて失礼しました。

天は刻々と動いているのに、自分自身は何も動けないでいたこの2か月。

 空を見つめて、心を開放して自分らしさを取り戻したい・・・。

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 こんなにたくさんの星の中には、文明を持つ星もあるだろう。
   たとえようもなく美しいところも戦争で滅びる星もあるのだろう。
     今、私たちの美しい地球は、宇宙から見たらどう見えるのだろう。


2.人工衛星か⁈ 

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                                 (*星空の写真は、自然色ではなく色を加えています。)

低い位置に移動してきたものがある。写真では直線のように見えるが20秒ほどの動き。人工衛星か?

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拡大してみると、点となった光が等間隔に見えている。
人工衛星は様々な形をしており、立方体だったり、平らであったりして回転しているものも多く、そのため太陽光の当たり具合で不規則に点滅することが多い。

 しかし、これは等間隔過ぎるので
      航空機が航行の安全のため行うことが定められている点滅ではないかと思われる。

  残念、人工衛星ではなかった。
   しかし、明け方や日の入り後のしばらく、人工衛星や宇宙ステーションは意外に見えるものらしい。

  夜空の見えるところに行ったら、また探してみよう。

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by miriyun | 2015-12-25 05:35 | Comments(4)

スイーツにも変化

 多忙な日々が続いて、ブログが停滞しています。
しばらく、文は無理せず元に戻したいとあがいているところへ、iphoneからログインできない状態もおきて、どうしたらいいのやら・・・という状態です。

 でも、まずは写真で・・・、
 
ナッツとスイーツ 
イスタンブルエジプシャンバザールでは、どっしりナッツが入った重めの伝統的スイーツでいっぱいだ。

しかし、おしゃれな通りには伝統的なお菓子ばかりでなくヨーロッパタイプのケーキ屋さんもある。

色鮮やかなケーキを発見
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どこかしらにナッツがたっぷりまぶしてあるのがイスタンブル風?


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by miriyun | 2015-12-07 04:15 | Comments(2)