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マジュリス...アル・マハ(16)

 マジュリスとは  

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マジュリスとは人が集まるところを言う。会議室・集会室・応接間などを表す言葉である。アル・マハの応接間としてのマジュリスのインテリアがいい。間接照明があたたかみをだす。
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奥のニッチには木製品・金属器などがひとつひとつ考えて配置されている。天井は木彫のアラベスク組文様が凝っている。

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窓にはアイアンの花

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銃は1900年代初頭には貴重な武器であり、名のあるものが持ったものであろう、

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引き鉄と撃鉄とのあいだにはアラビア文字が刻まれていた。
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テーブルになっているのは丹念に文様と文字を打ち込んだ銀器だろうか。文様の細かさはもちろん、文字のそりや伸び、反転する筆あとまで表現している。職人さんのいい仕事が見えてくる。

武器とか飾っているのでいかつい感じになっても仕方のないところなのだが、
         なぜか落ち着いた雰囲気と居心地の良さを併せ持つ応接間になっていた。

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by miriyun | 2011-10-31 04:40 | Comments(8)

秋の風物詩

 ヒヨドリ      
ピィ~ヨ、ピィ~ヨ!となく声がにぎやかで何事かと思えば柿の木にやってきた鳥たちが鳴いている。鳴いては食べ、食べては鳴いていそがしい!
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黙って食べれないたちなのか何しろ賑やかな鳥だ。これがヒヨドリだ。
今年はヒヨドリの当たり年だ。中東でも日本でもヒヨドリを見ることが多かった。
決して鳥や動物に詳しいわけではないけれど、姿と名前が一致してくると俄然面白くなってくる。
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全長27.5cm 
青い灰色で、頬は茶色。だから英語名はブラウン・イアド・ブルブル(Brown-eared Bulbul)。
ドバイのホワイト・チーク・ブルブルと同じ名のつけ方だが、だいぶ雰囲気は違って、しかもブラウンの日本の方が大きいヒヨドリだ。

とくに尾が長いので細長く見える。
腹部は白灰の水玉模様、尾の内側付け根は白灰マーブル模様があるが、ホワイト・チークほど色は目立つところはない。

ヒヨドリは一年中いるが、秋の木の実がなるころ、ヒヨドリたちはにぎにぎしく甘い実のなる柿の木の間を行き来する。
 そのためか、ヒヨドリは秋の季語になっている。
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   「 ひよどりのこぼし去りぬる実のあかき 」・・・与謝蕪村       

 おぉ、確かに秋の情景が色彩とともに一挙に脳裏に浮かぶ・・・。

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by miriyun | 2011-10-30 13:15 | 日本 | Comments(2)

ラクダの・・・

 砂漠にラクダが一頭⁈ 
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砂漠に一頭のラクダ
たとえ一頭しか見えなくとも野生ではない
長く延びた影が砂漠らしい
おや?影には脚がたくさん

母ラクダと子ラクダの授乳中であった・・・

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by miriyun | 2011-10-28 07:06 | Comments(14)

ガゼル

  

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アカシアは長いトゲを生やすことで若葉を動物から守ろうとする。
キリンは丈夫な口と口腔に発生させる粘液のおかげでトゲごとたべてしまう。

ガゼルもトゲがあるからといって、砂漠で数少ない大きくなる木を食のメニューから外すわけにはいかない。幸いにしてアカシアのトゲは木の葉の脇からいるているが、隙間なくといういうわけではない。
ガゼルは鹿に似た顔をしているが、ウシ科である。草を食むだけで生きていかれるのであったらもっと牛らしい幅のある顔だったかもしれない。

だが、トゲの間をぬっていたん食べるため口先は尖った形になる。そのためとても細くて華奢な口先になったのだ。仮にネコ科の顔でアカシアの葉を食べようとしたらトゲが痛くてたまらないだろう。


 また、ガゼルの脚の細さ。優美なS字のようなカーブを持った角の形、そして何よりも目が可愛い。
その涼しげな目元が中東では中東における美人を表すたとえにつかわれ、この名が入った詩が多く残されているのだ。
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by miriyun | 2011-10-27 07:06 | Comments(0)

