写真でイスラーム  

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2011年 01月 31日

ベジタブルコンボ・・・アラブB級グルメ

 焼き立てホブズ&野菜   
アブダビのマリーナ・モールで昼食をとった。フード・コートでお手軽軽食。
一緒にアブダビに行ったイタリア人はイタリアン・パスタの店の前で注文しているようだ。パスタ大好きな私もちょっとは考えたのだけれどもアラブでパスタはいかんと思った。アラブ人にとってはパスタはアルデンテはありえない。やわらかくかんじるほどよくゆでるものなので、日本人からすると時間を置いたうどんのようになる場合が多い。
 アラブではやはりアラブ料理でしょうと、自分はアラブ料理のほうに惹かれていった。アラブで肉料理を頼むと見ただけでおなかがいっぱいになるほど出てきてしまう。旅を心地よく軽い動きをするためにも最近はベジタリアン風にいつも注文することにしている。

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フードコートの軽食、すなわちファーストフードなのだけれど、すぐには出てこない。
注文を受けて料理の方を奥で揚げている。それが出来上がる直前にホブズの生地を、
窯に入れた。手順がなかなかきめ細かい。

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プク~ッ!と見る見る間に膨れる。
出来上がってから束になって出てくるとな~んだと思うかもしれないが、このホブズは焼いているところを見ているとほんとによく膨れるので面白い。出来立てを売り物にする店はこの膨れたところをひょいと食卓に出すのだ。
 まあ、このフードコートでは味など期待せず、適当におなかにおさまればいいという程度に考えていたのだが、ぷっくり膨れるホブズを見て、なんだかおいしく食事できそうな期待感が出てきた。

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むろん、冷めたとたんにしぼんで普通のピタパンに見えるのだが、
目の前で膨れていたのを見た後だから、これは焼き立てをしっかりいただこうという気になるというものだ。

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注文したのはコンボ・・・お肉ごっそりのものばかりのメニューの中で、唯一野菜だけのものを選んだ。
 カリフラワー・ズッキーニ・じゃがいも・ナスを揚げたものががお皿いっぱいにのっている。どういう揚げかたなのか?素揚げのようでいて、アブラっぽさはない。程よい温野菜になっているので、中東の野菜の素の味を味わう。ソースはヨーグルトソースがついている。野菜揚げにレモンを絞り、さらにさっぱりヨーグルトソースでいただく。お皿いっぱいでこんなに食べられないと思ったりもしたが、野菜本来のおいしさを楽しんで完食した。
 真中がポケット状に空洞になるホブズは、真中にヨーグルトソースをかけたこの揚げ物を挟んで食べるにもいい。

 久々のアラブ・・・野菜のおいしさを味わった。

エッ、お値段?!
 野菜コンボ、サラダとホブズ付きで16ディルハム(飲み物は別)・・・350円くらい、物価の高いUAEとしては抜群に安い。
たっぷりお肉がついてくるセットでも20~25ディルハムくらいで充分だ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 帰国後、この野菜のおいしさがなつかしく、家で作った。素揚げに自信がなくうっすらと粉をまぶしたがいろいろな季節野菜を揚げて、自分用にはヨーグルト、家族には多彩なソースで供した。肉系がないことに不満げだったが、食べたら案外おいしいと見直していた。

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by miriyun | 2011-01-31 06:42 | 食べ物・飲み物 | Comments(10)
2011年 01月 30日

ドバイメトロの車内アナウンス

 ドバイメトロの使い心地   

 世界最長無人鉄道、ドバイメトロの乗り心地は?というと、揺れないし、滑るような走りだしに止まり方。
さすがだね、日本の技術は・・・と思いつつ乗っていた。

金色屋根の駅が見えてくる。

場所はドバイマリーナ駅に着く直前の車内から外を見た光景である。
 下のyou tubeは自分で投稿した初めての動画だ。28秒の短い時間なので、ちょっと乗った気分でどうぞ。右下の小さな矢印が4つ向かい合った記号を押すと画面いっぱいにして臨場感を持ってみることができる。




