写真でイスラーム  

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2005年 12月 26日

ムスリムの結婚式(3)…結婚契約書と二人の証人

(昨日からの続き)
5.結婚契約書に署名&証人二人の署名 
 用意しておいた署名用の台とペンが新郎新婦の前に置かれ、続けて署名が行われる。
ムスリムの結婚式(3)…結婚契約書と二人の証人_c0067690_23511095.jpg

 さらにこの日のためにかけつけた新郎の親族が証人として署名をする。イスラームの結婚では成人のイスラーム教徒である2名が証人にならなくてはならない。したがって、この場合、新婦の親族は証人にはなれないわけだ。
☆契約書はイスラームの文書や手紙のほとんどがそうである
ように、一番上にアラビア語でバスマラが書いてある。
バスマラとは・・・「慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において」の句を言う。
 
これは東京モスク発行の MARRIGE CONTRACT すなわち、『結婚契約書』であり、
夫と妻のプロフィルのようなものがかかれ、その下に各自が署名する欄がある。
ムスリムの結婚式(3)…結婚契約書と二人の証人_c0067690_0535465.jpg


さらに、イマームがこれを回収して判を押した。これによって東京モスクがこの結婚の証明書を出したことになる。
 もちろん日本ではこの他に役所に結婚届を提出しなければならない。

6.結婚指輪の交換
上の写真には青いものが2つ写っているが、1つは クルアーンで 1つは貝の飾り物の中に指輪を置いていた。
*イスラームの結婚についてはイマームがいなくてもよい。もともと聖職者不在のイスラームであるから、、イスラーム法をよく知った人が立会い司会進行し、二人の証人が認めれば成り立つ。それ以外については式のプログラムも本人たちの好みでやってよい。 したがって、今回のように指輪の交換を入れたりもする。



7.結婚の成立を宣言
 イマームは結婚契約書を新郎新婦に渡し、ふたりが夫婦となったことを全体に宣言する。
 宣言する側も新郎新婦・参列者も儀式をしているあいだは緊張して表情もやや固かった。マレーシアの新郎のお父さんも新婦のお父さんも表情は固くてこの結婚をどう思われているのかわからない感じであった。しかし、イマームによって宣言されたとたんに固かった表情は崩れ、とてもやさしくあたたかな微笑を浮かべたのである。
  
ムスリムの結婚式(3)…結婚契約書と二人の証人_c0067690_1573822.jpg

         ↑宣言と同時に表情が変わった瞬間をとらえた。 (すごく好きな写真!)

                  
☆――天からは神の祝福を
        地では参列者の最高の笑顔でもってこの結婚は祝福された――
       
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by miriyun | 2005-12-26 23:39 | 日本の中のイスラーム | Comments(0)


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