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テルマエ・ロマエ・・・ロ―マの風呂(2)

テルマエ・ロマエ・・・コミックが映画になって
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 この本、ご存知だろうか。日本と比べた風呂文化が面白くてまた、話の組み立てがローマの風呂設計士であるルシウスが時の皇帝につかえながら斬新な風呂を考えていく。風呂でおぼれるたびに現代の日本の風呂にタイムスリップしてしまうという斬新なお話。
 しかも、その中でルシウスはここはどこだ~とは深く悩まずに、平たい顔族の風呂文化、銭湯の壁の富士山の絵や脱衣かごシャンプーハットやフルーツ牛乳などに感激して取り入れていく。
 技術を追う一心であるので、タイムスリップなどというものに悩む暇なく斬新な日本風呂文化に傾倒し、ローマに合う形で其のアイディアを取り入れていくというストーリー。

 何とも、日本の家族風呂に銭湯・温泉文化を日本人自身があのローマと比較される心地よさがあり、同時にローマ風呂の背景について歴史的に考えさせられる。
 作者のヤマザキマリ氏は、イタリア人と結婚してイタリア在住の漫画家。この作品で2010年の漫画大賞を受賞した。
 こんなお話なので実は文化的ギャップを楽しむ書と言ってよい。

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                                         ↑ 駅で見かけた映画のポスター
 そして、とうとう映画になる。それが邦画として久々のヒットになった映画『テルマエ・ロマエ』だ。
4月28日に封切り2か月で観客動員430万人、興行収入55億円を超えた。しかも、主役のルシウスを阿部 寛が演じ、そのほかの主要人物も日本人が演じているにもかかわらず、これがイタリア、ウディネ・ファーイースト映画祭で、観客のネット投票で決まるマイムービーズ賞を受賞したのだ。。
 
 金環日食を見た日の午後、これを見に行った。実にたのしめ。、阿部 寛がルシウスにとてもあっていること、そして、上戸彩の個性がこの中に出てくる役によくあっていること、そして、日本のおっとりしたおじいさんたちの雰囲気が暖かいことがよかった。

さらにイタリア配給、オファー20か国
その結果、イタリアにもこの日本の映画が配信されることが決まった。
しかし、その前に正式に本日、第18回ティベリーナ映画祭で、正式上映されることが発表された。なんと、屋外劇場で上映されるという。

イタリアだけでなく、モナコ・バチカン市国・マルタ・香港・台湾・マカオの7つの国・地域で配給が決定している。さらに、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・トルコ・中国・韓国など20カ国以上からオファーがある。

 う~ん、日本の風呂文化、人気が高まりそう!

カルタゴで見かけたテルマエ
 ところで、ロマエはローマだろうが、テルマエとは?

 いあや、そういえば見かけた覚えがある。
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チュニジアのカルタゴの「アントニヌスの大浴場」
広大すぎて写真であらわせない古代ローマの大ヘルスセンター
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杯らはほとんど倒れてしまっているがここもまた大理石の柱やレンガの塀はよく残っている。

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ここの中央部の入り口のところに大理石に浴場の全体図が置かれている。
こうした巨大な施設には、一般的に何があったのだろうか。
設備について列挙してみよう。
エントランス・脱衣室・噴水・プール・浅いプール・冷浴室・マッサージ室・香油を入れるための物置・
大広場・競技場・体操場・温浴室・熱浴室・個人用熱浴室・日光浴のための中庭・発汗室など


このような設備を備えたこの設備を説明した文字が見取り図に載っていた。
そこに刻まれていた言葉がテルマエ(THERMES・・・チュニジアなのでフランス語表記)だ。すなわち浴場。

  つまりテルマエ・ロマエは、『ローマの浴場』となる。


ローマの浴場って知れば知るほどすごい!
             ・・・と自分なら感心するだけなのだが、

ヤマザキ氏が書き上げた世界は、そういった圧倒的なローマの世界からきても、日本の風呂には独特な良さがあるんだよと分からせてくれたものとして、
ガツーン(いや、浴場だからポチャーンかな?)ときたのだった。。