アナウンスは最初にアラビア語でマハッタトゥ カーディマ(次に来たる駅というような意味)で、次に英語で言っているので、きわめて聞きやすい。
 駅の表示もしっかりとアルファベットを入れてあるので、観光客は地名で不自由しない。

金色の駅舎がみえてくる。メトロに沿って道路も連なっている。車はびゅんびゅん走っている。
駅前であっても車は信号で止まったりしない。人の方が長大な歩道橋で道路を渡っていくのだ。
なお、50度にもなる暑い夏が長いドバイであるから、駅舎はもちろん、ホームや連なる歩道橋まで冷房がついている。

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by miriyun | 2011-01-30 11:31 | U.A.E. | Comments(0)
2011年 01月 29日

季節の色

 季節の色は文化    

  超豪華な建築も集中しすぎると重い。
        季節ごとに変わる身近な色にちょっとほっとする・・・  

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          寒さを乗り越えて咲く花は香りがよい。
                  青空のもとの気品漂う白梅


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          メジロが陽光のもと元気に動き回る。
                     うぐいす色の羽が春を感じさせる。


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          それぞれの季節に
                花があり、香りがあり、鳥がついばむ
            冬の夕焼け空は木立を引き立てる・・・

          季節とともに感じる色と造形は日本人に息づく文化だ。

  
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by miriyun | 2011-01-29 23:50 | Comments(8)
2011年 01月 29日

華麗なるシャンデリア・・・シェイク・ザーイド・モスク(7)

 世界最大のシャンデリア

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圧倒的な彩りの世界が頭上にある。
礼拝堂の中央部には、かってなかった規模のシャンデリアがドームから吊り下がっていた。
直径10m、高さ15m、9t の重量を持つシャンデリアで、もちろん世界一大きいシャンデリアである。
いつも私はモスクの中央にたちドームを真上に見上げる事にしている。
そうすると、すきのない多角形と円形がどのように折り合ってこの空間を構成しているのか、どんな世界を作りたいのかが見えてくる。
  ・・・ 精巧な図形のなかに華麗さが嵌め込まれていた。


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少し中央からずれれば客観的に構造をとらえられるところとなる。
この礼拝堂の複数のシャンデリアと前室のガラスのシャンデリアの材料はオーストラリアのスワロフスキー社のスワロフスキー・クリスタルを使っており、イタリア伝統のガラス細工も含めて、ドイツの会社が作成したものである。 


高さ世界一のドーム
 総額820万アメリカドルを注ぎ込んだというシャンデリアは、この礼拝の部屋にいくつもつるしてあるし、本当にそんなに大きいのだろうかと思ってしまう。
 しかし、物の大きさを感じるとき、無意識に比較をしている。ここではこの建築の天井ドームに下がるシャンデリアは不自然でも、でしゃばりすぎでもなく、調和している。
 それはなぜだろうか。実はこのメインドームが室内での高さ70mという驚異的な高さにある。IRCICA(トルコにあるイスラム歴史文化研究センター)によると、内側での高さ70m、外側での高さが85mというこのドームは世界一高いドームであるという。このシェイク・ザイード・モスクは世界最高の高さのドームに世界最大のシャンデリアを下げている。釣り合いが取れているということが数値的にも納得できる。

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シャンデリアの背景になっているドームの下部には細かく深い浮き彫りが見える。
これまでの多くのドーム型モスクは、どドームそのものを、彩色タイルやモザイクで如何に飾り付けるか、そして暗さを解決するものとしてモスクランプをめぐらしてきた。
だが、ここでは、穏やかなあまり主張しない色でドーム内壁とその周りを飾る。とても見事な浮き彫りがされていて、ドーム窓も調和している。
 カリグラフィーはその窓の下に金であらわしている。ここはようやく、スルス体でのコーランとまではわかったが、写真で確認しても読むまでは至らない。、シリアの書家Farouk Haddad氏の作品であるだが、文字が下向きでなく、しかも高度があまりにも高い(なんといっても世界一である)ので読むまでに至っていないのが残念だった。
 

