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2012年 05月 31日

ジャヤワルダナ大統領の言葉・仏陀の心

 高徳院は鎌倉大仏が鎮座する寺院。
大仏殿のあったはずのところの脇にひっそりと建つ石碑がある。

石碑に表された仏陀の心     
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 その石碑は、1991年に建てられた。 だが、刻まれている内容は、その建立の40年前にさかのぼる。
私は十数年前に、この石碑によって、この知られざる国の元大統領の慈悲の心が現代の私たちに伝えられたと思ってこれを読み感じ入った。

 あの太平洋戦争という大きな戦いで大きな犠牲が伴われた現実、賠償金がいくらかでも手に入れば戦後の国を立て直しやすいという現実・・・
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 その時、ジャヤワルダナ(石碑にはジャヤワルデネ)前スリランカ大統領(当時は蔵相だった)という人物は、そうしたことを考えなかった。戦勝国や被害国の利害がドロドロに混ざり合う国連の場で、また講和会議の場で、仏陀の心に沿って考え意見を堂々として述べた。そればかりか、自国の賠償請求権を放棄したのだった。
 そればかりでなく、アジア全体を視野に入れ、日本という国を国を分割してしまうよりも日本をアジアの平和で健全な国として迎えることの方が、この後のアジアのために大事なことだというのだった。

 これは日本人として知っておくべきことである。

 久しぶりにこれを見に行ったら、顕彰の内容をあらわした文章が雨風や台風などの木切れによるものか、いたく傷ついていた。木立の陰では読みづらいほどなので、とても残念だった。この文字のところが直されればいいのだが、この中村教授も亡くなられた現在、直される当てもない。せめて、これを作った中村 元教授の思いと、知っておきたい人物の言葉をここで紹介したい。

顕彰碑誌の写し
~~~~~☆~~~~~☆~~~~~☆~~~~~☆
ジャヤワルデネ前スリランカ大統領
        顕彰碑誌
この石碑は、1951年(昭和26年)9月、サンフランシスコ対日講和会議で日本と日本国民に対する深い理解と慈悲心に基づく愛情を示されたスリランカ共和国のジュニアス・リチャード・ジャヤワルデネ前大統領を称えて、心からなる感謝と報恩の意を表するために建てられたものです。


大統領(講和会議時は蔵相)はこの講和会議の演説にブッダの言葉を引用されました。
そのパーリ語原文に即した経典の完訳は次の通りであります。

『実にこの世においては、恨みに報いるに恨みを以てしたならば、ついに恨みの息むことがない。恨みを捨ててこそ息む。これは永遠の真理である。』(「マパダ5」)

ジャヤワルデネ前大統領は、講和会議出席各国代表に向かって日本に対する寛容と愛情を説き、日本に対してスリランカ国(当時はセイロン)は賠償請求を放棄することを宣言されました。
 さらに、「アジアの将来にとって、完全に独立した自由な日本が必要である」と強調して一部の国々が主張した日本分割案に真っ向から反対して、これを退けたのであります。
 今から40年前のことですが、当時、日本国民はこの演説に大いに励まされ勇気づけられ、今日の平和と繁栄に連なる戦後復興の第一歩を踏み出したのです。
 今、除幕式の行われるこの石碑は、21世紀の日本を創り担う若い世代に贈る慈悲と共生の理想を示す碑でもあります。この原点から新しい平和な世界が生まれ出ることを確信します。

                1991年(平成3年)4月28日
                ジャヤワルダネ前スリランカ大統領
                顕彰碑建立推進委員会
                東京大学名誉教授
                 東方学院院長    中村 元    謹誌
                                        (以上、石碑の顕彰誌を忠実にうつした)
~~~~~☆~~~~~☆~~~~~☆~~~~~☆

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by miriyun | 2012-05-31 07:07 | Comments(10)
2012年 05月 30日

耳はどこにある・・・砂漠のフクロウ(6)

