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2014年 10月 27日

喜泉庵(3)&倉敷翠松高校・・・高橋大輔

1.つくばい
 浄妙寺、喜泉庵の入り口側から庭に向かっての広縁からは右手に光悦寺垣が見える。
そして広縁は磨き抜かれており、その漆黒の床板が外のあざやかな緑を反射する。
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 広縁の先にはつくばい(蹲)が見える。
このつくばいは、広縁から広がる庭の1つのアクセントにもなっており、お茶をいただきながら誰しも思わずその風情に目をやってしまうものだ。
 10月初旬にきた大輔さんがお茶を飲んでいた場所はそのままの姿勢でつくばいを目にする位置にあるので、これを見ていたことだろう。

 そんなわけで、10月14日の朝、爽やかに見えたこのつくばいの写真をアップしたのだが、それから1時間後、大輔さんの引退を知った。その時、この水滴が大輔さんのか、ファンのか、自分のかわからないが涙のように見えて仕方がなくすぐに削除してしまったものだった。

 しかし、その後の清々しく大輔さんらしいけじめと笑顔を以て行われた会見を見て、あの竹からこぼれる水滴はやはり清々しさの象徴と思った最初の印象でよかったのだと思い直した。
 そこで、再度アップしてみる。

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 つくばいに
   一滴の水が落ちる・・・それを感ずる時間がいい。


2.倉敷翠松高校での高橋大輔 
 「ソチの入賞を祝う会」であり、新しい道へ送り出す会ともなった会には、たくさんの岡山県以外からのファンもつめかけた。
 そうした中で地元の方々は遠来の客を温かく迎え入れてくださったと伺っている。
知り合いのD友さんは、地元の方の案内で翠松高校を訪れ、お茶室もたまたま先生がいらしたので外から見させていただくことが出来たそうだ。
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そこで、許可を得て撮影、さらに学校からのブログ掲載許可も受けたという貴重な写真をいただいた。(感謝して、使わせていただきます)

 この茶室は見ての通り校舎を背景にした庭の中に建っている。名を『忘庵(ぼうあん)』といい、裏千家によって命名された名であるらしい。
 この倉敷翠松高校はなんと昭和45年、全国で初めて茶道を正課にした高校だということだ。茶道部がある高校はあっても、茶道を正規の授業とする学校はまだなく、全国の先駆けだったのだ。通常は校舎の中の茶室で練習するが、庭の中に建てられた独立家屋としての茶室をも持っている。しかも年に3回の大がかりな茶会、その他に研修・セミナー・実習とあり本格的にやっている学校である。
 忘庵は、躙り口(にじりぐち)から入る本格的な作りである。庭先からはいり躙り口から茶室に入るという一連の体験は、どこの茶席に呼ばれても困らない貴重な体験になるはずだ。
 
 大輔さんが98点とったというのもその茶道の先生が確かに言っておられたという。大輔さんの喜泉庵でのお抹茶をたしなむ写真をお見せしたら、先生はとても喜んでおられたそうだ。
 海外遠征が多く腰を落ち着けて学ぶ時間は少なかったのではないかと思うが、それでもこんなに頑張ったということは結構茶道が好きだったいうことかもしれない。
 
 歌舞伎役者ともバレエ界の重鎮とも若手の優秀な役者さんとも知り合いで、大怪我から復活したその精神をたくさんのアスリートから目標にされ、後輩たちからは慕われる。そして、もちろん世界のスケーターからリスペクトされている。インターナショナルに活躍する人ほど、日本の文化を語る機会が増えるのでこういう方面に経験のあるということはいいことだ。

 自らスケートばかりの人生と言っていた大輔さんだが、
 茶室で釜からの湯をひしゃくで汲み、抹茶茶わんにとぽとぽと流しいれお茶をたてる。そんな時間を高校時代に経験していたのか。
 
      大輔さんのまた新しい一面を知ることが出来たように思う。

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by miriyun | 2014-10-27 04:44 | Comments(4)
Commented at 2014-10-28 06:47
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by miriyun at 2014-10-28 08:16
鍵コメさま、ようこそ!
浄妙寺と住所の浄明寺、変換間違いしやすいのでみょうに意識しすぎていたら、
こんなところに影響が!自分ではそう書いているつもりで、おかしなことになっていました。
どうもありがとうございました。
Commented by なごやん at 2014-10-28 17:36 x
こんにちは、miriyunさん。
やはりあの「お茶室写真」のBGMは水音だったんですね(^^)v

Dさんのスケートを見ていると、赤とか黒とかの色が思い浮かぶことがよくあります。が、演技が終わった瞬間に水のように透きとおった清々しさとか、何物にも染まっていない透明感を感じていました。
今回はじめてDさんとお茶のかかわりを知り、納得ができました!!

私自身は正式にお茶を習ったことはないのだけど、子どもの頃から日常的にお抹茶をいただいていましたので、お茶というものに親しみを持っています。また、若い頃(ン十年前(笑))から神社仏閣、お城に行くのがすきで、縁側に座って石庭や枯山水を眺めていたので、「お茶室写真」はほんとに嬉しくなります♪
ありがとうございますm(__)m
Commented by miriyun at 2014-11-01 06:46
なごやんさん、
メリハリの利いた鮮やかな印象を残す演技の後、突然、素にもどったときのご本人の透明感!!そして演技のことだけに投入して達成した後の純粋な気持ちがこの後の笑顔に現れますね。
 お茶とのかかわり、日本人の心の奥に多かれ少なかれ持っているものを、今回抹茶輔さんに刺激されたようなきがします。


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