2006年 03月 25日
☆アラブの人々が気さくなことは知られているがアラブチャリティーバザーでもその様子がうかがえた。 だれもが親切でよく挨拶を交わし、気さくに話す。 どこの大使夫人も自分たちの主催するチャリティーなので、多くが民族衣装を着ていて、さすがに美しく着こなしている。 このお二人はU.A.E.及びアルジェリアの夫人で、それぞれ刺繍で模様を入れた美しい衣装を着こなしている。 ☆サウジの大使も様子をみにきて、撮影の求めにも気安く応じてくれる。サウジ大使夫人はグリーンと黒で清楚でありながら、歩くと服に垂らした布が風でややなびくような衣装を身につけていてとても似合っていた。 サウジアラビア大使の夫人は親切な方で、「下の階でヘナの体験場所もあるからもあるから撮影したらどうか」といい、なんとわざわざ階下まで案内してくださった。 ちょうど子どもたちがヘナをやったところなので一緒に記念撮影となった。 実に気さくな方でこちらが驚いてしまった。 なぜなら、サウジアラビアといえば、外出時には全身アバヤをまとっている雰囲気で、サウジアラビア人の夫人はこういう場に出てくることさえなかったと聞いていたからだ。 昨年、サウジアラビア人の女性詩人の方の講演会でも、顔を隠すことなく、女性についてとうとうと語り、その言葉の中のサウジアラビアの新しい息吹に驚かされたものだが、やはり何事も画一的に考え、思い込んではいけない。そんなことを感じさせられた。 夫である大使がそういう考え方なのであるからできるのだろうが、このようなバザーでも大使夫人が積極的に動いてアラブを紹介している姿に驚かされた。 この人と出合った人はみなサウジ女性のイメージが変わってきているのではないだろうか? 帰宅後に 調べてみたら、サウジアラビア大使館HPに夫人の講演会の言葉が掲載されていた。大使夫人はナディア・コッジ、SWAAJ(駐日アラブ大使夫人の会)会長に昨年9月に就任して初めてのバザーを運営する立場だったのだ。 私は、サウジアラビアの大学で社会学を専攻し、その後教育、保健関係で十年ほど社会学研究者として従事いたしました。今までの人生の大半は、ロンドン、ブリュッセル、リヤードそしてカイロに移り住みましたが、それは夫の仕事の関係です。 はじめ、大使夫人たちの衣装などを見ていたのだが、段々とその人に惹かれるようになってきた。大使夫人の話を読むと、理知的で愛情深く、今の仕事を誇りを持って行おうとしている意思を感じとることができた。そして、まさしくその意思が実行されている場面に出会ってきたのだ。 今回の主な出会いは大使夫人であったが、これにより世界各国を歩き仕事をしている人の姿勢が見え、また、魅力ある女性に出会えたことが何より嬉しかった。 注*上記2枚の写真はこのWebへの掲載の許可を受けていますが、転載等はお断り致します。 興味をもったら一日一回ポチッとお願いします。 blog Ranking
by miriyun
| 2006-03-25 15:05
| 日本の中のイスラーム
|
Comments(4)
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SuuSuu
at 2006-03-27 01:26
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私も行きました♪
どこかですれ違ったかもしれないですね!?すごい人でしたが・・・。
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miriyun at 2006-03-27 14:53
きっとすぐお隣にいたりするんですよね・・・
今年は何があるのかなっていう楽しみがあります。遠いところにはあまり行くほうではないのですが、これはけっこう楽しみにしています。
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bruja52 at 2006-03-28 10:39
はじめまして。bruja52と申します。
素敵なお写真ですね。 ヤッパリ民族衣装というのはその国の人が着こなしてこそ 一番似合うんですね。 中東諸国のことは良く知りませんので こちらのブログで色々と読ませていただこうと思います。 また、遊びに来ます。
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miriyun at 2006-03-28 16:17
brujaさん、ようこそおいでくださいました。
こちらはイスラームの人々や自然・文化を紹介するブログです。時系列ではないので、風の吹くままイスラームのあちらこちらを行ったり来たり・・・ですが、よろしければ、どうぞおつきあいくださいませ。 |
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