フクロウの耳はどこ?
 さて、このように夜目がきくフクロウであるが、月夜でもあれば少ない光量で獲物を見つけることはこの目で可能であろう。しかし、砂漠の夜も森の夜も真の暗闇になる。その時に感度の良い眼だけで獲物をとっていくことができるのだろうか。

 それにはもう一つの優秀な機能が必要であった。

それは耳!
フクロウの耳はどこにあるのか。
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 答えは幅広の顔の両頬の下。

 フクロウには顔の左右にラインが見えるがこれがみみなのだ。耳たぶもないただの溝であるが、大きさが顔のほとんどを集音に使っているのかと思うほど、耳の機能に特化した顔なのだ。
 しかもみみは左右が対称位置にあるのではなくすこしずれている・これによって音の左右からの違いで獲物からの距離を暗闇でも正確に感じ取ることができるという。

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頭の上の羽は羽角といって耳ではない。飾り羽である。これがあるフクロウはミミヅクと言ったりもする、身を隠すためとも言われているが砂漠ではどうだろう。

このレーダーのような優秀な耳と、感度が人の100倍もある目と。360度をカバーする首の動き、羽音がしにくい羽の構造・・・・これらを併せ持つのがフクロウである。温帯の森はもとより、暑い地域に、砂漠、極寒のグリーンランドまで幅広く220種も生育するという種としての強さはこうした機能に負うところが多い。


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by miriyun | 2012-05-30 07:03 | Comments(4)
2012年 05月 29日

人の100倍感度の目・・・砂漠のフクロウ(5)

フクロウは首を180度以上回転させる。     
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 フクロウの眼球は眼窩に固定されていて眼球を動かせない。

だから、フクロウが目をきょときょと動かすという状況はないのだ。
フクロウは鳥の中では日本でも世界でも好まれるキャラクターで、古代ギリシャでは女神アテナの従者であり、「森の賢者」と称されるなど知恵の象徴とされている。また、可愛い絵や造形で描かれたりする。
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いま、目の前にあったカレンダーにもこのような絵が描かれていた。いかにもフクロウの可愛く描かれていて楽しい。カレンダーとして大好きな方なのだが、この上目づかいできょとっとした顔をしているフクロウ・・・これは実際にははないことだ。目だけをうごかすことができないのだから、どうしても首ごとうごかして、目はまっすぐに見据えることしかできない。だから、フクロウの目はどんな時も落ち着いてこちらを凝視するイメージなのだ。ヒエログリフのMの絵文字で、顔だけ体と向きが異なるのもそういった習性をしっかりあらわしていたと言える。

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以前に紹介した砂漠で出会ったフクロウはよく見ると尾羽を後ろにしたななめ後ろからの姿だが、フクロウの顔はこちらを見据えている。つまり軽く首を動かして、斜め後ろを凝視しているのだ。

 それどころか、、頭を180度以上回して真後ろに向けることもできる。
これを左右におこなえば、なんと360度カバーできるということになる。上下を反転させてのけぞるかのような向き方もできるという。これは頚骨が12~14本と多く、とても首を回しやすい構造だからだ。


2.人間の100倍感度のフクロウの目 
 フクロウは鳥であるのに、目が正面にあり、他の鳥とは異なる。顔の正面に両眼があることで、物を立体視でき、対象物までの距離感も測れる。その目は瞳孔が大きく、弱い光をとらえる細胞が発達している。
 だから、人間の100倍もの感度があり、暗いところでものを見る力が優れている。一般の鳥が夜目に弱いのとは大違いで、夜用にできている。何しろ夜行性の鳥だから大事な条件だ。

 感度をカメラに置き換えるとISO100のレンズでは夜景は捉えられない。フラッシュでもたかない限り風景も人も撮れない。 これをISO10000にすると、夕闇の中でも対象物をしっかりととらえることができる。単純にカメラと比較し切れるものでもないだろうが、そのくらい機能が高いということだ。

