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2007年 04月 05日

エジプト先史時代のライオン像…ライオン紀行(4)

 エジプトでライオンといったらスフィンクスだが、あの有名なギザのスフィンクスのようなものが最初からできるわけがない。 小さなレリーフや像をつくっていた時期がそれ以前にあるはずだ。

 ☆それは紀元前3400年ごろ、今から5400年前のレリーフにしっかりと現されていた。

エジプト先史時代のライオン像…ライオン紀行(4)_c0067690_2249298.jpg

       ↑ゲベル・エル・アラクのナイフ・・・ルーブル美術館Ⅰ(日本放送教会出版)より引用
  上エジプトから発見されたナイフの柄の部分の一部である。B.C.3400のものといわれ、まだ文字をあらわしていない頃のものとされる。その時代のものとしては秀逸なレリーフが象牙に施されている。エジプト文明の初期にすでにこれほどの仕事を者がいたことに驚かされる。

 ライオン像を見ると、腹部まで達する見事なたてがみと体の大きさが、前出のバーバリライオンを髣髴とさせる。

 
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by miriyun | 2007-04-05 22:33 | 文様の伝播 | Comments(0)


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