カテゴリ:絨毯・キリム( 17 )

ペルシア・ノット

 1.絨毯の織り方のいろいろ・・言葉としては、日本語では織り方というが、実は結び方!のことをいう。

 絨毯のパイルの結び方で1回縦糸に結ぶことをタフテ結び(シングルノットとも呼んでいる)という。 縦糸が重なりそこに二重に結ぶのはニム・ルーム結び(ダブル・ノット)という。
   
 丈夫な結び方のダブル・ノットには、更にペルシア・ノットという結び方とトルコ・ノットという結び方がある。前日のところに解説を書いたが、こういう物は言葉での解説よりもその動きを見ることが最もわかりやすい。

2.ペルシア・ノットとは
 
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 ペルシア・ノットはイスファハン・クム・ナイン・ケルマン・シラーズ・カシャーンなどで使われる糸の結び方を言う。二本の縦糸があり、パイルは一本はそのまま横糸を裏に回し、もう一本はパイルを奥の縦糸に絡めてつくる。しかも前後に横糸(デプレス)が入るのでパイルをしっかりとおさえることができる。 

3.強い織り方とは
 これに対して、トルコ・ノットのほうは本場トルコはもちろんだが、ペルシアの中のタブリーズ・アルデビル・ハマダンなどでも「使われている結び方である。

※ おおむね、ペルシア人はペルシア・ノットを自慢し、トルコ人はトルコ・ノットを最も強いと自慢する。まあ、当然だろう。誰でも自分のところの技術に誇りを持ってつくっているのであろうから・・・。
 
 実際のところはどうなのか。

 自分でも図を見る限りにおいては縦糸への絡め方がトルコ結び(ギョルデース)のほうがきちんと2本とも絡めているように見えていた。
 ところが、横糸(デプレス)の入れ方がペルシア・ノットのほうが更に丁寧なようだ。パイルとパイルのあいだに必ず二本の横糸が通っていて、そのうちの一本は縦糸とも結びついている。、この2本の横糸が 2本の縦糸に結ばれたパイルをがっちりと挟み込んでいるので何十年踏まれようとも抜けたりしない絨毯になっているのであった。 結局、双方共にかなり強度のあるしっかりした絨毯であるとわかった。

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by miriyun | 2008-07-31 00:52 | 絨毯・キリム | Comments(6)

ローズさんの絨毯織りと道具♪

 絨毯はいかに織られるのか。織り手のサヘル・ローズさんから詳しい話を聞いてきた。

1、ペルシア絨毯の織り方
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 サヘルさんはにこやかで、そしてとても丁寧に説明しながら織る。図案を見てまず糸を選ぶ。糸はすぐに手の届く範囲に吊り下げてある。糸の長さは約80cmほどで、染色は鮮やか過ぎるので天然ではない。合成染料を使っている。
  
◆サヘル・ローズさんはイラン人だがごく日本人としての日本語を話す。後に知ったのだがイランで孤児になり日本で養母に育てられたということで現在タレント業をしているが、趣味が絨毯織りという変り種である。
 孤児になったのが、イラン・イラク戦争で両親と兄弟10人を失ったからだというから、その生い立ちだけでも中東の厳しい歴史を感じさせられた。

 たて糸を一本とって後ろに横糸を通してからげる。真後ろの縦糸をもう一本とる。これで縦糸が2本になったので横糸を2本目の縦糸にからげて二重にからげたところで下にぐいっと下ろして1cmくらいを残して切る。ペルシア絨毯は当然二重にからげるペルシア織りである。

 縦糸も細く、細かい文様なので、目がよくないとできないだろうと想像し、聞いてみた。
すると、「目がよいことは大事で、目が悪くなったらこの仕事はできない。あるいはもっと目が粗い絨毯を織るように変わっていく」という。

 2、絨毯織りの道具 
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糸をからげるのに先に細い突起のついた道具を使っている。他の地域ではほとんど手でやっていたので道具について尋ねてみた。

 「子どもが織るときは指が細いので、指でおこなう。ところが大人になると指が太いので細かい絨毯ほど困難になる。だから工房のようなところではこの道具を使うことが多い。観光客に見せるときだけ道具は使わずに手で織るところもあるという。

 ある程度織るとはさみでカットする。このカットは文様がはっきり出ているか確認のためであり、商品化するときにはカットの専門職が完全に均一な状態にカットする。
 絨毯業は、デザイン、糸を紡ぐ、染色、織る、カット、洗うなどの行程はそれぞれ専門の人が行い、分業になっている。」

