未完ながら見えてきたSP・・・2012NHK杯SP*高橋大輔

2012NHK杯SP 
 フィギュアでシーズン初めの評価は難しい。
昨年の最高の形まで仕上がったSP/FPから新しいプログラムに変わったのだから、以前ほどよくないとプログラムを批判する向きもあるし、まだまだプログラムとして最終的な形にもなっていないし、滑りこなしてもいない。
 
 点数競技であるから、ジャンプができなければ勝てないが、だからと言って高橋大輔選手がこのままだと思って見るのも間違っている。出来上がったプログラムをこなしながら自分の物に押して振付師が与えたもの以上に魅力的にしていくのが特徴なのだから、それを見ていきたい。
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イタリアのフランカさんとアリアンナさん解説から 
 外国の実況の翻訳版が出そろってきた。
高橋大輔シリーズを見ていると、いろいろな国の褒め言葉をおぼえてしまう。
ことにイタリア語は目いっぱい表現している。

 これまでよくつかわれていたファンタスティカの他に
     今回はストラオルディナーリオ!(特別な、素晴らしい)、
                     メラヴィリオーザ(見事、奇跡的)
        他になんて表現したらいいかしらと、ステップを絶賛!!
  

◆2012NHK杯SP・・・動画主さま、お借りします。


 今回のNHK杯でも、ジャンプミスや3A(トリプルアクセル)の不調もある。
それらのミスをもちろん見た。しかし、そうしたミスを見たうえで、フランカさんとアリアンナさんは、それを忘れさせるくらいのステップの連続であると言っているのだ。

◆そういわれてみて、内心、3Aの出来などに気持ちが落ち込んでいた自分もステップを凝視してみた。 
プロトコル確認・・・中国杯では何とレベル3としか認定されていなかったが、振り付けももとの形に近づけつつ、速さも増して、レベル4になっていた。しかもジャッジ9人のうち7人が+3、2人は+2をつけていたのだった。これは3月に行われた世界選手権のブルースのコレオステップに対してよりさらに評価が高いことになる。点数配分は少ないのでジャンプのように大きな成果にはならないが、確実に評価の高いステップだということはわかった。
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 もちろん、点数など見ないでもいい。
 他の人にまねできないハイスピードなステップのつながりと、ロックンロールの楽しさ・スケートの楽しさを体現したような高橋選手の笑顔の入った演技が素晴らしかった。

 今回確かに羽生くんの点数がたかかったが、高橋も87点、これに何度も世界をうならせた3Aの調子が戻り、4回転が安定すれば太刀打ちで切るということが読み取れる。中国杯の時には見えなかった、先が見えてきた気がしている。

高橋と歌子先生とモロゾフと

 イタリアの解説者たち、すごくモロゾフ関係まで詳しくて、どうして別れたのか、また、チームを結成したのか、よ~くわかって解説していた。
 他の国の解説でもモロゾフに言及していたし、だいぶ今年度のフィギュア界では大きな出来事だったようだ。

この話、高橋の口から出たことで、
 新しいチーム結成については最近のインタビューの中で、
新しいチームの中で、歌子先生が、自分を守ってくれる安心できる車体であり、その中でより活発化するのに動いてくれるエンジンにあたるのがモロゾフだと言っていた。
 あとからあとから聞いてくるメディアに対して高橋選手がすっきりと明快な答えを用意したわけだ。

 少年のころは何と答えたものかうまく表現できていなかったところもあったが、今は自分のこともライバルのことも、そして難しいコーチの関係も自分の言葉で、自分らしくあらわしている。


 そういえば、その少し前は三頭政治ではないけれど3人のコーチによる三頭体制でやっていくという。すなわち、歌子先生は心の支え、本田先生はジャンプをコーチしてもらい、モロゾフにはプログラムの修正やモチベーションを高めるのを期待しているというのだ。

 また、以前はモロゾフに依存し過ぎていたが、今は自分が中心でコントロールしながら練習もできると言っている。
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 キス&クライでモロゾフはぴたりと大輔についてきていて大接近して高橋=モロゾフの印象を世界に強めているが、大輔さんは必ず歌子先生をたてて、ハグしたり手を差し伸べたりしてバランスをとっている。
 
 何処にいても歌子先生を大事にしている高橋選手であることよと、感じいっている。

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by miriyun | 2012-12-01 19:02 | Comments(6)
Commented by tsurukame_ko at 2012-12-03 00:21
>大輔さんは必ず歌子先生をたてて、ハグしたり手を差し伸べたりしてバランスをとっている。
本当に!ああ本当にそうですね。(≧ω≦)b
そんなところも、高橋選手の魅力だと思うのです。
世界的に有名なコーチに師事しても、必ず歌子先生は隣にいて、高橋選手に寄り添っていっらしゃる。

今季も目が離せません。
Commented by えるだーおばば at 2012-12-03 16:26 x
こんにちは、おばばです。
大輔君のスケートは、特に踊りの部分は誰にも真似出来ないとおばばは、思います。
全体の流れの中で、彼ほどメリハリの利いた表現の出来るスケーターはいないと思ってます。
そう言う意味では、モロゾフさんが言っていたように、フィギュアー史に残る、名選手ではないでしょうか。
だって、海外の解説者もほとんど、彼はダンサーだと紹介してますもん。
Commented by miriyun at 2012-12-03 23:04
tsurukame_koさん、モロゾフともやはり相性はよくて意見も感想も聞いているようです。
モロゾフさんも以前とは違って、「大輔は一人でもやっていかれるプロフェッショナルだ」と、十分に認めたうえで力になりたいと言っています。
大輔さんが言うように旧知の間で勝手がわかっていて、
しかも新しい関係を構築中なんだなって感じます。
Commented by miriyun at 2012-12-08 11:31
えるだーおばばさま、
そうですよね~!最近足元までじっくり見るようになったのですが、
すごいターンにステップに驚異的なジャンプの入りにと
あきれるほどの技術の高さを感じています。
あと少ししか現役選手として見れないかと思うと余計大事に見ていきたいです。
Commented by ジョー at 2012-12-09 18:32 x
歌子先生をたてている点は、素晴らしいですね。

先生もその気持ちがわかるような表情をしていますね。

Commented by miriyun at 2012-12-12 01:17
ジョーさん、コーチと選手、強いきずなになっている人もいればしょっちゅう変えていく人もいて様々ですね。
高橋選手は自分の考えでぶれなくいろいろなこーちや振付師を選んだりしていますが、歌子先生についてはゆるぎなく、ほとんどコーチの域を越えていますね。


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