 これだと、夜行性のフクロウにとってつごうがよいが、昼間は光が強すぎる。朝夕はよく動くがに真昼にはほとんど活動しない。
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朝でもこんな風にまぶたを目を閉じたり、まぶたをおろして細目になっていることが多くなるのだ。



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by miriyun | 2012-05-29 06:26 | Comments(4)
2012年 05月 28日

フクロウの羽ばたき・・・砂漠のフクロウ(4)

1.デザートイーグルフクロウ    
猛禽類であるフクロウは砂漠の地ではハヤブサと同じように鷹狩(言葉では鷹になるが、意味は人間が猛禽類を使って狩をさせること)の使われる。
ただし、ハヤブサよりずっと大きいし重いので腕に載せてならすのもたいへんだろう。
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この姿勢と目の鋭さが猛禽類らしさをあらわしている。
 なお、このフクロウは砂漠地帯にすむデザートイーグルフクロウである。目が黒っぽくて目立たない森のフクロウが多い中、この種は目がワシや鷹と同じような色や形状をしている。それだけに尚更眼光鋭く感じる。


2. 羽音が響かないフクロウ 
フクロウは獲物に近づくのにほとんど音をさせない。
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身体が大きい割には音がしないのは羽が特別だからだ。鷹やハヤブサと違って、フクロウは羽の内側が真綿のようにやわらかく繊細にできており、羽ばたいてもバサバサと音がしない。ほとんど無音で飛ぶことができると言われている。
静かな夜や明け方にかりをするのにてきしている形状を持っている。


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この羽の繊細なほどのつくりや形状は、思わず触りたくなるほどだった。

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翼を広げつつ、首を真後ろに回しているフクロウ。
この首の動きについては次回に取り上げてみたい。

★ 砂漠の夕闇迫る中で、初めて出会ったデザートイーグルフクロウは、暗くもあったし、なによりも近寄りがたいこわさもあった。
しかし、その後鷹狩りのためのフクロウで、はじめて羽根をじっくりと確認できたのだった。




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by miriyun | 2012-05-28 07:11 | Comments(2)
2012年 05月 26日

日食観測・顛末記

小さな命題  
 小さな命題を抱えてこうしようかああしようかと頭をひねってみたり工夫したりすることがある。忙しくても何でもそういうことが嫌いでないことに気付く。これまで旅に行く前の計画にそういう時間を使うことが好きだった。
 しかし、単に天体の様子を見るだけでも旅と同じくらいに楽しんだり、反省点が浮かび上がったりしたので記録しておく。

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   ↑ 撮影した午前8地過ぎの空の写真に、個別の日食写真を時間に合わせて合成した。
白い建造物の多い港の風景と、減光して撮影した日食を同時に位置確認するため、あえて空だけ暗くした画像である。

 金環日食があることを知ったのは半年前。次に東に向かって開けている場所探しだ。家の付近は西に向かってはいいが、東は見えない。

 ならば港だということで、地図を見て検討し始めた。
大好きな大桟橋。これが第一候補だ。ただし、朝6時からここに来る意欲があるかが問題だ。せっかくだから日曜の夜から泊まってもいい。宿泊は週末は高くても日曜の夜は安いのだ。
 山下公園前のモントレーに泊まろうか、しかし、レストランからは見えても部屋から見える保証はない。やはり大桟橋だ。

 そこで、大桟橋チェックをしてみたら、なんと金環日食会の予定が入っていて、撮影方法の講習会に集まった人をホールの方から観測できるようにという会がおこなわれる。そして大桟橋の上の部分(通称クジラの背中)には一般の客が集まる。う~ん、かなりのカメラマンと三脚の林になりそうな気配を感じて、また悩んだ。