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by miriyun | 2012-06-30 21:59 | Comments(8)

ローマの風呂(1)・・・スベイトラ編

1.ローマ人と風呂   
古代ローマ人の風呂に関する気持ちは信じられないくらい熱く、それによってローマ市民を満足させることは皇帝にとって国を治めるにあたっての大事なことであったらしい。

 ローマの建築術は素晴らしく、その主たる技術の一つに水道橋があった。

その水道橋はもちろん高台の街に飲み水を運ぶのだが、飲み水だけでなく風呂にも使えるほどザンザンと流れる水を運ぶためだった。
そのため、ローマの街の遺跡には必ず風呂遺跡がある。


2.スベイトラ 
スベイトラはチュニジアの北から1/3ぐらいの位置にある街だが、1万人もの人が住んだローマの都市だった。

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そこに見られる風呂遺跡は広大だ。

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中でも貴重なのが温熱を通した床下が見えているこの遺跡。
ボイラーで燃やした結果の熱風を通し、床の上はサウナになる。
ろーまじんはこの上でゆったりと汗を流したわけだ。

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ローマの風呂は温熱のサウナだけでなく水冷室やのんびり談笑する部屋があったり複合施設だ。
それらを仕切っていた煉瓦の部屋の基盤。

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洗い場にもつながら水道管。こちらは冷たい水だったのか、暖かいお湯だったのか・・・。

いずれにしろ、一つの街を見ただけでもその技術がわかる。

                                   

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by miriyun | 2012-06-30 19:17 | Comments(4)

朝日・・・熱気球(4)

気球から見下ろす朝日  
 
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 砂漠の地平線から雲が何層にも表れていて、曇っているのとは異なる空のうずまり方があった。
だから、下からの雲が太陽を不思議な形に変えながら変化して行く。

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空気の層が空高くどこまでも続く。
そんなイメージで撮った写真。
何もない青空よりも、このような空気の層があるときが、広がりを感じる。



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周辺だけでなく太陽にもかぶった雲により、太陽そのものも表情を変えていく。


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by miriyun | 2012-06-29 06:53 | Comments(8)

地上の見え方・・・熱気球(3)

さあ、空へ!      

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ここに車で乗っていた車と待機スタッフがみるみる小さくなっていく。

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この大きな道路を越えると・・・

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広くひろく、砂漠の連なり
    何もない砂だけの連なり
         そう、これを見にひとりでここまできたんだ

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気球の中より
  気球はゆっくりと回りながら上昇していく。そのため方位は360度、全方位見えるのだ。


 
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砂漠の先へ、そして雲間の朝日は如何に・・・。


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by miriyun | 2012-06-28 17:04 | Comments(8)

横倒しから~熱気球(2)

立ち上がる     
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人の載るバスケットも最初は横倒し。
軽くするために籐でできている。次第にボイラー熱で暖まり膨れ上がっていくと立ち上がる。

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東の空は次第に明るい色が満ちてくる。

籐の籠は深くて、身が軽い人はともかく、私などはよじ登るようだ。


気球・・・空へ 
自分たちが載ってしまうともう自分のバルーンが見えない。向こう側の熱気球を見ながらこちらの様子うを知っていくのだ。
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すっかり立ち上がったジュメイラ名の黒い気球。
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いよいよ空へ
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まだまだ雲があって太陽は姿が見えてこないが色はその存在を明らかにしている。

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by miriyun | 2012-06-27 10:34 | Comments(4)

イスラーム地域での犬の地位

1.イスラームでは嫌われる犬   
 イスラーム地域では豚肉にしろ、死肉にしろ、食べたら危ないものや当時の衛生環境や気候と調理環境において病気になりやすかったであろうものについては不浄のモノであるとされている。
 では触ってはいけないものとしてはどうかというと、とくにイギリスなど欧米とイスラーム諸国で明らかに反応が異なるものがある。それが犬の扱いである。
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 ↑ エジプト フィラエ島のイシス神殿。太陽の動きとともに影が動き、その陰に合わせて犬も昼寝の位置を変える。このように暑さに弱い犬たちがごろごろ寝ている姿を夏はよく見る。

