アイスショーやExの構成・・・高橋大輔

1.アイスショー構成
 アイスショーの構成はほぼ2部構成で、1部と2部の間に製氷タイム、別名ザンボタイムがある。ザンボーニ(本来はアメリカのザンボーニ社製をいうが、あまりにも有名で製氷車の代名詞のようになって、更にはザンボタイム・ザンボするなどと使われるようになっている)と呼ばれるアイスリンクの表面研磨車がザクザクになったアイスリンクの表面を削り、必要に応じて細いパイプから水や湯を均一に撒くことをする。

 演技中は観客だって息を詰めて、命がかかっているペアの技や、アートとも言われるシングルやダンスに酔いしれ、応援し、また賞賛する。
 この製氷タイム(20分くらい)だけが、出演者にとっても観客にとっても休めるところである。

 この一部と二部の構成はそれぞれに山場があり、やはり、最初と最後をしめ、とちゅうでは同じようなものが重ならないように配列を考える。群舞があることが特色になっているPIW、若手が多いショー、著名な海外ゲストがメインであるショー、呼び物のダンスバトルがあるショー、生歌を歌う歌手とのコラボがある場合などでそれぞれ構成が異なる。

2.エキシビション構成・・・ソチを振り返る
 試合のエキシビションも一種のショーなのだが、そこには戦ってきた結果にそって、それぞれの種目の間での順位が基本的にあり、ただし、それが見ているものにとって心地よく見られるように順番は考えられている。

 ガチガチの順位順の時もある。
 また、ソチのEXの時のように柔軟な構成の時もある。
招待選手であった高橋選手は第一部のトリを任された。怪我をしていたにもかかわらず高橋選手の演技へのゆるぎない信頼と敬意を込めた扱いだったと思う。

 高橋選手は、トリノオリンピック以来、出場したすべての試合のエキシビションに出ている。怪我をしたとき以外は試合に出続けて、グランプリシリーズでもグランプリファイナルにも、そして世界選手権でも一定の成績をだし、時に不調な時でも招待選手に指定されるに十分な実績があったわけだ。

ソチの招待選手として高橋大輔、浅田真央が選ばれたことに対して、荒川さんはとても名誉なことと言っていたが、他の国の解説者や実況はどのように伝えていたのだろうか。(ニコニコ動画の各国語の翻訳者さまに感謝して引用させていただきます)
◆ソチExでの解説者の声より
ドイツ)
第一部のトリはダイスケタカハシです。
男子は落ち着かない試合でしたね
完璧に滑った選手はいませんでした。ましだったのはデニス・テンとペーター・リーバース
・・・・選手は演技後からだをひきずるようにしてリンクから上がってきますよね、みんなつかれはてていました。
その中で彼は正直なところ、表現面で最高の一人だったと僕は思います。構成点でというか芸術的に。
・・・
長年にわたって素晴らしいプログラムをみせてきました。
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中国)

アジアで初めて冬季オリンピック男子シングルの表彰台に立った日本の選手高橋大輔
・・・・・
まもなく28歳になる日本の名選手高橋大輔
2013年の全日本の試合で、・・・高橋大輔は転倒して血まみれの手のまま、演技を続行しました。
最終的に5位となりましたが、日本スケート連盟は彼にオリンピック出場資格を与えました。
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今日のEX演技は本来成績が4競技の上位5位までの選手が出場しますが、
女子シングルの6位浅田真央と男子シングル6位の高橋大輔がEXに出場しています。
これは努力し続け夢を追い求めた選手に対する最高の賞賛でしょう。

フィンランド)

ダイスケ・タカハシは日本のハイレベルの男子スケートへの道を切り開いた男子です。
彼はバンクーバーで銅メダルを獲得、
日本男子で初めてオリンピックメダルを国にもたらした男性よ。
彼は2010年の世界チャンピオンであり、
偉大な演者、非常に好感のもてるアスリートです。

フランス)

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N:ネルソン・モンフォール A:アニック・デュモン F:フィリップ・キャンデロロ
N:4位のペシャラ・ブルザ選手のインタビューの予定ですが、ダイスケ・タカハシの番がきました。
  日本の素晴らしい選手ダイスケ・タカハシの演技が終わるまで待ちましょう。
F:最近のEXは下の順位順じゃなくなったんだね。
 この6位のダイスケのように、その分バラエティに富んだ楽しみ方が出来るね。
 彼は、このオリンピックでとても良いプログラムをした。
N:このあとアニックが理由を説明してくれますよ
  今、僕らが見ている選手は、アニックのお気に入りだね。
A:えぇ、彼のことは大好き。 よく見ていて!
  彼の滑りを今後国際大会で見ることが出来るか分からないんだから。
  ・・・・・・・・・・・・・
F:そもそも彼がツイズルとか、このタイプのステップを初めに取り入れたんだよね。
  その前にヤグディンがやっていたけど、
ヤグディンのはパワフルなものだったのに対して、
  彼の方は洗練されている。
A:えぇ、洗練された動きは、曲にピッタリあっているわ.
  彼はタイミングを絶対にはずさないの。
  ここが私が彼をすごく賞賛するところなのよ。それにものすごくエネルギッシュだし。
F:(演技の終わったところで)ブラボー!


