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2013年 02月 11日

四大陸後の大ちゃん始動・・・高橋大輔

試練をへて 
 高橋大輔は苦しいことは人に言わない。言い訳もしない人だからほんとに表に見えたことしかわからないが、男子フィギュアが女性のフィギュアの片すみで小さくなっていたころから、会場を常に満員にしてしまうまでの間にどれだけ山と谷を経験してきたことだろう。


歌子先生との高校生での海外修業時代と、なかなか芽が出ない日々。
2006年のロシアでのGPFでの快調な4回転滑り出しと完璧なプログラムを持ちながら途中から体調不良で気持ちが悪くなり、突然崩れるようになった経験(日本勢がみな具合が悪くなった。何とか最後までやって銀メダルはとったが)
そういえばズボンのストラップが外れて試合中ストップさせられたこともあったっけ。
2008年の全面的依存していたモロゾフとの別れ、そして一番苦しかった前十字靭帯のケガ
2010年には曲がけ練習中の衝突事故。
2011年には世界選手権ではブレードのねじが外れるという予測できない事態も・・。
 表だってわかったことだけをちょっと思い出してもこんなにある。

◆2013年、おとといの4大陸でのFSの道化師での信じられないほどのジャンプの失敗。
全日本で280点だった彼が222点で7位という状態でフリーは満足に跳べたのはサルコウだけだった。
そういえばスケートカナダでも男子出場者が総崩れでみな女子並の点数というときもあった。あのときの総崩れを一人でやっちゃったという感じ。
 天を仰いだ高橋選手のどうしちゃったのだろう、本人も最悪な・・・と言っていた。

 その割には、そのあと大丈夫だよと信じて、気分転換に大ちゃんの楽しい動画をみたりしていた。
 なぜなら、こんなにつらい経験をしてぼやかず、人のせいにせず、次を見て進んできた人がへこたれやしないでしょと踏んでいたからだ。(疲れだけは心配だったのでどうか休んでと思っていたが、それも歌子先生がきくばりしてくれているとわかった。)


四大陸のあと
◆メディアの功罪
高橋大輔の演技について
「得点が出ると会場の空気が凍りつく。見放されるかのように、観客が一斉に席を立った。」
・・・などという何とも冷たい書き方をしている某新聞。あの会場を埋め尽くすファンたちが高橋を見放したと書いて公共のメディアにのせる?その非常識さにあきれた。席を立つ客もいる。それは選手の問題ではなく家に帰るための最終電車や航空機の関係であることをスケートファンは知っている。
 
次を見つめて動くはずの高橋をとらえたのはメディアのうちでもほんの一部にとどまったようだ。
 今シーズン、日本TV系everyは、いい特集をしてくれている。


◆2011年のモスクワ世界選手権の試合が終わった後
「自分の素直な気持ちでソチまで頑張ってみようかなって、4年間現役を続けてみようかな。3年後に勝てるような・・、3年後に勝てるようにしていきたい。最後のオリンピックだけ希望を信じてそこに向かっていくのもありかなと視界が明るくなったという感じ。スカッと(青空を指さして)こんな感じになったので・・・。」

 この時の言葉に、ほんとにファンも明るくゆったりと前を見つめていこうと思ったものだ。だから今回だってゆるぎない大ちゃんであるはずなのだ。


◆2012.12のソチでのGPF
ソチオリンピックへ向けての準備としての一歩としてGPFを最初から目標にして、中国・NHK杯と光背の追い上げに苦しみながらも、とうとう勝ち取った優勝。そしてソチの会場を冷静に感じ取ってきた大輔選手。

◆全日本でのSPの点差に発奮してのFSの最高の演技

◆どうもあまりにも試合続きで張りつめていたので、歌子先生もその緊張を緩めさせたらしい。 
 何しろあの全日本までの動きがすごすぎた。
打ち上げでお酒も飲んだし、正月も少しはゆとりを持ったらしい。

◆そこでいったん精神を緩めつつ、新プログラム”月光”の振り写し。
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新プログラムの練習をしたのは結局1か月もなくて2週間だったらしい(歌子先生談)。

今から1か月前大ちゃんのiphoneにはすでに月光の曲が入っている。
「どんな反応があるか楽しみだ。また、オリンピックの時だってプログラムを変えるかもしれない。何事も経験だと思って。「(大輔談)
c0067690_22243331.jpg

 2週間であの”月光”なら、
         充分素敵なプログラムと言える。
  というか、大ちゃん、最近振付の習得の速度すごすぎない?!

◆そして、4大陸に向けて試合メンタルに追い込んでいくところが上手くいかなかったようだ。
「気持ちを試合モードの戻すのが遅すぎたのかな・・。その気持ちをコントロールするのがなかなか難しい。」(大輔選手談)

 つくづく、フィギュアは難しい。まず基本の道具である靴はなじませるのに時間がかかり調整も微妙なものだ。なじむと今度は壊れるそれの繰り返しだ。特に激しく使う大輔選手は若いころから1か月に1足というペースなので、しょっちゅう靴変えの試練があるのだ。

◆その上SPのプログラム変更。しかしこれは前から言っている通り、すごく気に入っている。まだ、先日の演技では全容は現れていないのだろう。モロゾフがつくったのだから、練習でなじんでいけば充分、点もとれるものになっているはずなのだ。


悪かったあとに気持ちが入って
 高橋選手はよい時にみんなに持ち上げられて次もいいというのよりも、くやしい思いをして次に克服して闘志を燃やしてというタイプだ。
 そういう意味では全日本の後に世界選手権でなくてちょうどいいのだ。

