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2014年 05月 20日

カザフスタンのお菓子&リンゴの話

カザフスタンに関する食べ物の話。
すご〜く前の話と、最近食べたものの話。

1.リンゴ 
カザフスタンは寒暖の差が大きくて、
暑い時は暑いし、霧でも出ようものなら超寒くもなる。
アルマトイからテンシャン山脈やテンシャンモミの木の林立するのを見てなるほどと思ったものだった。なぜならこれまで主に見てきた中東も中央アジアも木は少なく潅木がポツポツという山肌が見えるようなところばかりだったので、針葉樹林の山は新鮮に感ずるとともに涼しさの理由を目でも納得したのだった。

さて、アルマトイがアルマアタと呼ばれ首都だったころ、中央アジアのいく先々でその都市のバッジをくれたりした。行き交う他国の人とそのバッジを交換したりした。
そんな楽しい記憶とともに ずっとタンスの底に眠っていたバッジ。
カザフスタンのお菓子&リンゴの話_c0067690_735758.jpg

当時、アルマアタがなぜこのデザインなのか考えてもみなかった。

町の名、昔のアルマアタはロシア語系、現在のアルマトイ(英語読みだとアルマティ)はカザフ語、その違いはあるがいずれも意味は「リンゴの父」だ。夏場の暑さとその後の冷涼な気候で、リンゴの産地なのだ。
さて、ここで記憶に残った食べ物はというと、普通なら串焼き肉のシャシリクやピラウというところだが、いつもそういうものを食べる旅だったのであまり強い印象はない。

おいしかったのは焼きりんご。日本の国光という酸味があってお菓子向きのリンゴがあるがそれよりさらに小さい。酸味があるものは加熱すると味が濃くおいしいものだ。
ここの焼きりんごがとてもおいしかったので、そのあと周辺の山をジッと見ていたら、リンゴの木がたくさんあり、実がなっていた。しかし葉っぱが幅を利かせている上に小さな実がびっしりで全く花実を減らしたり日当たりが良くなるような枝にしたりということはしていないようで、リンゴが見えなかったら完全に雑木林と勘違いしてしまいそうだった。

いま、日本のリンゴは世界一の甘くておいしいリンゴとして輸出品にもなっている。生食としては実際最高においしい。おいしいリンゴを食べ慣れてはいても、かってカザフスタンで食べた焼き林檎はいまだにとてもおいしいものとして記憶にとどまっている。


2.お菓子 

カザフスタンのお菓子&リンゴの話_c0067690_743651.jpg

こちらはつい先日食べたばかりのカザフスタンのお菓子。
ウズベキスタンやカザフスタンは根菜ではニンジンとカブ関連の生産が中心だ。
だからピラウ(ピラフ)でもなんでもニンジンが入ることが多い。

だから横から見たオレンジは絶対ニンジンだろうと思っていた。食べてみたらやはりニンジンだった。ニンジンのしっとりとしてほのかな甘みがとても美味しかった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

◆あと一週間ほどで、アルマトイでデニステンとフレンズのスケートショーが始まる。昨日休養を発表した浅田真央さん、それより前に発表した高橋大輔さんも一仕事終えてからinとなる。
のびのびと解放された気持ちで楽しんできてくれればと思う。




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by miriyun | 2014-05-20 07:05 | Comments(4)
Commented by Lunta at 2014-05-20 20:00 x
中央アジアのリンゴ、タジキスタンのパミール高原にもリンゴの木がいっぱいありました。
夏に旅行したので乾燥して暑いところという印象でしたが、確かに冬は寒くなるところなのでリンゴに向いているのですね。
ニンジンも中央アジア方面では野菜であると同時に果物ですね。
今回のイランではニンジン・ジャムだらけでした。
Commented by petapeta_adeliae at 2014-05-21 22:23
リンゴ記憶全くなしです。^^;
リンゴの樹が分からなかったのかもしれません。

カザフだったか、中央アジアで一番印象的だった料理は
コリアンダーが沢山入った綿オイルで炒めた焼きそばです。
3口までは美味しかったのですが、すぐに飽きてしまいました。

ラム肉と人参を沢山使うブロフ美味しいですよね。
中国のウィグルに同じ料理でポロがあります。
Commented by miriyun at 2014-05-23 07:21
Luntaさん、リンゴにニンジン、羊肉、乳製品で中央アジアの食では見かけることが多いですね。
イランのニンジン・ジャム----う〜ん、フルーツ扱い、納得です。
Commented by miriyun at 2014-05-23 07:33
ソーニャさん、やはりラムとニンジンでしたか。
そして綿実油、油が普段と違ってしかも大量に使われると、日本人は食べにくいです。
中央アジア5カ国、微妙に違いはあるものの食材や調味料、料理法など共通点がたくさんありますね。


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