 だが、誰もが犬を忌み嫌い寄せ付けようとしないばかりか、日本人が撫でてかわいがろうとしてもそんなことはしてはいけないと本気で心配して言ってくれたりする。
 それは実は大事なことであり、7世紀のムハンマドの時代、犬は怖い病気を持つものとしてすでに知られて恐れられていた。何しろ今だって感染したら大変怖い病気である。

 すなわち狂犬病だ。
*狂犬病とは・・・「最も致死率が高い病気」として恐れられている。2週間~2年という潜伏期を経て発症すると、不安感、恐水症状・恐風症・興奮性、麻痺、精神錯乱などの神経症状が現れる。また、腱反射、瞳孔反射の亢進(日光に過敏に反応)もみられる。その2日から7日後には脳神経や全身の筋肉が麻痺を起こし、昏睡期に至り、呼吸障害によって死亡する。発症後の死亡率はほぼ100%で、確立した治療法はない。発症してから助かった生存者はいまだ全世界で6名のみである。(うち、5名は発症前にワクチン接種)
・・・・wikipediaより引用

◆犬についてのイスラームでの考え方についてわかりやすい解説を探してみたら、アラブ・イスラーム学院のページがあった。
 「・・・・、イスラームでは、このようにアッラーによって禁じられたものを「ナジス(不浄)」、つまり汚れたものであるとしています。 ナジスには、実際に汚れているものと、意味的に汚れているものとがあります。例えば、犬は実際に汚れたものとされます。そのために、犬の唾液が体についたならば、七回洗えと指示されています。これも、犬が大変危険な病気を持っているからだと思われます。特に、狂犬病は唾液によって感染するためだからでしょう。預言者ムハンマドは七世紀の人物ですが、その頃からそういうことが分かっていたと思われます。」(アラブ・イスラーム学院のHPより引用)


 日本ではほぼ狂犬病の予防接種が定期的になされていて、その病気の流行もほぼみられない(近年接種率が下がっているので安全であるとは言えなくなっている)が、予防接種が一般化されていない地域では近寄らない・触らないことでしか避けようがなかったのだ。だから、犬は一般的には避けられている。それも激しくだ。
 
 狂犬病清浄地域は、イギリス・アイルランド・アイスランド・台湾・ハワイ・グァム・フィジー諸島・オーストラリア・ニュージーランドと日本など主に島国が多い。一部北欧のように進んでいるところもあるが普通は島国がこのウィルスを防ぎやすい。
 逆に死者が多いのはインド・中国のように人口が多くて動物も多く、そして予防接種が行われにくいところだ。年度にもよるが、インドは年間3万人、中国で数千人の死者がでる。タイでは子犬が原因だっという報告もある。全体にアジア・アフリカに多い。イスラーム圏では犬に近寄らないためか少なめだが、それでもエジプトで16名の死者を出すなどしている。

 この狂犬病の実態を見ると、近寄るな、手を何度も洗えという、教えは当時なかなか的を得たものだったと言える。じっさい、犬の唾液に触れてしまった時、石鹸でよく荒いアルコール消毒する。狂犬病ウィルスは弱いので粘膜や傷に入り込む前であったならこれでほぼ死滅する。そして噛まれた場合は勿論であるが、唾液のついた手で目や口に触れた場合もワクチン接種を急ぐという手順になる。

2.その地位が向上する可能性はどうなのだろうか。
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別のイスラム圏で犬にであった。

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近すぎる、こんなに近づいては危ない!
知らない国では日本やイギリスでするように飼い主のわからない犬に近寄るのはリスクが大きい。

しかし、
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この犬の耳に注目。左耳に白い札がつけられている。
これは狂犬病予防接種済みを補償した札なのだった。
場所は、イスタンブルのトプカプ宮殿庭園。こんな風に首輪のない犬がうろうろしているが、その札があることでいろいろな国の人が安心していられる。