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  建築資材の多くは白大理石とその他の石であり、基本色は白である。素材の色そのものを撮ろうとしたものがこの写真で、これ以外は、その場で実際に見える明るさで撮っている。

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by miriyun | 2011-01-29 11:29 | U.A.E. | Comments(6)
2011年 01月 27日

花の窓ガラス・・・シェイク・ザーイド・モスク(6)

アブダビの誇るシェイク・ザーイド・モスクの礼拝堂は入り口もガラスならまわりの窓も扉もガラスが使われている。
 花のテーマのガラス 
それらが、花のテーマで変化していく。
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礼拝堂の左右の奥はまたべつのへやがあり、そこをガラス越しに見れば色ガラスを通した外の光は床の大理石に透過光を落とす。
床が輝くほどに磨かれた白大理石であるために、鏡のようにガラスの花のイメージを写し出す。それがとても美しいとかんじた。

光を撮影し終わると影に目がいく。光を中心に撮影しているので他はくらいが、そこには、全室とはまた異なるつる草文様で壁も床も象嵌されていた。

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はめ殺しの装飾窓

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礼拝堂側の装飾窓から前室を振り返る。前室には大人数の団体が入って黒いアバヤ姿がいっぱいだった。
魅力的な青い凹とつのあるガラス越しに眺めると人混みさえ非現実の世界にみえる。

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◆花の列柱の奥に見える暗く見えるガラスも、内側から見れば、
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 花のモチーフは少しづつ姿を変え、ここのモスクがガラス窓の一つ一つにも気を抜く事がなかった事を示していた。

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by miriyun | 2011-01-27 07:53 | U.A.E. | Comments(6)
2011年 01月 25日

砂丘にて*星は見えるか?

 砂丘にて       
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デザートサファリに参加したことはあるが、今回は一人で目的があって参加した。
わざわざ月のない新月周辺で砂漠に来たのにはわけがある。

★満天の星がドバイでも見られるか?★・・・という命題を抱えてやってきたのだ。

 正確にはアルアインの砂漠だが、デザートサファリが行われているのは比較的ドバイに近くてお手軽な砂漠である。、行ってみなければ何もわからないとばかりに参加したのだった。 到着した先で大きな砂丘の下から太陽を見上げる。

 
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                 サンドバギーで遊ぶ親子。
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                また、サンドボードで遊ぶ人や砂丘の上をゆく人たちを見た。この子はしっかり帽子にジャケットを着こんで・・。
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こちらの少女は半袖で・・・。雪よりも装備も簡単で誰でもやり始められるところがよい。
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シルエットもかっこいい!

アルアインで星は見えるのか? 
       ↓
      結論:見えない!!(泊まれば違うかもしれないが・・・)

 その理由は旅行社が乱立し、デザートサファリを催行しているため、その砂漠のおもだったるところはそれぞれの旅行社がキャンプ地を設け、ベリーダンスなどを見せる舞台を中央にして放射状に食事できるテーブルが置かれる。、このようなところに4WDで乗り付けてキャメルライドやサンドボードなどを楽しむのだ。

 ところが、そのキャンプでのサービスのために暗闇では食事サービスもできないのでサーチライトをつけている。

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こちらの砂丘にしても、暗くなってもまだサンドボードをしたい人のためにライトがセッティングされている。これらのサーチライトをつけたツアー用キャンプサイトがいくつも、、おそらく10以上はゆうにあるのではないだろうか。
 そのために、月はないのだけれどサーチライトが強く、見えた星は金星とオリオン座だけであった。これでは全く日本にいるのと変わらない。ただ、砂丘の稜線を歩く人・サンドスキーを楽しむ人のシルエットが夕景の中に浮かび上がり、時間がゆったり進む感覚に次第に慣れてきた。
 