 よく毛足の長い絨毯をふかふかでよい絨毯と思い込んで書いて文をみることがあるが、本当によい絨毯はこれだけの手間隙をかけて一目一目作っていながら、そのパイル糸を極限まで短くカットしてしまう。もともと糸が密集して織られている上、カットすることで半端な糸がでることもなく汚れも水も容易には入り込まない、そして芸術品としてもこの上なく美しい文様ができてくるのだ。
 
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by miriyun | 2008-07-30 11:18 | 絨毯・キリム | Comments(8)

絨毯デザインというもの

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 美しい工芸には、それなりの苦心するところがある。

 これはペルシア絨毯のデザイン画である。
 精巧な文様が方眼紙に迷いのない線で描かれている。色は織り手にわかればいいという程度の塗り方だが、色もきちんと塗ったなら、まるでミニアチュールの世界だ。

 一つ一つの文様のこれ以上ない巧みな曲線。草木文様は華麗で複雑。
 しかし、どの線もしかるべきところにしっかりと終結していく。デザイナーの大変なところは、どちらでもいいという中途半端な線はかけないところだろう。
 これを元に織り手は一本一本の糸の色を決め、その糸をからめてはカットしていくのだ。
 だから、どの色もどの線もきチンと収まらなくてはならない。そしてその上でバランスもよくならなくてはならない。これが 絨毯デザインの大変なところだ。

 ミニアチュール作家も言っていた。
下絵が完成したら半分以上終わったも同じである・・・・・と。
 
 絨毯も同じでこの下絵あってこその絨毯であり、その上に伝統の糸の選び方・染色が加わった総合芸術としての絨毯ができるのであった。

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by miriyun | 2008-07-29 22:04 | 絨毯・キリム | Comments(6)

絨毯の反転文字

 前出のパキスタンの反転文字について興味を持っていただいたので、裏から見た場合と、パイル側を反転させたものを載せてみよう。
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  ↑ 裏から見ると大まかな点描で書いた文字のように生みえる。
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    ↑ 反転文字を反転させて本来の向きになるようにさせたもの。
 適宜、使って読んでいただければうれしいので・・・ 

 のんびりこんな写真作業をしている間に、もう次のようなお返事をいただいた。

旅と絨毯とアフガニスタンのcharsuqさんからです。
『やはり反転している(裏から読む)ようです。「ダステ(手)バーフテ(織る)マハムーデ・カシミーリー」であり「カシミールのマハムードの手織りのもの」と書かれている。ダリ語でもそのいいように言います。ウルドゥ、カシミーリーでも同じ表現なのだと思いますが、そこは未確認です。反転した写真をお貸しいただければ、手で書いた文字と対比させていただきます。』

どうぞ、どうぞ、写真はコピってつかってやってください。手書きと並べていただければなおさわかりやすいというもの・・・。


 
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 ↑ さっそく私めも、試しに読んでみました
         。右から、ダステ バーフテ  (藍色)
               マハムーデ  (ピンク)
               カシミーリー  (緑)
 う~ん、なるほどね。苦しいのは2箇所、ダステのスが、「スィーン」なのか、「サードゥ」なのか単語を知らないからわからない。絨毯文字も明瞭でないのでやや省略されたか、あいまいなのか?
 カシミーリーの「ミーム」と「ラー」が表から見ても判読しにくいが、こう読むんだよと思っていて読むと何とか読めてしまう。

 ところで、ウルドゥ、カシミーリーでも同じ表現ということですが、charsuqさんが使われているのはパシュトゥン?
 ・・・と疑問はまだまだのこっているが、charsuqさんのおかげでひとまず10年以上抱えていた謎が解けて、
『カシミール産であること、マハムードさんが手作りした』ことがわかったのだ。

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by miriyun | 2006-07-23 19:35 | 絨毯・キリム | Comments(0)

アフガニスタンの動物柄キリム

 アフガニスタン絨毯やキリムは面白い。素朴で力強いものから色がなんともいえないものなどがある。文様は生活観を取り込んだ様々なものがある。

 動物柄が好きなもので、いろんな動物&花のキリム柄を見てみよう。
☆まずは花のボーダーから、
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 この花・・・芥子だという。

 芥子といえば、アフガニスタン内戦時代から現在に至るまでよく話題になっていた問題の植物。栽培しないようにといっても、他の作物で充分食べていかれない場合にまた、これに戻ってしまうらしい。
 その問題の芥子だが、たしかにアフガニスタンのあたりはかなり昔から芥子を栽培してきたようなので、たしかにアフガニスタンらしいといえるのかどうか?
でも、他のアフガンキリム・絨毯では観たことはないのだが・・・。

