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2013年 03月 03日

スケートへの思い・・・高橋大輔

 トリノ~バンクーバー   
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 久しぶりにトリノからバンクーバーまでの高橋大輔の4年間:「メダルへの軌跡」をみた。

☆ リンクに発生した霧の中の大輔の滑りに切ないほどのスケートへの思いを感ずる。

 練習終了と思われた後に心を込めて滑る高橋大輔と、それを見る歌子先生・本田コーチ・宮本さんの表情にこころうばわれ、
何も言わないけれど共有している感を目にしたと思った。



◆基礎をやるべきところで成績が出てしまった(世界ジュニア初出場で優勝)ので、シニアで長く苦労した。
しかし、その後ニコライ・モロゾフとの出会いと高橋を世界に通用するスケーターとして自信を持たせ、高橋にぴったりの振り付けをしてきたニコライ
 この時点でニコライは言う。
       「高橋に弱点はない!」

世界選手権銀メダルや4大陸での世界最高得点までともに歩んだのに、そのあとの別れ、
織田選手とともに一緒という当時の高橋の思いで袂を分かち、もう自分でやっていくんだというところでのケガ!
その後は持ち直してからも外国人コーチはもちろん、振付師さえもオリンピックではキス&クライに入ってもらうことを断り続けた高橋。若き高橋のモロゾフとの別れの傷の深さを感ずる。

 すべてを取り仕切っていたモロゾフとの別れによって、全てのことを自分たちでやらなければならない事態になる。そのときから専門家が引き込まれるように集まってきて、栄養面・トレーニング面・4回転ジャンプなど専門に見てもらうことになる。最初はチームにもなれなかったのが、高橋のケガを乗り越えてほんとにチームとして結束していく。

 そうした中でバンクーバーまでの道。
オリンピック半年前の練習でもテーピングをしていて、これを早く外せるようにしたいと述べている。
氷の上に乗り、3回転を跳んでいるのを見たとき、もう治ったかとまで思ってしまっていたのだが、見えないところで、きっちりと右ひざ周りはテーピングでびっしりだったということに今更ながらに驚かされる。


向上心と集まりくる人材
 向上心のかたまり・・・それが高橋大輔か・
 世界を狙う人は皆そうなのかもしれないが、自己評価も低くて完璧ということは一度も思うことはないだろうと言い放つ人。足りない部分を常に伸ばしたいと本気で思う人なのだ。

 宮本さん曰く。
eyeはむずかしい。最初できなくても慣れてできるようになると、もっとできるというオーラを高橋が放ち始める。そうすると宮本さんがさらに難しいものに振付を変更していく。はっきり言うとすべてが難しい。おそらく高橋にしかできないであろうステップをつくった。

 カメレンゴさんの「道」はオリンピックシーズンにできてよかった。カメレンゴさんにも宮本さんにも新しい高橋の魅力を存分に広げてもらうこともできた。

◆ニコライとの再タッグ
それでもこれからの振り付けをどうしようかというときに、振付だけでもニコライに頼むという方法も一つであるとも考えていた

 そして、昨年春の再結成へとつながり、アドバイザーという微妙な呼び名での参加になっていった。
この時、長光歌子コーチは「私たちは、あなたがいなくなった後、チームでやってきた。これを解散する気もないし、チームの決定には従ってもらう」といったのだ。

 ニコライ・モロゾフは知る人ぞ知るワンマン型猛烈コーチである。すべてを取り仕切らずにはいられないタイプなので、これでモロゾフは断るのではとも思っていたが、「それでいい」という返事だったので、さすがの歌子先生も驚いたとのことだった。

今回の再タッグについては、高橋側もクールにとらえようとして言っているが、長年築いてきたスタイルにちょっと遠慮がちのモロゾフの組み合わせは順調に活動はじめている。
モロゾフはいう。
「高橋はヴェリー・プロフェッショナルである。自分で充分やっていかれるが、自分も手助けしたい」
といった気持ちは真摯なものであると感じている。