 デザートサファリで星を見るのは困難であるということがわかった。あの不夜城のようなドバイに近くては月がなくても街の明かりがじゃましてしまうかもしれないとはいう心配はもともとあったのだが、それ以上に観光化の波による人工物の構築とサーチライトは砂漠から星空をなくしてしまっていた。もちろん、観光客がが帰ってしまったあとに砂漠に泊まればサーチライトも消えて星の輝きがみられたかもしれない。ある程度それも考えていたのだが、いくら昼間は半袖のドバイも夜は寒いので躊躇してしまった結果がこれだった。

星空ががみられなくてかなりがっかりするとともに、
人口の光が果てしない数の星のまたたきを消し去ってしまう事を、今更ながら強く感じた夜だった。
                                  
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by miriyun | 2011-01-25 23:54 | U.A.E. | Comments(10)
2011年 01月 23日

壁をのぼり床に広がる花・・・シェイク・ザーイド・モスク(5)

   壁を這いあがる花々
 花の列柱の回廊から一つの部屋に入る。礼拝堂に入るにしても女性用の部屋に入るにしても、だれもが通るこの部屋。
 
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                                                   ↑ クリックすると大きくしてみることができます
 花々がダイナミックに壁を這いあがる。イスラムの抽象の花が壁を埋め尽くすというものではない。勢いのある草は高く伸び、一番上にはオレンジの花を咲かせていた。蔓(つる)がなんという前触れもなくぷつんと切れたような絵柄もある。これまでのイスラームならば、先端はカーブする葉やらせん状の蔓になるところだ。それをあえて上昇する雰囲気のまま終わらしている。
 
壁は三分の一は白いままである。
     これがイスラームの伝統の空間の埋め方と最も異なるところだろう。

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反対側の壁もこのとおり。枝葉の動きがわかる。

そして、個々の花を見ると、
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  象嵌した石に厚みがある!
とても厚みがあり、とび出しているので立体感や力強さが出ているのだった。

床に広がる花々
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伸びて広がる床の文様、ここが靴で上がるところでなくてよかったと心から思う。

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白地に白い花を象嵌する大胆さよ。

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ここで朝顔におめにかかることになるとは思ってもみなかった。
 それにしてもそれぞれに合う石をよくぞ組み合わせていったものだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この部屋は、花の列柱とは異なり、伝統の図柄ではなく、新しく写実を交えた花を自由に展開しているのが特徴だった。しかも床からそのまま壁に這い上がっていくような生命観のある展開である。壁のハイビスカス、床の朝顔などアラブ・ペルシア・トルコ美術でもあまり見なかったような花々も登場させている。(ハイビスカスはマレーシアでは使っていた)

 同じテーマなので、色合いも蔓草の伸び方も共通性があり、そのため部屋全体がダイナミックな展開に見える。
 違いは花の種類のほかに、象嵌の違いが見て取れる。
壁の花は厚みのある石を嵌め込み、さらにレリーフを入れた高肉象嵌である。床に広がる花は、象嵌した後で表面を白大理石ごと摺り切り、磨き、一面の絵となるように作っている。凹凸の全くない平象嵌なのだ。
  実によく考えられた造りとなっている。

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by miriyun | 2011-01-23 12:24 | U.A.E. | Comments(14)
2011年 01月 22日

カリグラフィーを読もう・・・シェイク・ザーイド・モスク(4)

 アラビア語のカリグラフィーを読もう!  

礼拝堂に入る前の部屋(ここでは便宜上、前室と呼んでいく)のドーム天井の装飾は十分に人を驚かす。

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ドームの中心に釣り下がっているシャンデリアの上部はガラスの清涼な透明感が美しい。可愛くさえある。ドーム内壁には漆喰と思われる複雑な文様の浮彫がびっしりとめぐらされている。
 その上の側面にはアラビア語のカリグラフィーになっている。下に向いている文字ではなく側面であること、そして全体の調和を重視した結果なのか、文字色が金色であることで、目立たない。かろうじて横から撮ったこれで見てみよう。