☆次に小さな動物文をまとめてみた。
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1、オオカミ 又は山羊 ・・・大違いなんだけど決め所がわからない。
2、さそり・・・さそりに刺されないための魔よけの意味を持つ。ドラゴンの化身と考えられてもいるのでドラゴンをを象徴することもある。下を波ととらえるならドラゴンか?中に鳥が泳いでいるし・・・
3.鷲
4、羊の角
5、  ?
6、  ?
7、獣なのか、頭の線を意識すれば孔雀にも見えないことはない。
8、らくだ
9、シカ
10、  ?
   とくに5・6は見たことがないので不明。

☆翼のあるライオンと全体像
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 真ん中がとくに好きな翼のある大きなライオン像。上下に木に向かって立つ翼のある聖獣か?なにしろ、あまり見たことのないものなので、この獣はなんだろうか?どんな用途でつくったのだろう。

 「SUMEK KAFRASHIM」ということなので、カフラシムはシルクのことらしいが何語だろう。こういうスマックはいつも毛織のばかり見ていたのでシルクについては疎い。ヘラート産だという。対になっていたらしい。大きさは2.02×1.22mである。
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 わからないことの多いキリムであるが、おもしろみはある。とくに真ん中のライオン?は目が気に入っている。ただし、上下の獣の目はこわい。実は上下のアケメネス朝からの図柄のようなのがいけない。何がいけないのかというと図と図が調和しないのだ。だから、20~30年前という話はあったが、どうだろう。新しく考え出した図柄かもれない。
 作りは丁寧だが、疑問は残る。

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by miriyun | 2006-07-22 08:56 | 絨毯・キリム | Comments(6)

いきいきとしたじゅうたんの模様

 じゅうたんやキリムには、興味深い文様がたくさんある。

 とくにペルシアのは動物文様がたくさん出てくるので、気になる。 イランのじゅうたん博物館にはその中には織りや文様・それに作成年代において珍しいものがある。その中で私が大好きなラクダ文様もある。
 
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シャーの顔らしきものもある由緒あるじゅうたんなのだろうが、自分が目を吸い寄せられたのはほかの部分だった。
 このラクダと牛の部分だ。
 ☆ラクダ・・・生活観のある姿勢・顔・・・そして何より自分の趣味でもある。
 ☆牛・・・牛ってのろのろクサを食す姿しかイメージがないのだが、このじゅうたんの牛はいきいきとこの世を謳歌して走っているような生命の喜びが伝わってくる。
 
 前出のトライブさんのところで紹介されたじゅうたんほどのエネルギーはないが、その元気さはこの牛にも少しは見ることができる。
 
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by miriyun | 2006-07-20 09:54 | 絨毯・キリム | Comments(2)

礼拝用絨毯…手の文様&文字・数字

礼拝用絨毯には心のこもった落ち着いた文様が多い。
charsuqさんの『旅と絨毯とアフガニスタン』で味わいのある絨毯を紹介しているが、今回は礼拝用じゅうたんについて興味あるお話が載っていた。 産地も織りも異なるが、模様の話として載せてみよう。
★手の文様
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        ↑ヤズドの独特の渋みのある赤の絨毯である。(写真は暗いが実はもっと赤い)
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 ↑ かえでのような木の葉模様に手形がくっきりとついている。祈りの形を現した文様である。
サラート(礼拝)の中で≪サジダ≫は6つめの型である。ひざと額を床つける。シーア派の場合はモフル(素焼きの土器)をおきそれに額をつける。そのとき「スブハーナ・ラッビヤル・アッラー」を唱えながら行う。五指を揃え、鼻・額の順位床に付けるのだ。そうやって祈る気持ちをそこの表したとも思えるし、実際に手を置いてみるとしっくりとしたので実際にそこに手を置くように位置を決めて織ったとも考えられる。

≪追記1≫
 caffetribeさんから詳しい解説をいただきました。
 「ヤズド周辺はイランでもロナス(西洋茜)産地で、深みのある赤い色を出す染料は有名ですね。デザイン的にはバルーチ系のカウダニなどの祈祷用絨毯に時々見られるようです」
 また、手形についてはcaffetribeさん、charsuqさんからご意見いただきまして大変深められました。ファティマの手と見えるし、はっきりしないとされている本もあり、またイスラームの五行と関係あることも考えられるということです。

