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2016年 06月 14日

ウチワサボテンの葉

1.サボテンの葉が柔らかい!!  
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庭の片隅に放置されていたプラ鉢植えのウチワサボテンを地植えにして育ててみようとした。
干からびかけていたウチワサボテンだったが、
春になったらこんな葉が出てきた。

 新芽だ。葉にあたる鱗片状の、いや、恐竜の頭のイガイガのようにも見えるが、これがサボテンの葉か~と、早速触ってみる。やわらかい、色は緑から赤へのグラデーションですべすべお肌の赤ちゃんのようなツヤがある。

 全体像はこちら
c0067690_73526.jpg


ウチワサボテンのうちわ状の平たい部分は茎にあたる。
上の小さな芽はこの茎から出た葉である。

こうした棘になりきっていない葉が存在することから、ウチワサボテンがかなり原始的な形質を持ったサボテンであることがわかる。

 2.葉とトゲのあいだがら

では、この柔らかなツヤツヤの葉はツンとした針のような棘にどうやってなるのか。
似ても似つかぬ形状に疑問を抱く。
調べてみると、それぞれの葉や棘が生えている白っぽいところが刺座(しざ)といい、長いトゲの他に極小のトゲも生えていて、ここがサボテンのカンジンカナメであるところらしい。

 3.トゲには大きいトゲと芒棘がある 

このあとせっかく生えた葉は成長するにつれて落ちてしまう。
その脱落箇所から上の写真のような針のようなトゲが現れる。トゲは最初に脱落した葉の腋芽から発達した短枝にあたる。
また、長いトゲだけでなく非常に微細な刺を多数発生させるがこれを「芒刺(ぼうし)」といい、この刺には逆刺が付いており、釣り針と同様に刺さると取れにくいのでサボテンは大きいトゲはもちろん、見えにくいほど小さいトゲも注意を要する。

なお、刺座に密生した芒刺は短枝から出た葉が変形したものである。


 4.サボテンの枝葉の進化

最初の写真に載せた若い芽、
そこに葉としての姿を僅かに残すウチワサボテン。
   
進化の過程で乾燥地に適するように、茎も枝葉も劇的に変えてきたサボテンの姿に改めてけなげさを感じる。
また、実が熟すとそこから種が拡散するという増え方だけでなく、茎を一枚切り取って地面に挿すだけで増えていくという逞しさにも圧倒されている。


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by miriyun | 2016-06-14 07:04 | 動植物 | Comments(4)
Commented by petapeta_adeliae at 2016-06-14 12:54
ゼリービーンズのようですね。
こんなに瑞々しいサボテン見たことがありませんでした。

小学生のころに襖に大きな穴を開けてしまい、年末の大掃除に
張り替えようと母が、保険会社の一枚のカレンダーから
かわいい、キレイなサボテンが沢山あるのに
うちわサボテンをチョイスしていました。
Commented by hinagesi-k at 2016-06-14 18:32
母方の祖父の家にサボテンが何種類かあって花を見て育ったので、サボテンにはなじみが深いのですが、我が家には一度で毛しか置いた事が有りません。
理由は置き場所がない事ですが、一度購入したサボテンを枯らしてしまったからなのです。
水を遣りすぎて。
ご近所に色々なサボテンを作って居るお宅が有るので、そちらで楽しませていただいて居ます。
Commented by miriyun at 2016-06-15 06:39
ソーニャさん、
なるほど、ゼリービーンズ!
ほんとに触ってみてと言いたくなるつやつやで瑞々しい葉でした。ウチワサボテンのごつごつした感じとは全く異なる赤ちゃんサボテンの葉です。
ウチワサボテンは結構頑丈な方なので日本でも地植えにして育つことも多く、なじみのあるサボテンですね。
Commented by miriyun at 2016-06-15 06:43
谷間のゆりさん、
サボテン愛好家は、目立たないけれど結構いるものです。私も小学生のころ気に入ったミニサボテンを自分で買った覚えがあって、創造よりきれいな花が咲くのをワクワクして待っていたものでした。
今でも玄関・室内・庭などに置いていらっしゃるかた、多いのではないでしょうか。


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