 書体は、ナスヒー書体。シャムスとカマルとあるので想像できる。しかも、珍しいことにコーランに書き混んである節番号まで入っている親切なカリグラフィーだ。ヨルダンの書家Mohammed Allamが書いたものと思われる。
 
 慈悲あまねく御方の章が書かれていた。
الشَّمْسُ وَالْقَمَرُ بِحُسْبَانٍ

ここは第5節「太陽と月は一つの計算に従い、運行し」・・・の意味
この5節の後に
 6節 草も木も、慈悲あまね御方にサジダ(礼拝)する・・
とつづき、礼拝堂からここまで人々が居流れて、礼拝することを考えると、この部屋にもふさわしい言葉となっているはずなのだ。残念ながら斜めになった文字はこの写真では読み取れない。この前室は見どころが多く、人も多く天井をじっと見ている余裕がないのだ。
 
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アラビア語のカリグラフィーは、あまりの装飾の多さの中でまぎれている感じが否めない。
なぜなら、文字が全体のデザインの中で装飾の一部であるとしているので、色を黒ではなくてその場になじむ色にしているのだ。   
 だから遠目に見て調和しているのだが、文字は意識しないと目立たない。だからあえて、文字に注目してみた。


 さわやか色のシャンデリア  
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このシャンデリア、アラブっぽくない。
中央部につり下がっている部分は明るく輝くライトだが、透明感のある色付けガラスの上の青や赤のガラス粒がきれいだ。これはイタリアのガラスを使って、ドイツがつくっている。

 とてもきれいなオリジナルデザインのシャンデリアであった。

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by miriyun | 2011-01-22 15:14 | U.A.E. | Comments(8)
2011年 01月 22日

タイルとカリグラフィー・・・シェイク・ザーイド・モスク(3)

 シェイク・ザーイド・モスクは実に様々な国の影響を受けている。
その中でもわかりやすいのは、タイルである。
幾何学文様のモロッコ、人物も得意なペルシア、エキゾチックな中国、いろいろなタイルのある中で、特に花のイメージを全面的に出しているこののモスクにふさわしいとなったのはトルコの花文様であった。
 
シェイク・ザーイドにおけるトルコの伝統タイル 
◆百花
花の列柱を礼拝堂に向かって歩くと水場に花びんに百花が咲き乱れるタイルが飾られている。
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全体像。中央部が青白く光っているのは、列柱の間から真っ白な中庭の大理石反射があるためでタイルの焼成のせいではない。
 組タイルで、縦が10枚、横が9枚(両端は若干、幅を短くしたタイルを使っている。)の計90枚からなる。
組タイルとしては結構な大きさで立派なのだが、周りの造作が巨大でああるため、この組タイルが小さく感じてしまうかもしれない。
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白に赤・青・トルコブルーの色がとても4美しい。花の種類といい、迷うことなきトルコのタイルである。
イスリミ文様の使い方もトルコならではだ。(同じイスリミでもペルシアとは異なる)上にたなびくのは中国から伝わった雲文様だ。
 しかし、一番大きな花は何を象徴しているのだろうか。これは名前がわからない。

≪追記≫   
 atelierciniciniさんより、花の名前についてコメントで教えていただきました。
ありがとうございます。感謝しここに追記させていただきます。
 このひときわ大きな青の花は、フリチラリア・インペリアリス、和名:瓔珞ユリ(ようらくゆり)という花だそうです。
トルコで「逆さチューリップ」とも呼ばれる花だということです。
そして、更にこのパネルは17世紀のトプカプ宮殿に収められた作品だそうです。



◆名を教えていただいたので、さっそく調べたら、ワサワサとした花の中から小さな花が下がっている理由がわかった。実際、ガクのような緑の部分が上にワサワサとあり、その下にクロユリと同じように釣鐘型の花が下がる花だった。
 そして、クロユリのような花はユリよりも実はチューリップの形に似ているが、瓔珞ユリもチューリップに似ているのだった。「逆さチューリップ」の意味がよくわかる。Fritillaria imperialis、和名の瓔珞ユリの瓔珞とはインドの王侯が身につけた珠玉や貴金属を編んだ装身具のことだと言われている。
ちなみに英名ではcrown-imperial、皇帝の冠というから、なかなかの花なのだ。トプカプを飾ったパネルのメインの花としてふさわしい花だったということになる。
写真素材 PIXTA
(c) nomnom写真素材 PIXTA
ブログ向け無料素材より引用。クリエイターnomnomさん