トルコ地震・・・祈り

 トルコのワン(ヴァン)近郊で地震      
 
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 トルコ東部で日本時間23日夜に地震が起きた。M7.2という地震だ。

今年の東北大震災にあたってもどこよりも長く東北にあって救援活動をしてくれた隊はトルコ隊であった。
そのトルコにまた地震で今度はイスタンブルなどがある西部ではなくイラク寄りの東の端、ヴァン県だという。空港も壊れたので救援の航空機がすんなりいけないらしい。被災地は標高1600mの高地で、1年の半分は雪が積もる。自宅が全半壊した被災者の多くが歪みや隙間のできた自宅に戻るのを恐れ、余震の中、屋外で避難生活を送る。テント・毛布などの防寒用品が絶対的に不足する。

 ヴァンに行ったことはないが、自分もそこの産のキリムを一つ持っていることでその名を知り、ぬくもりを感じている。トルコではアパートなどは7階建ての建築が多い。ただ壁に耐震を行っていないのでひとたび揺れると大きな災害になる。
 素早い救援が必要で、もう日本のNGOも動き始めたというが、同じ地震国として心配し祈るばかりである・・。

                     
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by miriyun | 2011-10-24 23:47 | Comments(7)

トゲ強し!アカシア

 アカシアのトゲ 
ゆるゆると朝の砂漠を歩いた。目の前にはりだしてきていた枝にぶつかってチクンとした。
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アカシアだ。アカシアはイスラーム各地にあるがいつも葉があるのは高い位置なので、これほど目の前で見たことはない。
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う~ん、見るほどにトゲが鋭く生えている。
砂漠のアカシアも様々で、ここのは小葉が6枚ずつ向かい合わせだが、オマーンのアカシアのは10まいずつの葉が向かい合い、トゲもさらに長く、枝からつまようじが映えているような感じになる。
これらのトゲは何と戦うためなのだろう。

ガゼルとアカシア
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ガゼルがゆく道の灌木はみな下部に葉がない。上の方にはあるのだが・・。
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アル・マハのコテージ脇にやってきたガゼルはしたの方に葉がないので、やおらたちあがった。
そして、つかまり立ちしせいで丹念に葉を食べはじめた。
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 砂漠だけによく見ると葉の上には砂粒がどっさりとついている。葉や枝だけでなくトゲにも砂粒がついている様子から、水分の存在がわかる。

 ガゼルだけでない。オリックスにとっても朝露をたくさんの細かな葉に受けとめたアカシアは主たる食となる。
だからこそ若葉の脇から鋭いトゲを出す。
しかし、アカシアはその種を動物に食べられふんとなって遠くに落とされることで種を残す。生存が厳しい環境下では近くでは共存できないのだ。
その時、つまり花が散り豆ができる頃になるとその近くのトゲは目立たなくなる。
植物と動物の世界・・・不思議ながら合理的なものだとも感じる。
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by miriyun | 2011-10-24 07:03 | Comments(6)

砂漠に咲くアカシア

 アカシアの花 in UAE      
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アカシアはネムノキ科で、世界に数百種以上あり、温帯から乾燥帯・熱帯までさまざまな種がある。ここではもっぱら砂漠地帯のアカシアについてとりあげる。
細かな葉が向い合わせに並んだごく小さな葉である。

日本でもアカシアという名はなじみがある。並木道にも蜂蜜にも歌詞にも登場してくるがそのほとんどはニセアカシア(ハリエンジュ科)である。日本への導入時にアカシアと呼んでしまったことに起因する。ニセアカシアは大きな葉を持ち、葉だけ見てもアカシアとは全く異なる。花はまるで白のフジの花をふっくらさせたような感じでいい香りもするし、歌や小説でムードのある花としてアカシアの名が間違ったまま使われてしまった経緯がある。

 砂漠地帯のアカシアは、ネムノキ科らしく葉を閉じ小さく閉じることができる。暑さが厳しく水も少ないところに生育する。花は白くて丸い。つぼみは緑の粒々がきゅっと固まったようで可愛らしい。