 足につけるのではなく、立っている人間の目線からわかりやすい耳に白いタグをしているところがイスラムの国らしい配慮であった。いろいろな国、いろいろな文化背景を持つ人が集まるところではわかりやすく互いに理解しあえるような解説とか対策とか、そういうものがあるといい。
 現在の混乱のアラブではそれどころではないが、人間がまず健康で安全に暮らせるようになってから、そして狂犬病というものが一掃できたならば犬の地位はイスラム圏で向上するのだろうか・・・。

 死にそうなときは豚肉だって食べてかまわない。病気の人や妊婦の人はラマダンは参加しなくていいなど、許容範囲が広いイスラームなら、狂犬病さえなくなったなら犬も認められていくのではないだろうか、と思ったりしている。


3.例外*サルーキ・・・犬ではない?

 砂漠の猟犬、サルーキという犬がいる。中東に広く分布する。生物学的に犬だが、イスラームでは犬ではないという。
 歴史を7000年前にさかのぼることができ、イラクの古代遺跡にその姿が彫刻され、また、サハラ砂漠からカスピ海イランのあたりまでに生息し、ガゼルを追うなどの狩猟犬としてだいじにされ、エジプト王家で飼われるロイヤル・ドッグでもあった。

 DNA鑑定の結果サルーキが最も早くオオカミから別れた犬種の一つであると確認したという論文もあるという
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                                    ↑(Wikipediaより引用)
細い高貴な顔、鼻筋に沿ってすっと黒い線が通っていることが多く、細い首をもつ。毛は光沢があり、色はクリーム色・白・黒などいろいろだが姿は美しい。腹部が極端に引っ込んで、まるでチータのような美しい姿勢だ。時速77kmをだす世界で最も早く美しく砂漠の生活にも耐えうる犬である。

 こんなわけで、中東において昔からサルーキは特別な称賛に値する生物として単なるdog(カルブ)とは扱われず、犬と同じ俎上に載せて話すことはないようだ。

 また、犬が全くすべてのイスラーム地域の人が嫌いかというとそれも生活してきた環境次第で、長く外国暮らしをした人は犬を飼いたいという人もいたりする。ただし、都市部では周囲が嫌がるので室内犬としてが多いだろう。また、隣近所がいない砂漠の中で遊牧をする人々にとってはとても有益な動物となっている。
 

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by miriyun | 2012-06-24 17:08 | Comments(12)

空・・・台風一過

     

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台風が通り過ぎたあとの真夏のような暑さがやってきた。
雲はまだあつくてどんよりとしていた。
台風一過の澄んだ空は見られないかとあきらめかけたが、日没直前そらは突然かわった。

JR駅に向かう人々が思わず立ち止まり、
携帯やスマートフォンを西に向ける。
こういう時にこそ、ひらけたところにいたかったなと叶わぬ願いが頭の片隅をよぎって行く。
でも、この空に明日への生気をもらったからいい 。
明日もガンバ!(^∇^)


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by miriyun | 2012-06-21 11:07 | Comments(6)