 目の前が開けているということでは大桟橋、高い位置から見下ろすということでは港の見える丘公園や野毛山動物園横の展望台もよさそうだ。

 ただし、2009年の部分日食のときの雨模様の雲だらけの様子を鮮明に記憶している。横浜の港はほとんど東向きなのであとはどの場所が落ち着いて3時間もいられるのかということだ。雨・風・食事・背景などを考えていった。
 そして、みなとみらいにどうしても目が行く、。インターコンチネンタル・・・帆の形のホテル、港が目の前で、見晴らしはいいし、やや北にふれているが東は見える。だが、ガラス窓越しだ。ランドマークは高いので、何もじゃまされずに見ることができる。さっそくチエックしたら、シティ側は空いているが港側は一部屋も空いていなかった・・・。2か月も前なのに、そんなに早くそこが埋まるとは信じられない面持ちだった。(のちに分かったが、旅行社がホテルから金環日食を見ようというツアーを組んで抑えていたのだった、旅行社素早い!でも料金はとても高い設定だったので、そんなに高い部屋がほんとにさばけたのかは疑問だが。)

 最初から気になっていたのが、自分の家族のイベントで使ったホテル…パンパシフィックホテル。目の前にインターコンチネンタルがあって景観を邪魔している。低層階のレストランからは観覧車はきれいだが、港は見えない。だが、二等辺三角形のように突き出した形のホテルの東側はベイブリッジに向いている。地図上で測ってみるとインターコンチをかすめてかろうじて、東が開けていてその先がベイブリッジだった。そして、娘から聞いていたのは、みなとみらいで唯一ベランダのある部屋だということだ。
 ガラス越しでなく、また雨を防ぐことができるのは好条件だ。

 こうして、ベイブリッジに向いた部屋をパンパシフィックにとった。
金環日食といって、2か月前から誘っているにもかかわらず、ただ日食見るだけでしょ~?とはじめ乗り気でなかった子どもたちも、次第にニュースや新聞で金環日食がめったに見られないものだとわかってきたのか直前にこの話に載ってきて、結局3人で泊まることになった。

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ベランダから東を見る。ベランダは決して広いわけではないが効果は絶大。一歩窓外に出るだけで視野の広がりは大きい。簡単に考えただけでも180度以上をそのまま見ることができるのだ。
 窓があると実際の景観は120度分くらいまでが見やすい範囲ではなかろうか。
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観覧車の横に続く道は大桟橋の方面に続く。

 部屋の景観と方位を確かめてから、買い出しにクイーンズスクエアへ。
なぜなら、明日は食事になど行っていたら肝心なものを見損なってしまいそうなので、ホテルの朝食ビュッフェにはいかないと宣言してある。娘たちにパンやおにぎりだけで観測会をする、ただし、昼食はホテルでおいしい料理を食べようと言っておいたのだ。ペットボトルと軽食を買い込んで万全の準備をした。

◆こうして、21日。朝焼けから撮ろうと目覚ましは4時。
しかし、朝からどんより、何度窓を見ても全く雲が消えそうにない。

そして6時過ぎ、雨が降り始めた。

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窓から大桟橋を見れば、この天候にもかかわらずやってきた人たちが傘をさして待っている。あきらめて帰る方向に行く人もいる。
 いやいや「、まだわからないよ。せっかく来たのにもったいない」と止めたい気持だ。
この前の日にもお天気雨があった。雲の動きが一定でない日が続いている。だから雲が動く可能性はある。ちょっと動けば、太陽が見える隙間くらいあくものだ。

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目の前にある、みなとみらい地区の景観を見る穴場でもある万葉倶楽部。屋上の足湯のところに傘をさしてやってきていずれも東を向いている。やはり、ここで湯につかりながら日食を見ようという風流人だ。

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インターコンチの北隣の公園は雨が強くなってきたので人があまりいない。

川を渡る橋の上では日食メガネを持った出勤途中の人たちがずらりと並んで東を見つめた。

 パンパシフィックは食事やサービスの良さは定評があるが、インターコンチとの位置関係が難しい。だが、それも自分が何を見たくてどうしたいのかということを考えて選んで行ったことで、目的の金環日食を撮影できたし、また、家族とのいい時間を持つことができた。
 もちろん、何も見えない可能性もある。晴れてもカメラが何らかのトラブルになることだってある。それでもなんとかなるように厚紙にピンホールをあけたものまで用意した。すべてダメでも映画鑑賞会・残念食事会何をしてもいいわ。そんなことはお構いなしに夢中になって何かに取り組んでいるときが楽しい。

