写真でイスラーム  

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2007年 07月 23日

ミステリアスな写真とスルタンの兜

 オスマン朝では跡継ぎの王子が即位する時、そのほかの王子は命を絶たれてしまう。女性たちも誰が次のスルタンになるかで、権力のあるなしが決まってくる。だから、トプカプの400年には華麗な宮殿ならではの話のほかに血なまぐさい事件も秘められている。

 そんなことが頭をよぎった一枚の写真
            ↓
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 スルタンの礼装用兜(かぶと)である。カリグラフィーがぐるりとめぐり、前たての菩提樹の葉のような飾りには「アラーの他に神はなし、ムハンマドは神の使いなり」の文字がある。兜の円周にもびっしりと金象嵌の文字がスルス体で入れてある。
 唐草のような植物文様も、極めて繊細に華麗にこの鉄の兜に刻まれ、金象嵌とルビーにトルコ石などの貴石象嵌で埋め尽くされている。

 そして、視線が兜に絡みつく。
             ↓
その兜の持ち主とお知り合いか?と尋ねたくなってしまう。
     実は、これ展示品に見入っていた見学者だった。
   展示ガラスに映る姿が美しくまた、ミステリアスだったのでシャッターを切っていたもの。
  
  しかし、もし中世のガウンなど着ていたなら、私もぞっとしてしまったに違いない。 
                            歴史好きな方、応援をよろしく  

by miriyun | 2007-07-23 23:20 | トルコ | Comments(2)
Commented by Azuki at 2007-07-24 20:29 x
びっくりしました・・・(汗)すっごいですね、偶然ではなく自らシャッターをきるあたりが、素敵です~
歴史の中へ入り込んだようなそんな気持ちになりました。
Commented by miriyun at 2007-07-25 09:34
暑くなってきたので、ちょっと真夏のミステリー調でした。文はどうしてもかたい解説風なので、写真のほうですこし何かおもしろいものを表現できたらいい名と思っています。(思っているだけではできないのですが・・・。)


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