アカシアの葉
 朝、この葉は変化を見せる。
気温の高低差の激しい砂漠地帯で、しかも海が近いなど湿度の含まれる地域では案外空気中に水滴がある。気温が昼間の50度近い温度から急激に下がる。すると、朝霧が生じたり朝つゆが下りたりする。この朝露がこの地域では命を存続させる。 かってアラビアンオリックスのために世界遺産になっていたオマーンの保護区はその朝霧が発生しやすい場所であった。UAEもすっかり砂漠地帯ではありながら距離的には海から遠くはない。だから朝露はおりる。

 アカシアは日中しおれたように縮んでいる。日が落ちると急激に気温が下がり、朝、霧やつゆが発生し、そこから水分を得たアカシアは瑞々しく開く。根からだけでは十分でないアカシアは葉は露から貴重な水分を補っている。
 それを食べる動物たちも葉を食べながらわずかな水滴を吸収して命の糧としていくのだ。
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by miriyun | 2011-10-23 18:20 | 動植物 | Comments(4)

アラビア書道*2011ロビー展開催

しばらくぶりにPCにむかいます。
           ご訪問いただいた方、ありがとうございました。
2011アラビア書道作品ロビー展開催
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                                            ↑ いつものように雰囲気だけ、あとは会場でご覧ください

 アラビア書道作品展の中でもとくに長い歴史を積み重ねてきている横浜教室でのロビー展が始まった。
全19点、本田先生のひときわ大きな作品(先生の作品の中では小さめ)を中心に今年も成熟度を高めた作品が並んだ。
              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                     ◆アラビア書道生徒作品展◆
               日時 2011年10月24日(日)~11月12日(土)
               場所 朝日カルチャー横浜 
               横浜駅の駅ビル”ルミネ”の8階 朝日カルチャーロビー
               10:00~20:00(日曜は17:00、最終日は17:30まで)
              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
  テキストがディーワーニーまで進んでいるので、ディーワーニー作品が多い。
気持ちの入った作品群で、それぞれに見ごたえがある。正方形にきっちりと入れた作品。マレーシアで求めてきた紙を芸術的に装丁に組み上げてあったり、自作の絵と装飾紙を組み合わせたり、小紋の和紙を使ったりと変化に富んでいる。額や二重マットできりっとまとめたものもある。写真を使ったものもいくつかある。
 写真仕様は実は私は1997年からひそかに使っていた。当時は偶像・写真は組み合わせてはいけないかなという思いもあり、日陰ものに甘んじていた。それでも時々ひっそりとロビー展に出していたものだ。
 ところが最近は厳格なサウジアラビアの書道家が写真を作品背景に使っているのを知り、また、先生からの写真を使った新しい分野という応援の言葉に勇気を得てようやく日の目を見ている。


*作品展の流れ
 本田先生・山岡先生ご指導によるアラビア書道はどのように発展してきたのだろうか。

 横浜教室は十数年前に朝日カルチャーで始まった。それ以来、常に大勢の参加者があった。
 土曜日の教室で、横浜駅の駅ビルであるため大変便利であること、仕事を持っている人が参加しやすい、少々遠くからの参加であっても土曜日隔週なので参加できるので、遠くから仕事の合間を縫ってやって来られる方も多い。職業や体験してきたものが異なるし、また初心者・5年・10年・それ以上の経験者が程よく混ざっているので実に多彩だ。その中でお二人の先生方のお人柄で和やかに進んできた。

◆ロビー作品展も初期のころにはなかった。作品展がないころ毎回中東のエピソードなども伺いながら楽しく受講したのだが、いつまでも自分の文字が作品にできるものとは思えず、練習は熱心にするのだが、なかなか作品と言えるものをつくるにいたらなかったのだ。