日食の見え方
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 予測したのがインターコンチの建物の右に上がってきた太陽が次第に高くなり、ほぼ真東で金環になり、また部分日食になるだろうという予測を立てた。
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そして、実際にこのように上がっていった。7時過ぎから右上の雲の影にまた太陽が隠れた8:02分までの動きを後付けでのせたものである。1時間ほど、しかも雲に隠れては現れることの繰り返しではあるが、奇跡的に雲の合間合間から変化を見ることができた。日食というものを肌で感ずる・目で感ずることができた。

 ≪反省点≫
 方位を読むのにiPhoneのアプリでは正確でない。(あるプロカメラマンがこれで測っていると言っていたので、自分のだけ不調なのか?) 太陽や星を撮るときは方位だけでなく、高度を測るようにしたい。分度器で高度計をつくろうか・・。
 NDフィルターをしているとほんとに対象物を探しにくい。はっきりした太陽しか映らないから、雲に隠れた太陽などほんとにわからない。液晶を取り替えるか、カメラそのものを更新すべきか悩むところ。


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by miriyun | 2012-05-26 13:23 | Comments(6)
2012年 05月 21日

金環日食・・・横浜みなとみらいより

2012.05.21 みなとみらい地区ー雲の間に日食を待つ    
4時から目覚めてみたものの厚い灰色の雲が覆っており暗い気持ちになる。
せっかくの日食、見れないかも、6時には小雨がふりだし、街行く人は傘をさす。

 TVでは全国の日食の様子が写り始めた。
横浜はこの雨では無理かとも思うが。空はきまぐれ。ちょっとの面積でも雲が途切れさえすれば太陽が見えるのも前回の部分日食で経験済み。だからあきらめずに待った。

すると、
突然その時はやってきた。
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7:24 Pentax K20
灰色の雲の合間からわずかに、太陽の位置が分かった。きょう初めての太陽はすでに三日月形に欠けていた。iPhoneのコンパスで測っていた方位からずれていた。

あっという間に消える太陽。
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7:32 コンデジ撮影FujiFinepixF300  このくらい濃い雲があるとフィルターなしの手持ちでも撮れる。
ただし、マニュアル操作で補正も最大マイナスにしてある。

しかし、位置はわかったので、方位を変えて待つ。
この後何度も姿を消してはまたとらえることの繰り返しだった。


金環日食・・・首都圏173年ぶり

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‏‎7:34
 実に首都圏では1839年9月7日以来173年ぶりの金環日食となった。
1839年て、天保の世ではないか、大塩平八郎の乱が1837年。そして、天保の改革のころ・・どっぷり歴史の時代だ。それ以来というし、これから200年以上首都圏で見られないということは、一生一度だから大イベント的な気持ちになるのも無理はない。
 
日食観測メガネも、カメラのフィルターもよく売れた。かくいう私もこどもを誘っているので3枚手に入れておいた。ゴールデンウィークすぎにヨドバシカメラに行ったら、もう200mmレンズに合う62mm口径フィルターなどはとっくになくなって、メーカーにも在庫がなかった。100000分の1に減光する角型フィルターを勧められたが、それは晴天時の日食以外に使い道がない上に庶民には高値すぎる。