「悪かったあとに気持ちが入って今まで以上にフォーカス(集中)してというのが、次のよかった結果につながっているので、
 いい活が入りました(ニッコリ!)」 
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ということで、ファンのみなさま、安心して応援していきませう。


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by miriyun | 2013-02-11 18:55 | Comments(10)
Commented by えるだーおばば at 2013-02-12 00:58 x
こんばんわ、おばばです。
そうだったんですか、たったの二週間で、あの「月光」を滑ったんですね、スゴイ!
私は、膝の傷が再発したのでは?と心配しておりました。
彼がリンクに降り立った時、両頬をめずらしく両手でパンパンとたたいているのを観て、嫌な予感がしたのです。
的中してしまいました。
でも、凶を吉となす、と言う言葉通りに大輔君は再び、復活することでしょう!信じています。
そして、おばばはもう一人、将来きっとスターになるだろうと予測し思った選手がいます、ハン・ヤン選手です。
大輔君を初めて見たときに感じた、いつか世界の頂点に立つ選手、ハン・ヤン君もそう感じました。
miriyunさんはどう、おもわれましたか?
Commented by 谷間のゆり at 2013-02-12 10:38 x
大輔君のすべりを見損なっていましたが、7位と聞いて変更したプログラムが未だ身に入っていなかったのだなとおもいました。
記者の批評は表に出たことしか感じられない人が多いので、問題にしていません。
一つの事を成し遂げるまでの努力をした事の無い人に、軽々しい批評をして欲しくないですね。

Commented by Maria at 2013-02-12 20:36 x
mirlyun さま
私も every 観ました!
そして彼は私がメディアに対してイライラしたり
彼のステップアウトや転倒にショックを受けている次元を
とっくに通り越して前進していることを感じ
一番ショックな筈の彼の言動から落ち着きを貰いました

メディアももう少し大人の視点でフィギュアスケート(だけではないですが)を捉え、解説して欲しい物です
今回のevery はヨカッタですね
落ち着いた捉え方だったと思います
Commented by blue0721s at 2013-02-13 20:56
初めまして。
ホント、フィギュアって繊細なスポーツですよね…。
初めて見たくらいの姿に動揺してしまいましたが、今まで色んな困難を
乗り越えて来た彼なら絶対に復活すると信じて、世界フィギュアで
神がかったスケーティングを待とうと思いますv

どうやら休養をとる事になったみたいなのでリフレッシュ出来ますね。
長光コーチ、さすがですv
私、everyを見逃してしまって泣きが入りました(苦笑)
「いい活が入りました」の大輔くんの笑顔に救われました^^

Commented by lalala at 2013-02-15 20:29 x
mirlyun 様

初めまして。

イスラム関係のブログを探している時に、こちらに出会うことができ、
それ以来楽しく拝見しています。

ある時、髙橋選手について取り上げてらっしゃるのに気づき、
とても嬉しくなり、一層親近感を持って読ませて頂くようになりました。

四大陸は本当に思わぬ結果になりました。
私は公式練習から見に行ってましたので、その時点であまり調子が良くないんだなと
感じてはいました。
しかし、あそこまで苦しい滑りになるとは思っておらず、しばらく放心状態でした。

本人もブログで言ってたとおり、今回はジェットコースターではなくフリーフォールにはなりましたが、
これまでも色々な経験を経て、そこから必ず何かを得てきた彼ですから、
来月のワールドでは更に深みを増した、彼にしか表現できない世界を
リンクに描いてくれると信じています。
Commented by miriyun at 2013-02-16 18:12
えるだーおばばさま、
両ほほを叩くしぐさをした時、確かに調子の良い時とは異なる感じでしたね。
6分間練習ではジャンプはおりていたというのですが、やはり、オーラのあった全日本とはまったく違う感じでした。
どの国もジュニアから上がってきている選手がたくさん活躍し始めています。
でも、アートな質の良い演技という点ではやはりソチマデ高橋選手まっしぐらです。
Commented by miriyun at 2013-02-16 18:19
谷間のゆりさん、新しいプログラム、2週間では仕方がないし、試合に間に合わせるだけでもすごいことだと思いました。なんとしても世界選手権前に滑って感触をつかんでおきたかったのでしょう。
数字に表れたことだけを見て記事を書く人はその範囲にとどまっていればいいのに、観客の感情までも勝手に曲げて書くのは間違っていると思いました。スケートファンはみなわかっているので気にしないでしょうが、たまに新聞を見た人はそれを信じてしまいますよね。
Commented by miriyun at 2013-02-16 18:22
Mariaさん、高橋選手とそのチームはいつもこちらが心配している先を言っていますよね。
終わった試合にいつまでもくよくよしないというか、よかった試合についてももう過去のことと切り替えがすごいですね。
やはりスポーツの世界で世界をとらえる人というのは違います。
私も落ち着いて先を見る彼に安心しましたし嬉しかったです。
Commented by miriyun at 2013-02-16 18:34
blue0721sさん、ようこそ!!
ほんとにどうしちゃったのという変化の大きな今シーズンです。
でも、普通ならつぶれてしまいそうな光背の予想以上のスピードにも
ぶれないソチへの思いがあるので、すぐに気持ちを整えて次に向かっていかれるんですね。
笑顔の大輔くん、強いですね。弱さも知ってる強さです。
Commented by miriyun at 2013-02-16 18:39
lalalaさん、ようこそ!!
イスラム関係と高橋選手の両方をお読みいただいているなんて、私もとてもうれしいです。
高橋選手自身も驚くような四大陸でしたが、今度は上がることしかありえない状態になるので、
気持ちの上では攻めの姿勢になれるし、楽しみです。
月光もどんな仕上がりになるのかとても待ち遠しいです。


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