3.フレンズオンアイスの構成 
 荒川さんプロデュースの荒川さんのショーなので、当然いつもトリは荒川静香さんだった。さすが金メダリストの演技でブレがないので安心して見ていられる演技だ。ところが今年はお休みなので、大輔さんがトリ、それはもちろんだが、オープニングとフィナーレを引っ張るのは誰か、本田先生なら忘れないという話もあったが、蓋をあけてみたらやはり大輔さんだった。
    第一部
1.オープニング
2.Get the Chance 上野さん
3.Dear Kids①    莉子ちゃん
4.鈴木明子
5.田村岳斗
6.シェイ リーン ボーン
7.川口&スミルノフ
8.佐藤有香
9.本田武史
10.グループ(下の3人以外の全員)
11.メンズグループ(大輔・エヴァン・ブライアン)
12.抽選会

ザンボタイム

    第二部
1.鈴木明子&高橋大輔コラボ
2.Dear Kids② ?ちゃん・・・この前の演目でクラクラしていて名前を覚えられなかった、ゴメン!
3.小塚崇彦
4.イリーナ スルツカヤ
5.ブライアン ジュベール
6.安藤美姫
7.エヴァン ライサチェック
8.チンパン&ジャントン
9.高橋大輔
10.フィナーレ
11.グランドフィナーレ
 
 いつも思うのだが、男女の構成、種目の構成、一人一人の素晴らしい演目にシーンとして見入っているうちに、どこへ目をやったらいいかというような豪華メンバーでのグループナンバーで一気に盛り上がったりする。変化と盛り上がりが巧みに配してあるのだ。
 これだけのチャンピオンだらけのメンバーに自己推薦のGet the Chanceや抽選で選出するDear Kidsを入れてくる大胆さも、フレンズならではこれからの子供たちにチャンスをという思いを入れてフレンズの味を出している。

 昨年のオリンピックメドレーでも、全員がオリンピック出場者であるという構成を生かしたメドレーがとんでもなく豪華だった。今年のコラボは小塚君の気持ちの良い滑りと、2組のペアの魅力満載と思っているうちにシングル・ダンス選手もずらりと居並んでのグループ演技への広がり、楽しくまた贅沢なナンバーだった。

 苦労したチケット取得への道も立ち見も当日券並びの人も遠征派も宿泊派もみんな満足したショーだと思う。
まずはショーの構成を自分の記憶用に掲載した。追々、落ち着いてから書いていくかも・・・。

~~~~☆~~~~~☆~~~~~☆~~~~~
 それにしても、今年はこの後休養だからこその構成なのだろうが、
オープニング、メンズコラボ、明子さんとのタンゴコラボ、新プログラムキャラバン、フィナーレ、
楽日はこの後さらに観客絶叫タンゴと、
            働いたね~、大ちゃん!!

 「膝は大丈夫ですか?」と、いつも心の中で心配しながらも、
             結局、フレンズの温かい雰囲気そのものを楽しみつつ、
             わ~、キャーと言って喜んでしまった自分がいた。


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by miriyun | 2014-08-31 11:15 | Comments(6)
Commented by Aya at 2014-09-02 10:56 x
フレンズは会場では2009年から観ていますが、今年が一番、洗練された大人の素敵なショーだった気がします。
成熟したスケーターが多かった、出入り口が2ヶ所あって演目の繋がりがスムーズだった、などが理由として考えられますが、フレンズ名物(?)のヤマコさんプロがなかったのも大きかったのでは…(笑)
ヤマコさんは好きなのでちょっと寂しくもありましたが~。
でも、あの、ファッションショーから始まり全体に洒落た雰囲気に仕上げたショーだとそうなってしまうのでしょうね。
そして、記事の最後の部分のmiriyun さんの様子。私も全く同じでした。
初日の冒頭からスイッチが入ったキレキレ大ちゃん。楽のフィナーレ後のお楽しみまで、フルスロットルの活躍で、物凄い気合いが感じられましたね。
今までも、様々な試練を享受し、恐らくは色んな想いをすべて飲み込んで、それを演技でスケートの美に昇華させてきたと思いますが、特に今回の氷上での姿には、スケーターとして、アスリートとして、そして人としての凛としたプライドを見ました。
Commented by コスギ at 2014-09-03 02:35 x
ソチ五輪EXで大輔君にハマった私にとっては、海外の翻訳解説付きのこの記事は宝物です!!
Miriyun様、有難うございます!!

YouTube等で見たことがあったものもありましたが、やはりmiriyun様の解説も拝読できるため安心感があります。

最近のマスコミによる大輔君の扱いには心を痛めておりまして、
「もしかして大輔君のことをスゴイって思ってる人はそんなにいないの?!」
とまで思い詰めることもありました。

しかし、ソトニコワ選手の記事(「ダイスケが滑るとああっ!てなる」とのコメント)や、こちらのショーの記事を拝読して、改めて「世界のダイスケ!」と、嬉しくなりました!

まだファン歴も浅く、ファンになった途端に大輔君は休養になってしまいましたが、miriyun様のブログで大輔君の素晴らしさを噛み締めていきたいと思います。
Commented by thavasasis at 2014-09-05 22:13
海外の方たちが高橋選手のことを賞賛してくれるのはとても嬉しいです。
いや、むしろ海外のほうがちゃんと高橋選手の素晴らしさを伝えてくれている。
こうしてまとめて下さってありがとうございます。

初日だけ行きましたが、いまだ余韻にひたっております。
うん、フレンズの魅力は一回では書ききれませんね。
続き、楽しみにしてます。
Commented by miriyun at 2014-09-07 21:47
Ayaさん、2か所の出入りはとてもスムーズでした。
今年も構成がよく考えられていました。
Commented by miriyun at 2014-09-07 21:50
コスギさん、世界のダイスケであることは確かです。
カリスマ、日本の至宝、天才とまで海外で言ってくれている
こんな人の才能、大事にしないではいられないです。
Commented by miriyun at 2014-09-07 21:52
tha vasasisさん、本当にそうです。
海外の方が素直に素晴らしさをたたえてくれています。
ライバルのいる国でさえ、自分の国を恐れず言ってくれていますよね。


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