フレンズオンアイス(2)荒川さんの企画力 氷上のマジック

 今夜フレンズオンアイスの楽公演まで終了した。
公演終了まではと思って、演目や感想は書かないできたが、ようやくここで2013年のフレンズオンアイスを振り返って私感を含めて演目について書いてみたい。

荒川氏の企画力
 
 フレンズオンアイスの主催者=荒川静香さん、
今年、フレンズ+などで言っていたことが3つほど記憶に残っている。
*できればイリュージョン(ステージマジックのうち大がかりな装置を使ったものなど)を入れたい
*オリンピックシーズンに入っていくので、オリンピックにちなんだことをやりたい
*ランダムに曲をかけて荒川チームと大ちゃんチームに分けてダンス対抗戦ができたらいいな

 いずれもみんなからの反応はなかったので、できるかわからないけど・・・という含みを持たせていた。

 しかし、昨年を見てもフレンズ+で、大ちゃんが言ったコラボしてみたら。大勢では集まれないけど2~3人ぐらいなら・・・という言葉から、あのゴールドメダリスト3人による『白鳥の湖』コラボが大成功をおさめたし、本田武史と鈴木明子のステップも目に刻みつけられた。

 だから、ふとつぶやいたように見えて、荒川さんが言ったことは実現するかもと期待してしまう。
いろんな人とアイディアを出し合ったりもするのだろうが、それにしても[毎年の企画会議の様子からしても企画会議に提案するのは荒川さんで、あとはほんとに実現できるかどうかという検討のようだ。
 まあ、ある程度できる目算があるからフレンズプラスで言ってみたりするのだろうが・・・。

 そんなこんなで、ただでさえ人気の高いFOI(フレンズオンアイス)は、
今年の企画はどうなるのだろう、見ごたえのある群舞は?、昨年のようなコラボもあったらいいな、
現役選手の新プログラム発表も期待してしまうし、何よりショーを自粛している今シーズンであっても最初からずっと出演している大ちゃんは絶対に出るよねという期待感でいっぱいで、今年もまた、出演者:荒川静香としか発表されていない状態から始まったチケット申し込みは大変な競争率になっていった。
 
 結論から言えば、この3つのできたらいいなは、3つのうちの2つを実現させた。さすがに即興対決はやらなかったが、イリュージョンとオリンピック・メドレーをやってのけた。


仕掛け

 ショーというのは、できれば覚めてほしくないくらいに心奪われるのがいい。
最初からの掴みも大事。その掴みのもとは最初に会場には行った時から仕掛けられていた。
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入場チケットのもぎりと同時に渡される袋の中に昨年まではなかったものが、白いリストバンド!
フレンズオンアイスのハート型ロゴが入っている。

 最初はディアフレンズ。 ディアフレンズは公開リハーサルなので本公演のチケットを持っていてさらにディアの抽選に参加して当選した人だけ参加というものだ。それぞれ入場順に好きな席に着いた。ほとんどがスーパーアリーナとアリーナに座る人が多い。その時に演出に使うのでリストバンドをつけてくださいとの放送があり。

 ズーンと響く音とともに開演、同時に各自のリストバンドが蒼く輝いた。天井も氷ももちろんフレンズでは美しくデザインされるのだが、そこに観客の青い光が音響に合わせて一斉に点滅したりする。この光で演出効果抜群の舞台になったのだ。(なお、このリストバンドについては楽日についてもっともっといいたいことがあるので、のちほどまた。)


実現したイリュージョンと小手品・マジック

 そのイリュージョンは、オープニングに早速登場した。高さが数十cmのガラスのショーケースがあり、その中には白いスケート靴が吊り下げられている。細い台座にのせられ、3人のスケーターがその台座を持ってくる。同時に四方からドライアイスの雲海が押し寄せる。もう外の35℃の日本の夏なんて一気に忘れさせる演出。大きな黒布をかぶせて若干のパフォーマンスの間に、ゲストスケーターたちが入場して周りを囲む。
 そして布を外すと狭いガラスケースの中に屈んだ形の荒川静香がいる。これは身体が曲げられる荒川さんならでは。そしてふたを開けて登場!
 イリュージョンをやりたい、え~そんなのできるのかいという疑問が、荒川さんなら実現するという方程式に変わってしまった一瞬だった。

 大がかりな装置を使うイリュージョンはこれ一つだが、実はそのあともマジックつながりのテーマはあった。
1部終了のときにもスタッフTシャツを皿の中から出す小手品。ディアフレンズでは大ちゃんがぎこちないながらも大げさに怪しい手さばきで魔法をかけて見事Tシャツを取出し、翌日はあっさり一瞬で出してしまった小塚小手品。楽日には、大ちゃんと小塚君が二人で踊るように魔法をかけて二人で出そうとするが、開けてみた荒川さんもびっくり、中は「しーちゃん、大好き!!」というお手紙だった。
 ではTシャツを取りに行かなくてはともどりかける小塚君、そしてなんと背中からさっとTシャツを出す大ちゃん~、こんな風にフレンズは日によって出てくる場面や人が違ったり、慣れてきた
スケーターの自主パフォーマンスもくだけてきていい味が出る。


 マジカルな雰囲気を伝えようとする演目が続く。直前に決めているだろうに、いくつかの演目がこのマジカルなところに焦点を当てていたのは素晴らしい。
 タニス・ベルビンとベンジャミン・アゴストのダンスはマジカルなという言葉を使って表現をしようとしていた。とても美しい演技だった。
 クリストファー・ベルントソンは光るバーでそれを浮かせて振り回す演技でマジックそのものだった。スケートでもこんな風にできるのだと知らされる。また、この舞台は氷だからやや暗めにしたときの宙に浮くバーが映えること。すっかりマジックショーの世界だった。
 
 田村岳斗の新作・・・これは大作!片手に蛍光塗料の手袋。
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 アダムスファミリーの曲で激しく踊る黒タキシード姿の田村が踊り、、静かに暗くなると右手だけが氷の上をちょこちょこと歩き出したり、観客の頭の上まで行ったり、激しくおどりジャンプしながら、細かい芸もこなしていく。素晴らしいパフォーマンスだった。最初の自己紹介で、「そろそろ本気だす」はほんと!田村岳斗先生、選手時代よりも本気だしてる!?
 ショーというのは選手よりもさらに個性と特色が必要だが、1つのキャラクターを築いてフレンズの欠くべからざる存在になった。ほんとにうまいし、楽しませる。思えば、「道」で、ジェルソミーナ「ヤマコ」を演じて以来、その方向性で邁進している。
 
 もう一つ、田村つながりで、夢幻で魔法が関係する演目がコラボもあった。(これはコラボのところで紹介)


 *こうしてみると、荒川さんのイリュージョンやりたいという言葉にあまり反応がなかったというが、結果的にはすごくその趣旨にみんなを引っ張っていったという感じでテーマが出来上がり、それに観客も巻き込まれていったのだ。

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 最後に例の最初の袋にスケーターカードが入っていたのだが、それを使ったお楽しみをフレンズオンアイス2013のホームページ上で荒川さん自ら動画で紹介するという念の入れようだ。

 実際に、この動画を見ながら、カードをつくって、9枚選んで、その中の好きなスケーターのカードを心で選びました。やっていったら、最後に残ったそのカードがそうではありませんか・・・と荒川さん、
ひっくり返してみたら~
   あたりです!!大ちゃんカードあたりです?

  どうしてえ?フレンズ終わっても楽しませてもらった!ありがとう、荒川さん
  フレンズに行った方で、まだお試しでない方、どうぞお試しを!


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by miriyun | 2013-08-26 05:21 | Comments(0)


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