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2006年 10月 09日

ベドウィンの子らの絵と文字

 
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ベドウィンのテントには机はもちろん、学校の勉強の必需品として私たちが考えるようなものは何もなかった。しかし、彼女たちは字を習ったという。水タンクの上で一生懸命書き出した。
 ベドウィンの子らが文字を書く。絵も描いてくれた。

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 この二人のうち姉はとても思いやりがあり弟たちをいつもやさしい目で見守っている。この弟は弟で、父が倒れている今、幼いなりに自分はしっかりしなくちゃと思っている感じがある。けなげさがなんともいえない。
 
 弟はベデルイード・・・イードに関係した生まれか。
 姉はフェイダ・・・と聞こえたのでそう読んでいたが、文字を見るとフベイダだったのか?
 姉は、スカートの女性を描いている。スカートへの憧れか、子どもたちの絵が一定のパターンから来ているものなのか。おやっ!?フェイダの服に、日本語が・・・「いちばん」とある。日本からの服なのか。世界の中で車も服も日本語がかかれたものがよく再利用としてよく使われている。特に驚くわけではないが、このような砂漠地帯まで・・・という感慨がある。

☆ 一生懸命書いていたので、書くことは決して嫌いではないと判断した。しかし、この生活で継続的な学校の勉強はできないだろう。外の世界で生きていくとしたら大変なことだ。
 反面、自然界を相手に生きるための学びと家族で力を合わせて助け合って生きることは毎日の生活の中でしっかりと沁みこんでいく。
 何が正しく何がよいとは言い切れないものが世の中にはたくさんある。この遊牧の生活もしかりで、外来者がどうこう言うことではない・・・と、美しくも厳しい山々がつぶやく。

 このまま、静かに羊と山羊と星を見る生活が続くことを彼らのために祈ろう。

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by miriyun | 2006-10-09 09:47 | ヨルダン | Comments(0)


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