写真でイスラーム  

mphot.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2015年 12月 31日

詳細ラクリモーサⅠ XOI(3)…高橋大輔

心に感じる 
 舞踏のコンテンポラリーのような氷上プログラム,
ラクリモーサ、(正式な命名はDay of Tears(涙の日)なのかもしれない)。

その速さと難解さで何回見直してもわからないままの速い動き。

フィギュアスケートは、点数で感じるものではなくて、演技を心で感じるものとNHKの刈谷さん。

 心に、ズーンときたり、ジーンと来たりするのが高橋さんの演技。
今回もこの演技に最初から惹きこまれ、その惹きこまれたまま最終公演も終わり、TV放映も終わってしまった。
もちろん何度リピートしてもそのたびに心に波動が伝わってくる。

 そういう見方で十分なのだが、これまで見たこともない動きがたくさんあり、
新しい大輔さんを感じたので
その演技を細かく見てみたいと思ってしまった。

詳細ラクリモーサⅠ
①明転、ショートサイドに高橋大輔。
c0067690_23351496.jpg


②90度ずつ向きを変え四方を臨む。

③ざわめく現代音楽の複雑な音に合わせて顔を交互に覆うようにしながら進む。
c0067690_23394033.jpg

手の陰に見える眼光は鋭い
c0067690_2340829.jpg



④目の向きは変わらず、
    腰をやや沈めたかと思えば、トウで立ち、氷をかきながらシュシュシュッと音を立てながら過ぎていく。
c0067690_23423877.jpg

 

⑤こめかみに指先を当て、苦悩し天に向けて叫ぶがごとく疾走し、
   あるいは身体をおり、蹲(うずくま)る・・・
c0067690_23482426.jpg



⑥蹲(うずくま)り崩れそうな身体が次の瞬間跳ね上がる。
c0067690_1402913.jpg


⑦反転し、疾走しはじめるとともに片膝を折り、氷に付けて滑り、もう一方も氷に付け膝行する。
その間も両手の動きが左右に動くので、氷上をリズミカルに滑り、立ち上がる。そこにはコンマ1秒ほどの揺らぎもない。 
c0067690_1423176.jpg



⑧彼の瞳は何を求めているのか?
c0067690_648977.jpg


⑨足を後ろに運びつつ、氷に接している足で前に進んでいる。
c0067690_4343729.jpg

 
 最初のニコ・マーリーの不思議な曲の一部分、見きれていなかったところを確認した。
高橋大輔の眼差しの行方にはぶれがない。
 だから観客はこの動きを追ううちに心理的に一緒に動いているがごとく同化していく。
 これだけの高度なスケート技術と稀に見る身体機能で複雑な動きをしながら、
見る人に技術でなく、魂の叫びを感じさせる。

 これこそが、高橋大輔だった。

                                                一日一回、ポチッと応援していただけると励みにもなります   

                                                                  
人気ブログランキングへ

by miriyun | 2015-12-31 23:30 | Comments(2)
Commented by prin at 2016-01-01 17:55 x
明けましておめでとうございます。
miriyun様、体調をくずされていたのですね。どうかご自愛ください。
XOIの詳細レポ、とても興味深く拝見しております。このラクリモーサの詳細レポすごいです!今後のレポも楽しみにしております!
大輔さんには、フィギュアスケートの枠を超えた、新たな表現の世界を進んでいって頂きたいですね。
この方のファンで良かったと心から思います。
Commented by miriyun at 2016-01-02 08:49
prinさん、早速のコメントを嬉しく読ませていただきました。
やはり、この方はこちらの予想を上回って先に進まずにはいられないみたいですね。
これからの展開がとても楽しみです。
詳細レポも続けてみたいと思っています。今年もよろしくお願い致します。


<< ちょっと似てる山      練習風景とラクリモーサ初演…X... >>