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2017年 11月 04日

野生のカモシカに出会う

1.美ヶ原の野生のシカ
  高原には今、困るほど増えている動物がいる。それは鹿。
奈良の鹿とは違って、完全な野生だから昼間にのこのこ人間のいるところへはやってこないが、
おびただしい数の野生のシカがいることは確かなようだ。
 夜間に宿のミニツアーで、牧場の方へ行くと、暗闇の中に光るのはシカの目。動物の目は夜光る。その目を頼りに、ミニライトをかざすと・・・。

野生のカモシカに出会う_c0067690_21054140.jpg

こうしてシカの位置がわかるわけだ。
実際、その日は少なかったとはいえ、それでも何頭かのシカが牧場の本来なら高原の牛たちが食べる草木のところに来ているのを確認できた。

 動物にとっては生きるためのあたりまえのことなのだが、高原の花も含めて片っ端から食べつくすので、各地の高原でニッコウキスゲの花が壊滅状態になったりしている。この花がおいしいらしい。

 
2.野生のカモシカ発見!

正確には、宿の主人があそこにカモシカが!!
と動いている送迎バスで見つけて教えてくれた。


野生のカモシカに出会う_c0067690_20272550.jpg


野生のカモシカに出会う_c0067690_20273057.jpg


なかなか見つけられず、方向を教えてもらって、望遠レンズで探してようやく分かった。

低山地から亜高山帯にかけてブナやミズナラの落葉広葉樹林や混交林などに生息するということなので、まさしくそういう場所と言える。

広葉草本、木の葉、芽、樹皮、果実などを食べるが、とくにササはよく食べるもののようで、このカモシカもササのところにいたので食べているところだったのかもしれない。
野生のカモシカに出会う_c0067690_20273237.jpg
     
長野県の県獣であり、中央アルプスの2400m以上のハイマツのある岩石地帯に生息するとされていたが、
このカモシカを見たのは2000mのところだった。気候と餌でも違いがあるのだろう。
ヤギよりも少し大きいが、馬や牛の洋には大きくない。
脚はインパラのように細くもなく、長くもないので、やはりカモシカのような足という褒め方は正しくないようだ。

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by miriyun | 2017-11-04 21:55 | 動植物 | Comments(2)
Commented by tsurukame_ko at 2017-11-06 10:59
案外、柔和な印象のカモシカの横顔。
日本で、こんな近くで、野生のカモシカが見られるなんて!
旅先では、新しい色々な出会いに恵まれますね。
いろんな問題はあれど、共存できる暮らしを続けていきたいと願います。
Commented by miriyun at 2017-11-08 06:56
tsurukame_koさん、
野生のカモシカなんて、一生見ることはないと思い込んでいたので、驚かされました。野生の動物が全体に本来の生活圏が下に降りてきているような気がします。
それに伴う問題は多いのですが、先を見越した対策がないと、困るのは地元の人たちですね。


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