ウメノキゴケとすみれ

すみれ
春の山道を歩くと小さなむらさきがそこここに・・・。

すみれがとても小さくて細い茎であるのに、山の固い土の上にたくましく生えてくるのは野草ならではの強さなのか。

意外な所にもスミレを見つけた。
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梅の古木。大きな枝が横に枝を大きく伸ばしたところに窪みがあり、
そこになぜか根を生やしたスミレが咲いていた。
飛んできたほんのわずかな土と雨の雫でいきているのだろうか。

ところで、スミレの生えた梅の古木。
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何やら灰色のピラぴらしたようなものが生えている。
ウメノキゴケといわれるものだ。

 なんと寺ではよく見かけるこのウメノキゴケは地衣類で、菌と藻の共生という微妙な関係の上に成り立っている植物という位置づけになる。
 環境の変化は菌と藻の双方の共生体に同時に作用するので、大気汚染には極めて敏感なのだ。ウメノキゴケは二酸化硫黄の量が0.02ppm以上の場所では生育できないとされている。
 ウメノキゴケが梅やそのほかの木(桜などにも生える)に生えていて、後に道路ができ車が増えるにしたがって、ウメノキゴケは見当たらなくなってしまうというくらい排気ガスに弱い。

 だから、ウメノキゴケがあちらこちらで見られる鎌倉の寺はやはり空気がきれいだと言える。
 

                                          

by miriyun | 2017-03-25 13:01 | Comments(6)
Commented by jasmine-boo at 2017-03-25 22:18
ウメノキゴケが見られるような空気のきれいな所へ行って見たいです。東京では見た事ないです。
花びらのようにきれいなコケですね。
色んな種類のコケの上をアリが歩いている様子を見るのが好きです。
Commented by 霧のまち at 2017-03-27 09:33 x
スミレの季節ですね。 うちの庭にも一人生えの野スミレがたくさん咲いています。
ジャリが敷いてあってもどんどん発芽して咲く強さがありますね。
花の終わった後に 細かなタネがはじけ飛ぶ形になっていて なるほどと
いつも思いますよ。 
Commented by hinagesi-k at 2017-03-29 16:07
最近は新年に使う梅の枝にうめのき苔を張り付けて居ます。
そうすると高価に売れるとか。
菫の生命力には感心します。
イースターに毎年通ったアメリカの郊外では菫の花が毎年咲く所を変えて居るのに驚きました。
北海道と緯度が同じなので、偶に凍る事が有りますが、一寸温度が上がると花を見せてくれていました。
Commented by miriyun at 2017-04-01 18:12
jasmineさん、
苔にもいろいろな種類があるようで、全く詳しくないのですが、空気も水もよいところで見られますね。じっくり見るといろいろな形で面白いので、時々注意してみて見ようと思いました。
苔の上のアリ、サイズ感がちょうどよくて見るのが楽しそうですね。
Commented by miriyun at 2017-04-01 18:14
霧のまちさん、
タネがはじけて飛ぶからいろいろなところから生えるんですね。先日バス通りの車道の端に生えていておどろきました。
 スミレは見た印象よりもずっと強いですね。
Commented by miriyun at 2017-04-01 18:16
谷間のゆりさん、
ウメノキゴケを実際に使っていらっしゃるのですね。
私は見て歩くばかりです。
凍るような台地でも生き残って花を咲かせるスミレ、本当に強い花なのですね。


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