 
★文字・数字
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これは、練習じゅうたんだろう。今から十年以上前にふとカラチ空港で見かけた。見た時に、これは反転している・・・と思った。誰が作ったのだろう。子どもか?これは自分が買うしかないと思った。
 こんなわけで反転している文字入り練習絨毯は持ち帰ることになった。
日本で紹介するイスラームのものに反転写真を使った間違いが多いことを以前に述べたが、実はこのような織物にも時々間違いがある。ただし、一つの織物に正しい文字と反転した文字が見出せる場合は、間違いとはいえない。モスクのクーフィー書体と同じにデザインとして反転したものを置いて左右対称にする場合も考えられるからだ。

≪追記2≫
 反転文字について、charsuqさんよりコメントをいただき、とうとう読み方までわかりました。2006-07-23絨毯の反転文字の記事にまとめさせていただきました。

★今回のこの記事については、本文よりもこの下のコメント欄のほうががcaffetribeさんとcharsuqさんによって充実していて本文より断然おもしろいです。ご覧ください。

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by miriyun | 2006-07-18 23:05 | 絨毯・キリム | Comments(7)

バルーチの袋

 キリムの中でも袋関係はとても興味深い。生活をより感じさせてくれたり、色や模様がしっくり着たりするものに出会うときがある。

 カフェトライブさんのところでサドルバッグの袋の閉じ方について詳しい説明を見させていただいた。自分のところの袋の閉じるところもひもはないが閉じるための紐通しがある。
 ようやくこうやるのかと納得できたところでバルーチの袋を紹介しよう。

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 このバルーチの袋は、柄は地味でダイア柄のような菱形の連続なのだが、色が好きなのだ。いつもは賑やかな動物柄が好きなのだが、この袋は迷わずほしいと思った。
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表の菱形の中の色が自然ないい色をしている。

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↑裏の平織部分。微妙な色の変化などが気に入っている。

★そして、これで気になるのが宝貝とそれを加工した貝がついていることだ。白いビーズのように見えるものも宝貝を加工したもののようだ。この貝は内陸の地域でどうやっ手に入れたのだろう。他の部族の日用品でもよく使うものなのだろうか?
 
 
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by miriyun | 2006-06-04 23:25 | 絨毯・キリム | Comments(0)

ラクダ模様のキリム

 キリムには動物文様が多く見られる。生活に密着したものの柄が多いので当然その地域性が反映されるし、それぞれの部族らしさもでている。
  
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 これはゴーチャン産のキリムで、織りが細かいわけでもないし、珍しいものでもない。だが、動物文様が愛らしくこの長い廊下敷(見えている部分は半分弱)が5つのパネル状になっていて、そこに鳥や山羊・ラクダなどがちりばめられている。見ていると楽しく、明るい気持ちにさせられるような色と柄なのだ。
 その一部を見てみよう。
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 あまりきりっとしないラクダがいたりする。

 ぼくだっているんだよと小動物たちが自己主張・・・・・キリムは語りかけてくる。

こちらは「お前さんは何でふたこぶなんだい?ラクダの下の人は何をしているの?」と問いかけてみたくなる。そんなキリムがおもしろい。


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by miriyun | 2006-05-23 08:40 | 絨毯・キリム | Comments(6)

イラクのキリム

 アラブチャリティーバザーのイラク大使館ブースで、珍しいキリムを見つけた。袋物はふつう三辺を閉じているが、赤ちゃんを吊り下げるためということで二辺が閉じてある袋状のものである。こんなのって初めてみた!部族名や都市名まではわからないが、北イラクのものだという。
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↑ひも部分をつるすとこのようになる。下になる部分に房がたっぷりついている。
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★中心がキリム・・・表・裏で微妙に柄が異なる。
   この部分は二方絡みのソマックに、さらにその中の小さなひし形と周辺の白い三角・・・ジジム(ジャジム)になっている。
★周辺はパイル・・・かなり荒めの織りのパイルで毛足も長いので写真にすると柄がぼやけているのがよくわかる
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↑★ 端の平織の部分
 三枚の写真が光のあたりぐあいなどによって、色の違いが生じてしまった。 一番近い色は一番下の写真。
 じっと見ると、色が微妙に変化していて美しい。この茶色・紫っぽい赤・濃紺・うす紫・生成りの色の取り合わせが好きだ。パイルより、この平織部分が気に入ってしまった。

 生活に密着したキリムがおもしろい。柄だけでなく織りもいい。平織・パイル・ソマック・ジジムなどを自由につかい、さらに楽しげにゆれる大き目の房飾りで飾っている。
 ――キリムから生活の中の小さな喜びが見えてくる。



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by miriyun | 2006-03-24 07:30 | 絨毯・キリム | Comments(4)