<  2006年 01月   >
  • らくだの鼻孔の話
    [ 2006-01-31 23:59 ]
  • カアバ神殿のキスワ
    [ 2006-01-30 23:42 ]
  • ウマイヤドモスクの子どもたち
    [ 2006-01-29 02:59 ]
  • ぼくらのお気に入りの場所
    [ 2006-01-28 22:52 ]
  • スークの路地を歩く
    [ 2006-01-27 10:29 ]
  • アァ~ッ、絶品アラブ菓子…シリア編
    [ 2006-01-26 21:55 ]
  • らくだのこぶの話
    [ 2006-01-25 13:39 ]
  • ウガリットの楔形アルファベットを読もう
    [ 2006-01-24 03:00 ]
  • サイーダ・ルカイヤ・モスク・・・全天候型モスク
    [ 2006-01-23 18:36 ]
  • らくだの親子・・・授乳の風景
    [ 2006-01-22 12:20 ]
らくだの鼻孔の話
 らくだ砂漠の舟とよばれて交易には欠くことのできない動物だ。乾燥帯と砂漠に適応した体のつくりであることを説明してきた。

 今回は、鼻の穴・・・鼻孔の開閉について。
砂漠の砂は細かくどんな服のすきまにも精密機械にも入り込んでしまう。通常の風であっても砂は流れ、浮き上がり、舞う。
 そういった土地で暮らすらくだは砂対策もなかなかのもの・・・鼻孔の状態を比較してみよう。


             ↑ 鼻孔が開いている
 水が充分にあり砂も舞い上がらないインドのらくだは、おおむねこのように鼻を開けた状態でいることが多い。また、その他の哺乳類のふつうの鼻の姿といえる。

              ↑ 鼻孔が完全に閉じている
砂漠地帯でのらくだは必要に応じてこのようにピタッと鼻を閉じて穴の部分が一直線に見えるようになってしまう。

 実際に砂嵐にあうと、人間だって鼻孔を閉じ、まつげを二重三重に生やしたくなることをうけあう。



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by miriyun | 2006-01-31 23:59 | 自然(砂漠・ラクダ・蜃気楼) | Comments(0)
カアバ神殿のキスワ
 カアバ神殿はイスラーム第一の聖地マッカにある。この神殿の形ムカッアブ(立方体)から名が由来する。実際は12×10×h15mの直方体であるが、すぐそばで見れば立方体のように見えることだろう。日に5回の礼拝(シーア派は3回)ここに向かって祈る。また、巡礼(大巡礼八ッジュ・小巡礼ウムラ)の場でもある。

←世界歴史シリーズ9「イスラム世界」より引用

 カアバは預言者イブラーヒームとその息子イスマーイールによって建造されたとクルアーンにある。この最初の建造の時に使われたとされる黒石が現在のカアバの盗難の角にある。磨りへったこの石は現在は銀色の長楕円形の金属の内側にはめ込まれている。

 建物の中は630年にムハンマドが偶像を破棄してからは空になっている。この建造物の外側をキスワという一枚布が覆っている。

 カアバ神殿とその領域はムスリムでないとはいれないから直接見る機会はないのだが、テヘラン考古学博物館ではじめてキスワを目にすることができた。

            ↑ テヘラン考古学博物館蔵のキスワ 
 以前はいろいろな材質と色の布が使われたということだが、現在は黒地に文字が金色で刺繍されている。これはキスワの中の上部の帯状のところの文字である。

            ↑ 2005年の名古屋万博・サウジアラビア館で展示されたキスワ  
 この大きなキスワは神殿の入口の金色の扉前にかけられる部分で、下から中央部のオベリスク型のところまでは分かれるようになっているのだ。たくしあげておいて巡礼者が金の扉も見ることができるようになっている。

 また、金色の刺繍でクルアーンの言葉が縫いこまれている。大きい銀の円形カリグラフィー及びオベリスク型カリグラフィーの下の横カリグラフィーの左右にシャハーダ(信仰告白)の言葉が表されている。
 右には「アッラーの他に神はなし」、左には「ムハンマドはアッラーの使徒である」の語句が含まれていることが確認できた。これだけの大きさに一部の文様を除いてあとは文字ばかりなのであるから、圧倒される。   

 キスワは年に一度、巡礼月(ズール・アルヒッジャ)の9日目に新しいものととりかえられる。13世紀から1962年まではエジプトによって提供されていた。現在はサウディアラビアの巡礼省が管理している。」

     ↑キスワの刺繍作製中 
      (サウジアラビア大使館からもらった広報用ポスターから引用)
 このようにキスワの製作は現在メッカ近郊で行われている。この写真のように金糸を使って大きな文字の形に刺繍を仕上げていく。

 一年が経過し取り外されたキスワは、細分されサウディ・アラビア政府から各国のムスリムや団体に無償で配られるという。そのためこうして私たちがキスワを見る機会が得られるのだ


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by miriyun | 2006-01-30 23:42 | 中東について | Comments(0)
ウマイヤドモスクの子どもたち
 ウマイヤドモスクは広大な面積で、しかも大理石張りの壮大な歴史建築であり、モスクとしても名高い。今回はその壮麗なるモスクで敬虔に祈る人の傍らで無邪気に遊ぶ子どもたちを見てみよう。どんなに歴史的で重厚なモスクであろうと、そこは権威付けをしたりかしこまったりする場ではない。
 彼らは実に自然にやってきて祈り、くつろぎ遊びもする。

           ↑ つぼがあれば入ってしまう。

             ↑ 車があれば乗ってしまおう。

               ↑ 大理石の中庭ははだしで疾走!