 そこで、その日は買わず、ネットでフィルターの性能と口径について学習した。大きいフィルターをつける分には問題ない。ましてや将来300mmレンズとか購入する気持ちがあるならば今から77mmフィルターにしておいた方が使える。レンズ側62mm。フィルター側77mmの接合部品を買うことにする。
 ビッグカメラではもうND400を同じ大きさで2枚はなかった。再度ヨドバシで挑戦。金環対策フィルター売り場の裏面にほかのメーカー製のフィルターがあることに気付き、全ての箱をチェックして最後の2枚をようやく手に入れる。400分の1と400分の1を掛け合わせると160000分の1に減光できるという掛け算にようやく納得。遥か昔の小学校で習った分数同士の掛け算はこの時のためにあったのか(そんなばかな)と・・・感慨深い。カメラ好きなのに今頃、NDフィルターの学習をしたのだった。

 大騒ぎした割には、金環日食のとき、雲の間からたまに顔を出しだけなので位置がとらえられなくて、レンズの向きを何度も変えていた。想像以上にファインダーを見ずに液晶でというのはやりにくかった。液晶が壊れかけていてすごく暗いからだが、操作しながら後悔しきり。そんなわけで、肝心の金環日食の画像はピントぶれがあり上質とは言えないが、高望みはすまい。撮れただけで運がよかった。

日食は去りゆく
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‏‎7:38
雲の切れ間ヵら太陽がうっすらと姿を現すたびに、あちらこちらで歓声が上がり、わが家族も歓声をあげる。
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7:49

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7:57

いつもはせかせかした世の中だが、天を見つめ、共有することは人を平和な気持ちにする。
    星や月を見つめて共有するのと同じことを、雨や雲の中で劇的に垣間見ることになり、
       こんなことで大勢の人が幸せになるのっていいなあと思った。
          共有できたこと、楽しめたことが嬉しい。

 
  これを計算できるようになったエジプトやメソポタミア、ギリシア、イスラームの科学、近代ヨーロッパになってからの科学の発展、現代の優秀なる天文台の観測、そういった科学の何千年もの歴史あってこそ、こんな風に事前に知って準備し、その計算通りに楽しめることに気づかされる。

  そしてまた、月に星に太陽に、その大いなる天体の運行に深遠なるものを感じた一日であった。

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by miriyun | 2012-05-21 19:12 | Comments(20)
2012年 05月 19日

音を追うのではなく・・・高橋大輔

*不規則な生活がたたり、とうとう風邪でダウンしてしいました。
 いつも来てくださっている方、今月はお返事も遅れがちで申し訳ないです。
イスラーム地域のこともアラビア語関連のことも、まだまだ書く状態でないので、あと少しお待ちください。
今、最悪の状態なので、あとは復活するだけだと自分にはっぱをかけています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 こんな時には心の清涼剤、短いフィギュアをひとつ紹介させてください。


音を追うのではなく・・・  
 外国の方が撮った高橋大輔選手の練習風景・・・・会場には他のBGMが流れている。
それに、大ちゃんの曲を載せてみた動画主さま、素晴らしい発想で楽しんだ動画主様お借りします。


上が見えない方は、右のリンクから→【ニコニコ動画】高橋大輔【FS練習】

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 フィギュアの選手はもちろん、音なしでも練習できるくらいに曲は覚えているものだろうが、普通はやはり曲を聞いてそれに合わせて動いている。そうするとどんなに合わせても、音にずれが生ずる。
 ところが高橋選手のプログラムは見ていて実に気持ちがよい。音が鳴って」体が動くのではなく、動きの中から音が生み出されていくかのようなのだ。



例えば、ブルースで複雑なステップや腕の動きをしていたかと思うと突然素早い動きで片腕が突き出される。その時、観客からは彼の指先から音がはじき出されたかのように感ずる。だから、高橋選手の音のとらえは他の選手の音感と違ってリズムと音を自分の中で熟成させながら、滑りやジャンプも練習しているのかなと思ってしまう。

 ニースの世界大会直前の音がけ練習で、会場スタッフが高橋選手の曲を途中で切ってしまったことがある。しかし、音がなくても普通に滑っている高橋選手、さすがにある程度きりのいいところまでやってやめていたが、いくらでもあのテンポで滑れそうだと思ったものだった。