 絵の方は、まとまりよくデフォルメしているが特徴はしっかりとらえてあり、なるほどと思わせるトルコの花の描き方だった。こういう描き方、トルコのデザインの長い歴史が感じられ、とても好きなところだ。

 イスタンブルタイル通信で素敵な画像と歴史ある絵を使った記事が掲載された。こちらです⇒「逆さチューリップ」
 ひとつ教えていただくことで、次々とほぐれるようにわかっていく。こういうことがとてもうれしかった。
 
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勢いのあるところ、リュステムパシャの文様に似ている。チューリップにヒヤシンス・カーネーションの定番の文様が並ぶ。バラのつぼみはかなり写実的だ。

◆小花文様のタイル
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こちらは小花文様のタイル。これと同じような小花文様がトプカプ宮殿にあったと記憶している。

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中心部はわっと華やかに白に赤が効果的な小花文様。
 この文様の特色はつぼみは横向き花はすべて上から見た形で描かれている点だ。この書き方もトプカプと全く同じだ。

下部にはチューリップ・カーネーションなどが描かれ、画面を埋め尽くしている。
残念、チューリップの中にチンタマーニ文様がないかなと見たが、なかった。

ボーダーも手が込んでいる。これらはトルコの工房に注文したものだろう。
伝統の描き方で、タイルを描ききっている。列柱やそのほかの装飾とは両端にあるような描き方ともいえる。



 カリグラフィー*スルス体     
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 文字がニッチのように奥行きのある空間にあった。高い位置にあるので見上げているが、下の方が見えにくい。
 これもトルコの特色が表れている。色の使い方まで東京ジャーミーとも似ていると言える。
◆読みと意味
 ・・・・・・ムハンマド・ラスール・アッラー(ムハンマドはアッラーの僕である)・・・・・

 カリグラフィーはいくつか見たが、ものすごく力を入れているとは思えなかった。
そもそもモスクに重厚な芸術として深みを出すスルス体があまり使われていなかった。短時間での見学だったので、見損なっているのもあるだろうが、少ないことは確かだ。

 だが、トルコのカリグラフィーはさすがに安心して見られるハット(書道)である。

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by miriyun | 2011-01-22 12:23 | U.A.E. | Comments(11)
2011年 01月 20日

象嵌の花の咲くモスク…シェイク・ザーイド・モスク(2)

 花の列柱     

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シェイク・ザーイド・モスクの回廊には、ドームと同じ真っ白な大理石でできた列柱がずらりと居並んでいる。

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この列柱の少し手前にアバヤの貸し出し所があって、アバヤを着ていない観光客の女性はここでみな黒いアバヤを着ることになる。係員が一応私の背を見てから机の上のではなくハンガーにかけてある方を渡してくれたので、さいずのちがいがあるようだ。
 誰もかれもがアバヤ姿になってこの列柱の間を歩くことになる。もう遠目では連れの姿も分からなくなる。
さて、この列柱のところから上は靴を脱ぐことになっている。


 貴石象嵌    
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タージマハルの貴石象嵌を大きくつくっているような作りである。
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このように貴石が象嵌された柱が延々と続く。一体どれだけの職人がかかわったのであろうか。
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   青はラピスラズリが使われている。

 このモスクはとても一言では表現できない。まずは特徴の一つである貴石象嵌なのだが、ここに使われたラピスラズリだけでも相当な量なのだ。
 このモスクを作るにあったっては世界の技術を使っているというが、象嵌部門はインドの影響が見えていた。


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by miriyun | 2011-01-20 05:50 | U.A.E. | Comments(16)