モロゾフの呪文か

ちょっとまじめな話からそれてわらってしまうのだが、勘弁してください。

ニコライ・モロゾフの呪文・・・・いや、正しくは熱血コーチ 

*面白すぎて思わず見たものを皆載せてしまった。お時間のない方は一つだけ

↑が見えない方は右のリンクから→【ニコニコ動画】熱血コーチ ニコライ・モロゾフ アモディオSP編 Trophee Eric Bompard 2010 ②



↑が見えない方はこちらから→【ニコニコ動画】熱血コーチ ニコライ・モロゾフ フェルナンデスFS編 世界選手権 2010


↑が見えない方はこちらのリンクから→【ニコニコ動画】熱血コーチ ニコライ・モロゾフ 安藤FS編 ②

~~~~~~
いや~、おもしろい・・・と言っては失礼だが、おもしろすぎる。だれが選手の演技も見ずににコーチを撮るようになったのか。それだけ特徴があることは確かだが・・。
でも、演じている選手はこれだけ熱く応援されて、一緒に踊っているかのように気持ちが入ってもらえたならば、やはり力になっているだろうな~!演技したばかりの選手に同じようなテンションのコーチが出迎えたらそれはそれでいいみたいだ。
選手にもコーチにもスタイルがある。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コーチとキス&クライ

何かと劇的な振り付けとざっとした振付という面がある人だけど、少なくとも力を入れて振付けるとこんな感じになる。すでに高橋大輔の4年前だってすごい眼力で見て何か声を出している姿が一瞬うつったりしていた。 でも全力で応援しているのはわかったし、失敗して点数が悪くても肩を抱いて大丈夫だよと支えてくれていた。
 この間の世界選手権でブライアン・オーサーがずっと好調できたフェルナンデスがボロボロだったとき、一言も話しかけないでいたのを見ると、高橋にはモロの方がよかったなと思う。


 人間関係や振り付けやコーチの力として現在どうなのかはわからないし、高橋大輔はすでにこのコーチをも含めて選べる立場になっている。だから、たくさんのコーチや振付師に協力してもらってやっていけばいい。
でも、フェルナンデス君の様子を見て、2009年モロゾフと不本意な別れ方をした後、スケート協会からオーサーにつくようにいわれたらしいが、高橋は歌子先生だけでよいと、他を拒否した。 いま、思うとそれでよかったのかもしれない。今季のフェルナンデス君へのオーサーの雰囲気は高橋選手には合わなそうと思ってしまった。その後振付のカメレンゴさんがいい感じの人だったので、キスクラに一緒に入るようになったが、あのように気さくで粋であたたかい人がよく合っていた。

 高橋選手はこてこてのクラシック、バレエ曲のようなものに今関心を持っていると思う。その分野をだれがより高橋選手の求める形で提示してくるのであろう。モロゾフはステップで最後にぐうっと盛り上げていくのが得意だろう。 粋でセンスと物語性のあるのはカメレンゴさん、デービッド・ウィルソンの振り付けのすきのない作りは1回で大ちゃんにぴたりと合って競技としても高得点をえられる構成であった。
 
 このあと、高橋はモロゾフにアドバイザーとしてチームに迎え入れる。振付はすると言っていない。それでもこれはどうだとモロゾフがいってくるかもしれないし、その前に高橋が~に決めたよと言い出すかもしれない。
 モロゾフがどういう形でのアドバイザーになるかからないが、高橋の演技が思い入れの深いものになるほどにモロゾフスタイルのあの熱血応援を見ることになりそうで、それも悪くないなと思っている。

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by miriyun | 2012-06-18 01:44 | Comments(6)

高橋大輔*モロゾフとソチへ

1.モロゾフ、大輔に呼びかけ  

この時期、オフシーズンだが、アッと驚く新作エキシビジョンや新しい振付師の話など話題が驚きと期待とをもって語られる時期なので、そろそろ、次の振り付けの話があるはずと思っていた。

そこへ、横浜のドリーム・オン・アイスの後に高橋大輔選手とモロゾフとが会見というニュースが飛び込んできた。
 以前に書いたように、英語を話したい。話せるようになったら誰と話したい?という荒川静香さんとの会話の中でニコライといった。
 この前にニコライからの打診があって、悩みながらこうもらしたのか。それとも、ニコライと話してみたいといった後にニコライがオファーする気になったのか、時系列を後日確認してみたい。
 

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 まあ、可能性はあるとは思ってはいた。3期も続けたうえ、今季プルシェンコのSP/FPを振付するカメレンゴさんは今季はないと思っていたが、こうはっきりとソチを目指すという言い方でモロゾフとチームを組むとは・・・。