◆1997年自分の作品を仕事場関係の小作品展に紛れ込ませてみて、これなんだろう、へぇ~、文字なんだという程度の反応ではあったが作品展示の感触は得た。
 そのあと、「先生、ちょっと作品を出してみたら面白い反応でした、作品展やりたいですね~」と、お話した覚えがある。こうして、おそらく本田先生門下で初めて大きな作品展を開催したのが、1998年だった。その作品展を『西からの風』、合同作品展になってからは『砂漠の薔薇』という。これは、2年に一度の大作品展で、1998から、昨年の2010年まで確実に回を重ねてきている。
 
 横浜アサヒカルチャーのロビー展に参加したのは、その初めての大作品展の翌年1999年からだった。
こうして、2年に一度の大作品展、その合間に年に一度のロビー展というサイクルが出来上がった。

 作品展があるということは作品作りの期限が定められ、確実に自分で飾れるものをつくるということになる。作品展に向けてモチベーションを高めいつもとは違う紙やインクや画材を出してみたり、額やマットを考えたりという変化があってよい。
 普段とはちがう集中力で作品に向かうことは、深くアラビア書道の世界に入り込み、自分自身のアートとして表現力を高めていくことになる。

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(そうはいいつつ自分はどうかというと、
実はめちゃ忙しい時期なもので、ブログも作品もiphoneも停滞し焦るばかりの日々だった。
予定していた作品はとうとう間に合わず、背景とアラビア文字のデザインしたというところだけが取り柄の別作品となってしまった。
 それでも、参加しないより一歩進んだかなと思える。やはり、作品展があることは貴重だ。)
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☆ お近くにおいでの時は駅上なので是非お寄りください。

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by miriyun | 2011-10-23 08:32 | アラビア書道 | Comments(6)

砂漠(1)

  砂砂漠の深みに    
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          ↑ ワンクリックすると大きくして見ることができます



            吸い込まれそうな壮大なる窪みにも
                    そして、その向こうに続く連なりにも
                            大自然の大いなる力を感ずる・・・

                 

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by miriyun | 2011-10-17 07:07 | 自然(砂漠・ラクダ・蜃気楼) | Comments(14)

マルーラ・・・酔いどれアニマルパーティ!?

 マルーラというフルーツ    

 マルーラってご存知だろうか?
 いや~、実はアル・マハのお手本になったホテルが南アフリカにあると聞いていたので、それはどこか調べていた。そうしたら望めば見えてくるというのだろうか、BSでそのホテルが出てきた。その中で紹介されたフルーツが気になった。
  高さ12~13m位の高木。
  地面に杏くらいの実が落ちると発酵するので、象とかは大好きであるという。皮をむくとランブータンかマンゴスチンのようなやや透明がかった白い実が出てくる。水分が多そうでいかにもおいしそうだ。


それで調べたら、出てきた!出てきた!象だけでなかった!

どの動物も好きなマルーラ
木に登る動物はいいが、登れない動物はどうするのか。
   象が収穫作業をする。
      ・・・・けっこう荒っぽいが大量に収穫できる。

 そうするとどの動物もよってきて一斉に食べる。
  他の動物がいるにもかかわらず食べ続ける。
BSでは地面に落ちると発酵すると言っていたが、象が収穫してすぐに食べて、ヘロヘロっとなっているので、もう実が木の上で熟しているときにすでに軽い発酵現象がおきているのだ。
 なにしろ、ひたすら食べ続ける。サルは皮をむき、象は丸呑みする。小動物はアルコールが回るのが早いのか、落ちた実の中で泳いでいる。

 これは紹介しなくてはと思うほど・・・おかしい。
何しろ見て!!



 もう、とくにダチョウの歩きっぷりがおかしくて!
サルは人間に似すぎていて、最後に出てくる翌朝のしぐさ!

なお、このマルーラの実からつくるお酒は南アフリカ共和国やナミビアではおなじみでお酒を造るし、
リキュールとしても「アマルーラ」という名で売られている。

象のそばによると大トラならぬ大トラ巨象に寄りかかられそうで怖い。
いや~、仕事のことも忘れて笑えた~!    オススメです!    


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by miriyun | 2011-10-15 22:09 | 動植物 | Comments(14)