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2016年 02月 01日

砂漠でキツネ 追記版

なつかないと     

「星の王子さま」でとても印象的な場面がある。
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↑ サハラ砂漠のキツネ*フェネック
 サン・テグジュペリはサハラ砂漠のキツネに出くわしたことがあるんだろう。砂漠の砂色のキツネ。耳が大きくて、そこから放熱する。
砂漠に穴を掘って住み、涼しくなると出てくる。


砂漠で一人ぼっちで泣いている王子のところにキツネが現れる。(そのキツネが上の写真のフェネック)
 王子はきれいなキツネに友達になりたいというが、キツネは10万ものキツネと10万もの男の子としてではダメだという。あるものを多数と同じでなく、特別なものだと考えること、
 あるものに対して他よりもずっと時間をかけ、なつかなければ唯一になれないのさ。なつくというのは唯一のものとして絆をつくること。

 王子さまはキツネの前に見た5000ものバラを思い出す。そして星に残してきた一本のバラのことも。どんなにたくさんのバラがあろうとも、自分が美しいと思い、精一杯の世話をしたバラはやはりいとおしく、自分にとって一番のバラなのだと悟る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


《追記》(ここから突然Dさん話のため、苦手な方は戻ってくださいね。)


ここまで聴いてわかったことがある。

目にも止まらぬ速さで身を翻し、音楽に心と呼吸を添わせ、頭グルグルして情熱を弾けさせるDさんを応援させていただいてきた。それも長い間、試合のたびにドキドキしながら応援して、練習に思いを寄せて新しいプログラムに期待して、イベントやショーを楽しみ、著作本を読んでは、日常の思考をたどり・・・。

そうしているうちにキツネの言うところの「なついてしまった」のだ。世界に何万のフィギュアスケーターがいようとも、Dさんだけが唯一という思いで絆がつくられたのだ。もちろん、そう思うのはこちらからの一方通行のものであるが---。

ただ、『リアルアスリート』発売記念のお台場イベントで、この会場に詰めかけた2000人もの人を見て、司会者の方は、はからずも「ここにいらっしゃるのはご親族のようなものですから。」と言った。この司会者、フィギュアスケートの世界をよく知らない方であったのに会場の温かい雰囲気を敏感に感じ取ったのだ。
1対多数ではあるが、Dさんとファンの間に不思議な絆ができているんだと司会者が感じたのではないだろうか。

そのあとの流れ、
D「才能があるなんて思ったことがない」
皆「エ〜ッ!」
D「知ってるでしょう‼︎」---この言葉にも1対多数であるけれど、ちょっぴり絆がつくられているからこその言葉と感じたり・・・。

キツネと星の王子さまの話から、相手との時間の共有と唯一の存在と感じているものへと自然に思考がさまよった。

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by miriyun | 2016-02-01 07:00 | Comments(4)
Commented by hinagesi-k at 2016-02-02 22:11
星のお王子様の本の挿絵で狐を見た時、サンテ・グジュベりは絵が下手なのかと思ってしまいました
あんな大きな狐を見た事がなかったから。
でもmiriyunさんの写した本物の狐の画像に出会った時、思わず「王子様が出会った狐はお前さんだったのね」と
話しかけてしまいました。

Commented by miyabiflower at 2016-02-03 11:16
星の王子様の狐なのですね。
こういう姿だったのですか。
↓を読んでもう一度読み直したくなりました。
Commented by miriyun at 2016-02-06 12:05
谷間のゆりさん、
わあ、うれしいです。
このキツネにそうやって話しかけてくださる方がいたなんて!
彼の絵は印象的ですよね。今になって私もその絵と文を深く
味わっています。
Commented by miriyun at 2016-02-06 12:09
miyabiflowerさん、サンテグジュペリは、
飛行士として定期的にサハラの上空を飛んでいて、
そこで出会ったフェネックを一時世話をしていたと聞いています。
時を経て読む本の楽しさを私も今味わっています。


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