 いまや、高橋大輔と組みたい振付師はいくらでもいるだろう。同じ曲を振付けても、自らより高度により官能的により繊細に演じてしまい、その演目を名振付としてしまう。
 まさに、『振付師にとって夢のような存在(パスクァーレ・カメレンゴ氏の言葉)』なのだ。

2.高橋とモロゾフ*これまでの流れ

① 2006年から2008年にかけて師事。テクニカルコーチ長光。そして、振り付けとコーチ、モロゾフで名作の演目を生み出してくるとともに、気弱で自己評価の低すぎた高橋に自信を持たせた。またエネルギッシュは振付を高橋のために考え出した。

② 2008年、真相は今でもよくわからないが、高橋側からは全日本で代表を争うライバルのコーチも受けるのではやれないという言い方でわかれていた。しかし、高橋はこれまでの指導に感謝をし、モロゾフも高橋については批判をしていない。実は日本側のエージェント(これがどこの組織の誰をさすのか自分にはわからないが・・)の考え方とモロゾフの考え方が合わなかったとモロゾフは著書で言っていた。

③ そのご、グランプリファイナル・世界選手権・オリンピックなどで出会っても特に話もしていないようであるし、、モロゾフは高橋の試合を見ないようにしているのかという気配だった。(・・・あくまでも私感だが・・。)

④ 2012年3月の世界選手権の前にモロゾフから申し出があった。

⑤ 高橋選手は悩んだ。約2か月半考えて、ようやく最近になって決断したという。

⑥ 会見で語られた高橋の思い
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・高橋は「あと2年しかない(ソチ冬季)五輪に向けて力になってくれる。メダルに向けて同じ方向性でプラスになればいい」と話した。◆サンスポより引用
・すごく悩んだが、五輪に向けていいアドバイスをくれるんじゃないかと思い、組みました」と話した。。日刊スポーツより引用
・「悩んだが、ソチ五輪へ向けてより厳しい環境に身を置こうと思い決めた」と語った。朝日新聞より引用


⑥モロゾフの2008年コンビ解消についての言葉と、高橋選手への思い
 ◆2008年にコンビを解消したことについては、同席したモロゾフ氏は「(当時のことは)申し訳なかった。唯一、彼が取っていない五輪の金メダルを取らせたい」と話した。(共同)   サンスポより引用

 ◆モロゾフ氏は「大輔は、私の教え子の中で、もっともお気に入りの選手だった。大変申し訳ない形で別れたが、心残りがあった」と明かし、
「以前は偉大なスケーターの1人だったが、今は記憶に残る選手になった。
私も向上していかないと、とても太刀打ちできない」と高く評価した
日刊スポーツより引用

 ◆モロゾフ氏は「4年前のことは申し訳なく思っていた。彼はフィギュア史に残る選手。自分の全てを注いで、彼の五輪メダル獲得に協力したい」と話した。

⑦ どういう組み方なのか。長光コーチとは?
 チーム・高橋のアドバイザーとしてコーチの一員としてモロゾフを迎えるという。


3.私感
 ◆まず、高橋選手は長光コーチから離れるということは考えられない。これまで通り、長光コーチだけでよい。そこに振付やいろいろな面で協力してくれるスタッフが欲しいということで、他の選手がコーチをスパッと変えてしまうのとはタイプが違う。
 高橋選手は、どんな時にも泰然として迎え入れてくれて、ぶれない長光コーチのもとでずっとやっていく・・・そんな姿にファンの一人としても安心感を持っている。高橋選手は回るとき必ず目をつぶっているのでスピンの回転数がわからず、キスクラで長光先生にスピン足りてる?と聞いたり、見えない点数を先生に言ってもらったり、先生になら足が痛いと安心感からつぶやくこともできる。
 長光先生は状態が悪い時ほどしゃんとして見守ってくれて、調子が良くてメダルをもらってもそのくらいじゃまだ泣けないわよと励ましたりする。この先生とは高橋選手は絶対離れないよねと思う。
 今回もたとえ誰と一緒に手を組もうとも、この関係は揺るがないと思っていたが、その通りだった。

 ◆高橋の表情からはまたモロゾフと手を組む喜びと、今後の2年間を見据えて前へ前へ進もうとする気持ち、それをモロゾフに託してみようか悩んだその軌跡が見えてくるようだ。
 しかし、高橋は選手生命を脅かす大けがとその後の体が元に戻るまでの不安を乗り越えつつ世界選手権王者とオリンピック銅メダリストにまでなった人物だ。昨年の2011の世界選手権以来大事なことも自分で考えて自分で決めるようになってきている。 

 だから、今回の決心も高橋大輔がソチという最終点を見つめて決断したことなのだから見守っていきたい。モロゾフコーチとは不本意な別れ方で、それを乗り越えるのにも大変な時期があった。ようやく世界の中で独り立ちし、もう本人もぶれることなく邁進していこうというところなので、気持ちよく話せる関係に戻りたかったのかもしれない。

