写真でイスラーム  

mphot.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2007年 11月 02日

ワニの神様ミイラになる

ワニはエジプトにおいてはナイル川に住む神様でセベク神という。神聖化されたワニは神殿で飼育された。
ワニの神様ミイラになる_c0067690_7122873.jpg

                      ↑コム・オンボ神殿壁画

神様はみな最後はミイラになりあがめられる。
ワニの神様ミイラになる_c0067690_7134156.jpg


ワニの神様ミイラになる_c0067690_7124851.jpg

そして、ワニはミイラになった。

*なお、ナイルワニは、ナイルだけに生息するというワニではなく、アフリカ全体に生息する。ワニの中でも大きいほうで、全長3~6mに達するという。人間を襲う地域と襲わない地域があるという。獲物を捕らえられる地域であるかどうかがおおきなよういんであり、住民がワニと共存できる場合は良い神としてとらえられ、頻繁に襲われる地域では恐れを持って、神をあがめたという。

 現代においてのナイル川沿いでも子供が教われ食べられたという話が残っている。
 アスワンハイダムができたころから、乱獲によりナイルワニはいったんいなくなったといわれていた。だが、近年ナセル湖の湖畔に緑地が復活し、そこにナイルワニが戻ってきているという。住みやすくなったエジプトに上流から移動してきたものと思われる。

                             エジプト美術特集にポチッと応援よろしく!

by miriyun | 2007-11-02 07:16 | エジプト | Comments(6)
Commented by ぺいとん at 2007-11-02 08:35 x
ワニの神様ですか! 
こういう人間離れしたお方、好みのタイプです♪ 
でも、ミイラになった神様は・・・・・朝から大笑いしてしまいました~!
Commented by Azuki at 2007-11-02 10:49 x
シンプルに短い文章ですっごくいい笑いをもらえた気がします(笑)
ワニさんよこんな姿で何思うって感じです。
ミイラの技術もすごいですね。
ワニも神様なんですね。強さの象徴でしょうか・・・
Commented by miriyun at 2007-11-02 23:53
ぺいとんさん、
 朝から、笑っていただけてどうも~です。確かに人間離れはしています。なぜか、ここではこんな文でしか表せなくて~、ちょっとワニの神様って、実像と違ってユーモラスなイメージなんですね。 
Commented by miriyun at 2007-11-02 23:55
Azukiさん、
最後のは、ほんとにこんな姿で何思う!?ですね。
まさか、ミイラとなって21世紀まで残ろうとは思わなかったでしょうね。   
Commented by Azuki at 2007-11-03 22:54 x
なるほど、ワニが訪れる時は緑ある時で豊かさの表れということでしょうかね~(いいですか?;;;)
だから、神としてあがめられたり恐れられたりしたのかな、なんて想像を膨らませてしまいます^^当時の人々には自然も動物もワニも近い存在のような気がしてきますね。
6mのワニ・・・現代の私は見たら動けなくなりそうです。いや、3mでも(泣)
Commented by miriyun at 2007-11-04 09:42
Azukiさん、ワニの口って「こんなにどうしてあけられるの?」というくらいにあいて、「お前を食べるためだよ」といわれそうな(赤頭巾のオオカミイメージ?)怖さがあって、小さくても怖いです。
 大きいのは重さは数百kgになるそうです。でも、いい場所にはワニもくるし、共存地に住んでいたら隣人として生活していかなければならないんですよね~。


<< 風をうけ、ファルーカはゆく      意外に写実的 >>