群生…イワタバコ(2)

1.イワタバコとは
 
 本州から九州、沖縄・台湾に分布する湿った岩壁に自生する多年草。

 イワタバコ科で、タバコとはかかわりがないが、葉の形が似ているということで岩に映えるタバコというような意味での名前であるが、タバコの葉と異なって有害物質はない。それどころか、イワタバコの若葉は食用にもできる。
 
c0067690_22123494.jpg

       ↑ 長谷寺の池の脇、お地蔵さんの足元に

 さらに、イワタバコは岩萵苣(イワヂシャ)と呼ぶ生薬でもある。を葉及び全草を煎じたりして、主に胃の不調に使うようだ。(・・・チシャってなんだろうと調べたらロメインレタスなどの葉を食べる野菜を言うようだ。)

 

2.寺とイワタバコ
岩場ににょきっと緑の葉をつけ、5月末になると小さな蕾が茎を伸ばしながら大きくなる。
小さいが、毎年見るのが楽しみになる可愛い花でもある。

イワタバコの生育条件にピッタリなのは山の水がしみだしてくるような崖なのだ。
 
 鎌倉は三面が山に囲まれていて守りにかたいと、武士の時代に言われていた。寺はその山を擁して建つものが多く、そうすると、山の水がしみだしてくる崖を持つことになる。
 そのため、東慶寺・長谷寺など多くの岩壁を持つ寺はイワタバコの生育条件にあてはまるようになった。


3.緑の壁になる
c0067690_22121146.jpg

                    ↑
 長谷寺では寺の本堂に行く坂の途中の岩壁沿いにのびのびと葉をのばし『緑の壁』のようになる。
その緑の壁の間から紫の小さな花がこぼれるように咲いていた。
                                                一日一回、ポチッと応援していただけると励みにもなります   

                                                                  
人気ブログランキングへ
Commented by radakku914 at 2016-06-05 08:29
美しいですね~。 イワタバコ系の種類は大変に多いそうで うちの近くの
園芸店には そう言った珍しいものを多く置いていますよ。
地味な岩場にさぞや似合うって感じの植物ですね。
とても好きな種類の植物です。  「霧のまち」でした。
Commented by miriyun at 2016-06-06 20:10
霧のまちさん、
岩山に張り付くようにして緑を維持して
5~6月の一時だけが花の時期です。
でもしっとりとした鎌倉の寺の裏山にはあって当然の植物と思ってずっと見てきました。
地味なのですが、ついつい気になってじっと見ていたくなります。お好きな方がいらしてよかったです。
Commented at 2016-06-18 10:37
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by miriyun at 2016-06-19 18:36
鍵コメさま、
まあ、そうだったのですか。もうあとわずかですね。
素晴らしい土地と人に魅了されたのですね。
また、かの地でのご活躍を祈っております。
by miriyun | 2016-05-29 22:42 | Comments(4)

*写真を使って、イスラーム地域や日本の美しい自然と文化を語ります。日本が世界に誇る人物についても語ります。フィギュアスケーター高橋大輔さんの応援ブログでもあります。


by miriyun