今はもう3人のコーチの中の一人としてチームに入り込んでいる。

 モロゾフとしても一番の愛弟子と一緒になったときからいざというときのために似合う曲は考えていただろう。あるいは再タッグ前からイメージは持っていたかもしれない。

 宮本さんがかっていっていた。「高橋のすごいところはピアノは叩くような音として滑る、バイオリンの伸びる音は伸びるように滑ることができる。」

 そのピアノの叩く音が、4大陸で初披露された『月光』プログラム中で高橋の体によって奏でられるのをみた。
最初はSP/FSのジャンプの失敗と、そのショックを隠せない高橋の表情に驚いていたが、あとになって見返すほどに『月光』~ピアノのところどころに入るひときわ目立つ音・・「タン!」という音がメリハリを利かせ音に遅れることなく入るのが実に気持ちがいい。2005年.2006年も音との一体感が何とも気持ちがよかったことが思い出される。

 あぁ、ほんとに世界選手権が待ち遠しい。

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by miriyun | 2013-03-03 14:27 | Comments(8)
Commented by MiHo at 2013-03-03 16:41 x
バンクーバー後にこんな素敵な番組があったのですねー。フィギュアスケートはずっと観ていたのですが競技会ばかりで、今ほど特集番組など追いかけていなかったので全く知りませんでした。…公開期日も短いので教えていただけて有り難かったです。
ケガからの復帰直前の韓国合宿最後のラブレター、いつのまにか涙がポロポロ出てきて止まりませんでした。高橋選手の言葉に出来ない感謝の思いが、霧のなかにただ一人滑る世界の美しさと相まって…素晴らしかったです。あのシーズン何度もみたEXナンバーですがいちばん感動しました。
Commented by Maria at 2013-03-04 09:00 x
韓国でのリンクで“ラブレター”を滑る高橋選手
その姿を見る…と言うよりも…高橋選手の中に自分たちの魂を込める
歌子コーチ、本田コーチ、宮本さん…
その眼差しがお三方全く同じで…チーム高橋の一体感を感じることが出来ました
私達“高橋選手大好き人間”も言ってみれば
高橋選手の演技の中に、その一瞬一体となって生きているのだと思います
この動画up して下さってありがとうございました
Commented by miyabiflower at 2013-03-04 11:39
動画upありがとうございます。
この動画は初めて見ました。
いろいろ後回しにしてパソコンに貼りついていました。
霧の中で一人滑る姿、美しいです。心を動かされました。
Commented by eriko at 2013-03-06 01:32 x
初めまして、いつも愉しんで読ませていただいてます。
また今回は素敵な動画UPをありがとうございます。
バンクーバーの時のこと、それまでの大輔さんの歩みを振り返られました。「ラブレター」はとても好きなプロなので、嬉しかったです。
ソチまでの彼の軌跡がまた番組なることを期待し、彼が最高の笑顔を観られるように祈ります。
素敵な動画をありがとうございました。
Commented by miriyun at 2013-03-06 03:36
MiHoさん、霧の中のラブレター、ほんとにコーチをしてくれる人への感謝
のラブレターのようです。これを見るとじ~んときます。
そして、そこにたまたまカメラが入っていたということにも感謝したいような気がします。
やはり、心があるから美しいのでしょうか・・。
Commented by miriyun at 2013-03-06 03:41
Mariaさん、3にんのまなざし、同じでしたね。
歌子先生が大輔が必要とする人に必要なときに出会うことができると言われていましたが、そういう方を引き付けるものを高橋選手が持っているからなんでしょうね。才能と向上心と人柄の上で・・。
Commented by miriyun at 2013-03-06 03:44
miyabiflowerさん、霧の中で滑ってもだれもが情感が出るとは限りませんが、
高橋選手の場合は、心奪われる感じですね。
とくに大けがからの復帰のときなので気持ちが入ります。
Commented by miriyun at 2013-03-06 04:10
erikoさん、ようこそ!
このときのだいすけさんもすごかったですが、今厳しい状況の中、
さらに練習を重ね、やりきることを目指しているので迫力ありますね。
彼の人生そのものを追ってみているようで劇的なクライマックスが待っているのか、楽しみですね。


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