☆かくして、モスクは生活の場の一部となっていく。


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by miriyun | 2006-01-29 02:59 | シリア | Comments(6)
ぼくらのお気に入りの場所
 ダマスカスの路地をさらに進んでいった。働く人々が忙しく動き回るパン屋でふとテーブルの下に違和感を感じた。
 そこには・・

                 ↑ 学ぶ子どもたち・・・

 二人の少年は、周りの大人たちのあわただしさも気にせず本を開き読み、意見を言い合っていたのだ。



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by miriyun | 2006-01-28 22:52 | シリア | Comments(0)
スークの路地を歩く
 スーク・ハミーディーエのメインの通りは観光客でいっぱいだが、そこから先に進み、路地に入るとメディナのよさ・・・風情のある小道が見えてくる。働く人々・遊ぶ子どもなど生活が見えてくる。
 

バラダ川を渡り、観光地の雰囲気から実生活の場へうつったところで、働く人たちのさわやかな笑顔にであった。


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by miriyun | 2006-01-27 10:29 | シリア | Comments(0)
アァ~ッ、絶品アラブ菓子…シリア編
 シリア・レバノン・ヨルダンなどはナッツが豊富でお菓子が実においしい。
 あちらこちらに菓子屋はあるし、ベイルート空港はアラブ菓子が迷うほど種類も多いし、山のごとく積んでいる。もともと好きであったが、すこしあきるかなとも思っていた。
 
 しかし、ダマスカスで「これは、これは~!」とうめいた店がある。ウマイヤ・モスクの北側の路地を3~4分進んだところにある菓子屋は、すごく繁盛していて人の列が切れない。一つ一つが大きくカットしてあって日本人なら1つで充分なおやつになる。
 黄緑色のピスタチオに心地よい歯ごたえくるみとアーモンドなどナッツの量はどっさりという感じに詰まっている。甘さも蜜漬けのバクラバと違ってほどよい甘さでおいしい!!
 

 これだけはほんとに日本にお土産に買って帰りたかった。しかし、このあと、レバノンに回る予定だったのであきらめたのだった。本当に残念だった。

  お近くに行かれたら、お試しを!



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by miriyun | 2006-01-26 21:55 | 食べ物・飲み物 | Comments(2)
らくだのこぶの話
  ヒトコブラクダは背の高さは1.9m~2.3mである。その上に鞍を載せ人が乗るのだから、かなり高く感ずる。 


 ただし、その高さにはこぶもふくまれる。そうするとキャラバン出発前のこぶが脂肪でいっぱいのときと、水なし・えさなしでいた時では背の高さも異なることになる。 
 
*おすもうさんが、入門時に背が足りないとどうするかというエピソードを突然思い出した。兄弟子になぐってもらってたんこぶをつくったとか、一時的にシリコンを埋め込んで検査を通ったという人がいるそうだ。そうすると、たしかに人間でもこぶは身長のうち!??*
 
 さて、テーマにに戻ろう。らくだの脂肪を蓄える仕組みはたいへん優れていて、夏でも一週間は飲まず食わずで進むことができる。しかも荷物を背負ってである。キャラバンの出発時は充分に食べて、脂肪が立派に膨らんでいる。それが、植物のない不毛の地を進む間にどんどん栄養分としてらくだの内部で吸収されていく。みるみるこぶは元気なくしなだれてくる。飼い主はその様子であと何日すすめるかわかるのだ。

 こぶの様子は鞍をのせているとわかりにくい。疲れを取るというためもあるのか、飼い主はその日の宿泊地にたどり着くやいなや、じぶんは休まずにまずらくだの背の荷をおろし、それから鞍も何もかもはずして楽にしてやるのだ。

 では、たっぷり食べている時のらくだとそうでないときのらくだのこぶと比べてみよう。

          ↑こぶが小さい例。草は食べたがお疲れ気味、ちょっと年もとっているかも・・
                   ↑えさになるサボテンや木と水の多いところで幾日も休養しているらくだ

            ↑さらに別のらくだの元気こぶを~ズームアップ !!      


