月光めぐり・・・高橋大輔他

月光とフィギュア    
月光はフィギュアスケートでは定番の曲と言われる。使いやすい曲というのはどうも繰り返し使われているようで、他の人の演ずる月光はどんなものなのか、月光を探してミニwebトリップ。

① ヴィクトール・ファイファーの月光
一番身近では、ヨーロッパ選手権8位に入賞し、今回の世界選手権にも出場していたオーストリアのヴィクトール・ファイファーがSPで演じていた。黒の透ける素材を着て独特のスピンをもつ人気のある選手だ。ファイファー選手の月光。




② プルシェンコの月光
 過去には2004年~05年のプルシェンコの月光。途中からすごい編曲になっている。



③ ウソワ&プラトフの月光
 アイスダンスではウソワ&プラトフが1998年に演じた月光
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途中から高橋選手の曲と同じようにテンポの速い第3楽章が入る。
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・・・・タチアナの振り付け。タチアナはとてもアート作品として仕上げてくるので、難しいが完成するとこのような感動作品になる。旧採点法で6.0も出た。


再び、高橋大輔の月光 
すばやいアップをしてくれたルーマニア版、お借りします。


◆プラトフの月光はダンス二人で雰囲気があってとてもよかった。
プラトフは武者修行時代の大輔のステップの先生でもあったし、こんなのを見ながら踊ってみたいなあと思って成長した大輔選手は、音には早くから敏感に反応していたが、表情はまだまだなくて恥ずかしがり屋の少年の顔だった。


◆モロゾフについて、スケートの実力が付き、自信もついてくると次第にアイスダンス並の表情が入ってくるようになった。

 そして、モロゾフから離れて単独になったときに苦しみながらも、曲想には尚更入り込むようになり、点数よりもこう表したいという方が大事になってきた。

 しかし、明らかに今シーズンはそれまでなかった後輩の急成長と追い上げにあってしまう。
点数対策よりも自分の道をと言っていられなくなり(思った以上に負けず嫌いだった)、点数を細かくチェックしながらのシーズンになった。
 やれることはすべて、経験としてやり残すことがないようにやってみるという理念で積み上げてきたが、
追い上げには過酷なほどの練習を自らに課し、
  恋愛もその他のすべてをはじきだし、ストイックに邁進してきた。
 

 ジャンプが不調でどうしても飛べてこないので「とりあえず練習はやってきた」という言い方でやはり不安を残しておりそのジャンプは試合には間に合わなかった。

 だが、ジャンプ以外はきっちりと仕上げてきた
 今期のルール変更で難しくなったスピンもステップも最高レベルのレベル4をすべてとった。

 音楽との同調は4CCのタン!という音と、その音に対しての体をはじけさせるのが弱くなっていた。何らかの意図があってそうしたのかわからないが前の方がいいようにも思う・・。

 しかし、それ以外では抜群に良くなっている。
 今回の演技の中ではとくに3-3ジャンプのあとの連続スピンが音と同調して思わずうめくほどだった。

 またステップこそは最高に見ごたえのあるところで、「ここにダイスケあり!」と言えるようなものだった。。無意識に体が動くところまでこの曲を仕上げてきたということだ。そうだろう、この速いステップ、一瞬でも考えていたら遅れてしまう。自然にうごけるまで滑り込んでこそという超ハードなステップでこれをできる選手って他にいるんだろうか。無理な気がする。
 会場からぐわっと自然に拍手が起きたので、わかる人はわかっているという職人技だ。

 こうして月光めぐりをしてみると、シングルの演技では抜群に見ごたえのある演技であることがわかる。
印象的なツボ振付を2~3ちりばめれば、持越ししても十分使えるプログラムだと思う。

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Commented by Maria at 2013-03-17 15:04 x
ファイファーの“月光”は音に合わせて丁寧に滑っていて 嫌みがありませんね
芸術的スポーツと言うよりも スポーツとしての技術にウエイトをおいたスケートだと思います P.チャンに似ているかしら
丁寧で、十分綺麗だけれど…
私にはファンになる程の魅力は感じられません…
プルシェンコの“月光”は彼らしいですね^^;
“見て見て!”“どんなもんだい!”的な彼のカラーが一杯ですね
ウソワ&プラトフの“月光”は完成型の作品で、品格のある作品に仕上がっています 
感情を押し殺すように 感情を伝えてくるところがクラシック・バレエのコンテンポラリー作品でも見ている様な感覚に捉えられます
高橋大輔の“月光”…度々自分でも書いているのではと思うのですが
彼の演技は音楽のスコアの中に内在するものと 彼の奥に内在するものを融合させて放出させていく…
彼の芸術スタイルだと思います
あまりに官能的で見る者の奥に内在するものを
隠しておけなくする程の…彼だけが天から授かった特別な力なのでしょうね
いつもながら動画up ありがとうございます
楽しませて頂きました
Commented by キク at 2013-03-17 15:34 x
私も持ち越しでいいな!と思います。兎に角来季は、プログラムで苦労させたくないです。今季は本当に可哀想だった。元々細い身体を更に2キロ以上絞るほどの練習って。一度壊れた膝で1日百回もクワド跳ぶなんて!周りの雑音にも振り回され、大事な部分では連盟に都合よく使われ、全日本のあの演技でも負けて、心身ともにくたびれてしまったんですね。敢えて茨の道を行ってるしね。馬鹿がつくほど愚直に…。でも、それが高橋大輔なんだけど。恋愛だってしてもいいのに。愛する人がいる高橋大輔の演技も見てみたいような。てへ。兎に角ゆっくり休んで、また前へ進んでくれるのを楽しみにしたいと思います。
Commented by miriyun at 2013-03-19 21:33
Mariaさん、それぞれについて的確な表現をありがとうございます。
今回FSも厳しい状態だったのに、なぜか落ち着いて月光のことばかり書いていられるほど、月光のステップに惹かれました。
ジャンプは苦しんでいるけれど、内なるものを身体で表現していく大輔さんスタイルは健在。
とても短いものでしたが繰り返し見るほどに良さが出てかみしめています。
Commented by miriyun at 2013-03-19 21:39
キクさん、プログラムで苦労させたくない、ほんとに今季は迷走したプログラムだったのでいくつかもう頼んでプルシェンコさんのように滑って選んでもいいのではと思ってしまいます。カメレンゴさんのセンス、ウィルソン氏の動きの良さ、宮本賢二さんの大ちゃん理解の深さ、など、思い浮かぶところはいっぱいあるけれど、どうなるんでしょう。
SPの月光もこれでおしまいでは苦しんだのにもったいないような気もしますが、やはり前半はおとなしい感じ。ジャンプが決まるとこれもすごいことになりそうなんですが・・・。
何しろ、大ちゃん、休養とプログラムをアイスショーより優先してくれるよう祈ってしまいます。
by miriyun | 2013-03-17 14:17 | Comments(4)

*写真を使って、イスラーム地域や日本の美しい自然と文化を語ります。日本が世界に誇る人物についても語ります。フィギュアスケーター高橋大輔さんの応援ブログでもあります。


by miriyun