 ◆モロゾフ氏の方も、もうあの自信がなくて緊張感に負けたりしていた高橋大輔はもうここにはいないことを知るだろう。一個の人間として演技の最高点に向かうためにすべてをわすれて、恋愛さえ自分で禁じて打ち込もうとしている青年をまえにして、モロゾフ氏自身も覚悟して臨んでほしいものだ。
 大勢の弟子たちの中に最高峰の選手を入れることでチームのレベルアップは結果としてあるだろうが、それを望むのは違うように思う。

 離れていた期間のモロゾフ氏の指導を振り返ると一番の成績を残したのは安藤美姫の世界女王への指導であった。その他にはレオノワを特徴ある海賊の振り付けでその才能を開花させた。男子の方の振り付けはきらりとモロゾフらしさが垣間見えることがあったが、高橋の白鳥の湖やオペラ座の怪人などの作品を作ったときのような圧倒的な思い入れは感じられなかった。

 とくに曲を組み合わせるところにおいて、こんな組み方ってどうなのか。以前はもっと丁寧に作り込んでいっていたように思ったり、変に高橋の振り付けに似ているような違うような、そういえば高橋がシェイ・リーンに振付けてもらったころにモロゾフは他の男子選手にマンボを振付けている。その愛弟子の幻影を追ってしまっていたのか、モロゾフ自身の才能の枯渇なのか、どちらなのだろうと思わせるところもあった。
 なんだか、カメラの前では見ないような様子をしながらずっと気になっていたことが見えてくる。

 モロゾフが高橋に振付けたのは、モロゾフ自身も眩いほどにその才能を磨きだしたかのようなときであった。モロゾフが高橋に刺激を受けたのか、高橋がモロゾフの才能のおかげで磨かれたのか、あるいは二人の出会いが珠玉の作品を生み出したものなのか・・・。

 アドバイザーとしてのモロゾフを以前とは違う高橋大輔がよい距離間をもちつつ、ソチを目指してモチベーションを高めていくためによきアドバイスをもらう・・・大ちゃんの会見の通りになっていくのだろう。

 なお、状況が変わって、ローリー・ニコルの振り付けの線はなくなったようだ。
        振付、現在 FP・SPとも未定
            Exは① Sweat
               ② Tango ブエノスアイレスの春 ビアソラ 
               の2作がもうできていていずれも宮本賢二の振り付け

 これからどんなFP・SPが出てくるか楽しみで、人としても演技も風格が出てきた大ちゃんの選択で、新しいシーズンが始まっていく。
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                              ↑ 新シーズンEx 『Sweat』の最後の決め
Ex見ただけでもオフの間にも衰えるどころか素晴らしい演技を繰り返しているのを見ると、新シーズンがほんとに待ち遠しい。 
 周りの環境はこれからも変わるかもしれないが、
     高橋選手が日々前進することを楽しみ、生き生きと活動していかれますように。            
 

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by miriyun | 2012-06-16 13:46 | Comments(9)

夜明けの熱気球準備・・・熱気球(1)

熱気球の準備     

 砂漠に夜明け前に到着する。・・・・・・むろん、闇が支配する時刻。

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まだ、星が残る空だが、そのうち、東の空に朝焼けが始まる。

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男たちによって巨大扇風機が持ってこられる。
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その扇風機で風を送って、多端であった巨大な気球を広げていく。
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ある程度広がるまでに空は少ずつ明るんでくる。
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充分な空間ができてくるといよいよ熱気球の本番だ。
ゴー・ゴーッともえるボイラーからの熱い空気が入れられていく。



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by miriyun | 2012-06-16 13:15 | Comments(2)