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by miriyun | 2006-01-25 13:39 | 自然(砂漠・ラクダ・蜃気楼) | Comments(2)
ウガリットの楔形アルファベットを読もう
 シリアは、想像をはるかに超える長い歴史のある町が多い。そして人々がすごく温かく親切だという印象が強い。
 はじめてシリアに行ったとき、博物館の前で娘は指をおりながらアラビア語で数を数えて妙にシリア人にうけていた。このとき何やらプレゼントされて首から下げていた。
 

その時は、「親切だね。」という話をしただけで、これ自体をあまり注目はしていなかった。
 あとになって、本を見ていて同じ形のものが見つかり驚いた。娘が何気なくもらってきたものは、ダマスカス国立博物館の至宝とも言うべき『ウガリットアルファベット』のレプリカだったのだ。
シリアの紙幣にもその図が載っているのをみつけた。

 ★ウガリットは地中海沿岸にB.C.2000年頃には成立し、ヒッタイトと同盟を結んでいた都市国家だ。現在はラス・シャムラという地名であり、ダマスカスから北北東のラタキアからさらに北上した位置にある。マリ王国と交易していたことやヒッタイトとエジプトという当時強力な2カ国との間にあって、おおむね上手く独立を保っていたことが知られている。
 
 ウガリットは、紀元前14世紀頃から最盛期を迎える。

 紀元前13世紀になるとカナーン(ウガリット)語・アッカド語などを表すのに使われていた楔形文字が27の子音と3つの母音を表すアルファベットとして使われるようになった。つまり、形からはじまった楔形文字が、ここではすっかり表音文字としてつかわれたのだ。30文字だけなので、文字の使用は王侯貴族ばかリでなく、一般庶民にも使いやすくなり商売のためにもべんりになった。 ( ウガリットの言語は後のフェニキア語となる言語と同じ系列のカナン系言語だが、フェニキア文字は、さらに独自の22文字からなるアルファベットで表記されている。)

 さて、上記の表音文字30音を表したのが『ウガリットアルファベット』と呼ばれるものである。
 
 かなりまえのレプリカで作りも荒いものであるが、シリアの博物館は写真撮影が禁止であるだけにレプリカでも貴重だ。これを元に30の文字を区分けして読んでみよう。

                      
 2文字分がどうしても読み取れないが、その他は一文字一音のよみとなっている。
(追記:この2文字あるはずと思ったところには実は一文字しかのっていなかった。もう一文字は、このレプリカの側面(もちろん本物も)から裏に向けたところに存在した。スキャナーに写らなかったのでないと思ってしまったのだった。)

 ☆まさしく表音文字のアルファベット表、日本ならアイウエオ表にあたるものだった。実際このようにひもを通して身につけて歩いたのではないだろうか?もし、このようにして首から下げておけばまだ文字を覚え始めの子どもも楔形文字で音を表すのに役立ったに違いない。そういう意味でのアルファベット表だろうと想像する。

  ――このアルファベットの向こうに
               元気に学ぶウガリットの子どもの姿が見えてくる――


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by miriyun | 2006-01-24 03:00 | シリア | Comments(4)
サイーダ・ルカイヤ・モスク・・・全天候型モスク
  多くのモスクには中庭があり、手足を清めえる場所・祈る場所・くつろぐ場所・人とふれあいサラームと挨拶を交わす場所になる。中庭は大理石で敷きつめられていて、はだしで歩いてもきれいなものである。
  欧米人はどう思うかは知らないが、靴を脱ぐ習慣のある日本人は靴を脱いで歩くことも気にならない。ただし、西アジアと北アフリカののイスラーム諸国は乾燥帯である。だから、あまり雨でびしょびしょで困るという経験はしていない。
 
 唯一降雨の多いタージマハールだけは見事にはだしで見学している最中に突如スコールにおそわれたことがある。そのときは、大理石にたまった雨水でくつしたがびしょびしょになりすぐにはだしになったのだが・・・。
  
 しかし、アラブの中でも、思ったより雨の多い地域がある。山が多い地域である。また、中東も冬の雨季にはけっこう冷たい雨や雪が降る。

 そういった中東ーシリアでこんなモスクをみつけた。↓


 中庭部分の屋根が可動式で屋根を開け閉めできる。日よけかとも思ったがサイドもしっかりとふさがれているので、雨や寒さ対策ということがわかる。もちろん直射日光を和らげる効果もある。
 最新鋭、全天候型モスクだ。ただし、このモスク・・・観光化したくないのか、観光地図には記載されていない。名前も表記せず、信者だけが知っているという様子だった。

 サイ―ダ・ルカイヤ・・・忘れられないモスクである。


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by miriyun | 2006-01-23 18:36 | シリア | Comments(2)
らくだの親子・・・授乳の風景
  らくだも哺乳類だ。当然だが、子どもを持つ母親らくだは攻撃的でなかなか近づかせてくれない。でも、イエメンで授乳の様子をみることができた。
 
 飼い主がとても子らくだをかわいがっている人なので、母らくだも心を許しているのだろう。

子らくだはかなり大きくてもお乳を飲んでいる。


     間近で失礼!
               「らくだ乳の授乳中!!」   



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by miriyun | 2006-01-22 12:20 | 自然(砂漠・ラクダ・蜃気楼) | Comments(2)