写真でイスラーム  

mphot.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2017年 10月 17日

川岸のマユミの実

川辺の彩り 

穂高連峰の岩肌に張り付く木々もその色を変えつつある。
しかし、本格的な紅葉にはまだ1~2週間を要するかもしれない。

そんな中で、愛らしい色が目をひく木があった。
川岸のマユミの実_c0067690_0501220.jpg

ニシキギ科のマユミ。ユミ(弓)とつくのは、武士の時代に、よくしなる弾力のあるこの木を弓の材料にしたからだという。春に咲く花は薄緑で目だたない。
川岸のマユミの実_c0067690_0563995.jpg

しかし、秋になると葉も繊細な色をにじませながら紅葉する。
細く赤い枝にぶら下がるように果実がつく。
角ばった四裂の姿で、熟してくると膨らみがでてくる。


川岸のマユミの実_c0067690_0341829.jpg
果皮が4つに割れると、鮮やかな赤い種子があらわれ、果皮の間から吊り下がる。
⬆︎の写真で、果皮が割れる前、割れたあと、種子が吊り下がる三形態をみることができる。

そしてその実は温かみのある赤が特色で、まだ緑の多い川辺に彩りを添えていた。

                                         
人気ブログランキングへ


by miriyun | 2017-10-17 02:02 | Comments(0)


<< 松本城庭園の茶会(1)月見の席      大正池 >>