シェイと大輔

1.シェイリーンとシェフ大輔 
 フレンズオンアイスが終わった。年中行事の中で、夏を締めくくる大事な行事に位置しているアイスショー。
それが終わってしまった寂しさの中で、少々振り返り。

 シェイリーンは毎年、時にあでやかに時にキュートに、そしてとてつもなく情熱的なプログラムを持ってきてくれる。たくさんのプログラムの中で、シェイリーンが〇〇をやったあの年には、というようにFOIの中のプログラムを思い出す。そんな印象深さを持つプログラムがまた一つ加わった。

シェイリーンが演ずるイタリアのピッツァレストランのウェイトレス(ソフィアと呼んでね)、西側にテーブルをセットし、エプロンをしてキュートで元気で動きが素晴らしい!

 そこへシェフがピザを運んでくる。
まっ白で大きなシェフ帽をかぶったシェフは恰幅のいいお腹とカイザーひげ!このシェフが働きの悪いソフィアをプンプンと叱りつける。ソフィアちゃん落ち込み~。シェフはというと初回からしばらくは退場する時も観客側に背を向けてあまり顔を向けない。だれかわからないよという状態を保ちたいみたい・・・。

 叱られたソフィア、でもほんとはやりたいことがいっぱいある。エプロンなんて投げ捨てて、バイクは乗り回すわ、踊るわ、生き生きと自分の思いを大切にという楽しいプログラムが観客を沸かせた。本当にシェイリーン・ボーンは素晴らしいシングルダンススケーター!
 そこへまた登場したシェフ、今度はリンクの中央までやってきて踊りまくるソフィアに巻き込まれて一緒に踊ってしまう。最後に口髭や帽子をとったりして、Daisuke Tとわかるという粋なプログラム。
 あくまでもプログラムの援助なので、ダンスは短めだが、Dならではの楽しさ。

 リオ以前の収録のフレンズプラスの対談の中で、いろんなことをやってきたけれど、苦手なのはコミカルな役だと言っていた。しかし、しゃべりを含めて苦手なことをあえてやると言っていた今年、シェフを見てそれもやるのかと思わず手を叩いた。顔も足も細いのに、おなかパンパンに巻いてきて、プンプン叱りはなかなかの演技、しかし、恥ずかしさが隠せず、顔を見せないようにしていたり、帽子に顔をうずめたり毎日異なる動きをして、ようやく最後の方には慣れたという感じだった。
 ただ、シェイリーンとDさんだから、ダンスの共演は、「もっと見せてくれ~!」と思ってしまった。
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 共演ではなくて、友情出演みたいなものなので、あくまでも主役はシェイ。
こういう時のDさん、引きすぎるほどひいて、主役を目立たせて、自分は早々と立ち去る。いかにもという動きで、みんなに見透かされた通りの動きをしているのが妙に可笑しかったけど、彼はそういう人。


2.シェイの演技に鳥肌だった高橋大輔 
 シェイリーン・ボーンと大輔さんというと、いくつもの思いが去来してしまう。その中で、2009年のFOIについて。2008年高橋大輔は前十字靱帯断裂という選手生命を脅かす大怪我をして、2009年後半やっと氷上に戻り、初めて観客の前で演ずるということで、初日をこなすまで眠れないほど不安だったという年である。

 しかし、その前の年、怪我する前の2008年1月には四大陸で4回転2回を入れて、ステップも情感も素晴らしい完璧なロミジュリを見せて世界最高得点をとり、それがその後も長く崩されることはなかった。世界選手権では日本人男子シングルで最初の銀メダルを取っていた選手である。
 前置きが長いが、多くのファンが「知ってるわい」ということを言いたいわけではない。

それほどの選手が、FOIでシェイリーンの演技「La Cumparsita」を見て感動していた。鳥肌がたっているといってTVカメラに向かって自分の腕を見せていた。

◆FOIの裏でシェイの演技を見ていた、高橋大輔が語る~~~~~ 
(シェイの演技を見て)鳥肌が立っています
氷の上じゃないみたい ほんとにうまい!!大好きです!
音のとり方であったり・・・

彼女みたいに滑れたらいいと思います。
スケートしているみたいじゃない。

興奮したなー
ジャンプも何もしてないのにあそこまで見せられるんです。
うらやましいっす。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 これを聞いて思う。
高橋大輔という人は、自分は現役、相手は引退した人とか、地位とか、そういうもので人を見ない。
完全に美しいスケーティング・感動させるスケートを純粋に見つめて感動する人なのだと改めて思った。よく舞台や映画もいいものを見ては泣いてしまうと言っているが、そういう感受性が強いからこそと思う。

 ところで、
この2009年の大輔さんの言葉を復唱してみよう。

「氷の上じゃないみたい。 ほんとにうまい!!大好きです!

音のとり方であったり、

スケートしているみたいじゃない。
興奮したなー

ジャンプも何もしてないのにあそこまで見せられるんです。」



なあんだ、大輔さん!

その言葉、全部、
今の大輔さんを見た観客やスケーター・解説者が
         「あなた」を見て、言っていますから!!

   ライラックワイン、なめらかで浮いてるようでもあり、
   ジェフ・バックリーの震えるような声に呼応して
   心のひだを押し広げるようなスケートで
   会場中に切なさが伝わった。

それに、鳥肌の立つような演技、・・・2012年の道化師を初め、枚挙にいとまがないほどある。
 最近では「実験」~スケートではないが鳥肌とぞくっとくる凄味もあった。

わかってほしいな~、
  わかってないだろうな~!

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by miriyun | 2016-08-30 16:46 | Comments(0)

*写真を使って、イスラーム地域や日本の美しい自然と文化を語ります。日本が世界に誇る人物についても語ります。フィギュアスケーター高橋大輔さんの応援ブログでもあります。


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