 今回の動画では無音というか雑音の中で、滑っていた高橋選手だが、その動きはあの細かい振付のメリハリまで含めて、見事に音と合っていた。アイスダンスの選手も音を待っていてはできないのでそれに近い。
 音楽を身体からはじき出すかのような動きを4回転ジャンプや、美しい3アクセルを流れを崩さずに軽く飛びながらやっているから心地よいのだ。

 現地に行っていなくても、このように練習風景まで共有できる。ありがたい時代だ。

 


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by miriyun | 2012-05-19 23:49 | Comments(6)
2012年 05月 13日

ドバイモール・アクアリウム

シマシマ魚に夢中! 
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                                  シマシマ仲間だね~!
               弟に見せたい一心の姉・・・その一生懸命さがほほえましい。
            どこの国でもこどもたちは魚の動きには夢中になる。
             いや、こどもだけでなく大人だって、しばし何もかも忘れて見入ってしまうことがある。


ドバイモールの水槽 
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世界一の大きさの水槽のアクリル板からなるといわれたドバイモール・アクアリウム。いまはもう、世界一大きいのはアメリカの水族館になってしまった。
だが、それでもこの巨大水槽がショッピングモールにでんとあるというのがすごい。水槽に写るのは色とりどりの向かいのお店のイルミネーションだ。。
 魚を見るのは地元のアラブ人はもとより、インド人・パキスタン人・ヨーロッパ系・黒のアバヤから肩をむき出しで日焼けしたひとまで、ほんとに様々な国の人々が集まっている。
 こうした、巨大水槽はUAEだけでも結構あり、アラブ人はかなりお気に入りの様子。そして、アラブに限らず世界の水槽の多くが日本のアクリル板を使っている。

壊れたのは日本のアクリル板のところではなかった!

 この巨大水槽が壊れるなんてことは恐ろしくて考えられないが、じつはドバイモールでは2010年2月に水槽の小パネルが壊れるということがおきた。

短い動画だが、探ってみたらあった。


↑が見えない方はこちらのリンクから→こちら

 何しろ、ブランド物の商店街だから、大変な騒ぎだった。

え~!でも、日本の会社、日プラの誇るアクリル板が壊れたならシーパラダイスも、品川も、美ら海もみんな危なくなってしまうではないか・・・と心配になった。
だが、結局壊れたのは競合会社が担当した小パネルとその接合部分の欠陥であった。

 日本は関係しなかったということで、
        日本の技術への信頼感は損なわれることはなかった。

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by miriyun | 2012-05-13 21:56 | Comments(8)
2012年 05月 10日

夜のブルジュハリファ

世界一には人が集う 
ドバイ・ファウンテンのうごめきだす時間、ブルジュ・ハリファのもとに人は集いだす。
c0067690_4562034.jpg

大噴水・・・ドバイファウンテンを下界から見る。
始まる頃にはぎっしりと池の周りは人が集まり、人の頭越しに眺めていた。

c0067690_4562495.jpg

最初は音楽に合わせた水の時に幻想的な動きに見入る。
c0067690_4563135.jpg

しかし、
c0067690_4571516.jpg

さいごはドド~ンと、たかさ150mまで吹き上がるパフォーマンスでしめくくられる。
  *世界一長い噴水・・・ドバイファウンテン長さ275 mの壮大な噴水
    世界一高い噴水・・・アメリカのゲートウェイ・ガイザーは192mで高さの世界一

  手前は前列で見ていた男性がさらに前の人の頭を避けて撮影しようとiphoneを高くかざしていた。
その手が周りの雰囲気を象徴している。
     
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by miriyun | 2012-05-10 05:11 | Comments(2)
2012年 05月 10日

水ぬるむ

     

c0067690_4335718.jpg

鎌倉の海岸で、子どもたちが遊んでいた。
泳げる時期ではないが、水もぬるみさわりたくなる陽気・・・
小刻みに行き来する波と戯れる



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by miriyun | 2012-05-10 04:39 | Comments(4)