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2012年 07月 05日

オフでも進化し続ける高橋大輔(2)

ビアソラ ブエノスアイレスの春    

上海で初めて披露して遠目から見た演技だけでも今年の2曲目のEX用プログラムもまたすごいなと思っていたのだが・・・。
 日本ではさらに今度は深まり、演技に深化してきている。

◆振付は宮本賢二氏。「eye」や「 Crisis 」の振り付けでおなじみの宮本氏は大ちゃんのスケートの良さを誰よりも知っている。そして高橋選手の要求して来る新しい分野への挑戦をさせてくれる 。
今回のビアソラはジャンプに入りやすいステップになるような工夫をしたという。
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まなざし、手先からつま先までうめくような表現。
 曲想が凝縮されたような演技中盤での一瞬の表情に注目した。

あまりにも演技の動きが早いので、もっとゆっくりその指先からの情念が表されるところまで見たいものだと思っていたら・・・
さすが!そうしてくださる方がいて、
こんなのも見ることができる。
◆【MAD】高橋大輔【Primavera】・・・お借りします

 
 あえて、スローにした動画だが、これでも十分早いと感じてしまうのが高橋選手の演技。そして細部までその技術と演技力とを堪能。
 そして何よりも人としての深み(26才でそんなに深まるのがすごい)を感ずる。


アスリート高橋大輔の求めるもの*それに応える振付師宮本賢二
 宮本賢二氏は言った。
 振付はできるかできないかぎりぎりのところでやるから進化するのであって、高橋選手の要求はいつもそこにある。


そして、その要求をかんじつつ、新しい分野で高橋選手の別の魅力が見えるような振付を氷の上で作り上げていく振付師、宮本賢二。 選手の個性と魅力を十分に理解したうえで、過去の栄光や得意技だけにこだわらずに組み上げていく。
 その振付を受けて、選手は実際に大きな流れに細かな所作まで会得する。それだけでは振付師の動きのコピーになってしまうが、更にその曲想に自分自身を同調させ、顔や手先首までの表情を自分で入れ込んでいくのだ。
 こうした選手と振付師の真剣な向かい合いが細部まで磨きこんだような作品を作っていく。

 
◆毎年、練習風景やプログラム披露の初期にはよく高橋選手がステーンと転んでいるのをみることがある。
宮本賢二の「eye」では、こまかなところまでギリギリまで突き詰めてつくっていた。シェイ・リーンのマンボもカメレンゴさんの道もしかりであった。
そして高橋選手自身は何度も転びながらマイクを向けられれば、難しいですとつぶやく。

  しかし、これはできないということではなくて、ジャンプに高速のターンや考えられない方向へのきりかえなどたくさん転びながらより高度な技術と表現に向かって いる姿なのだ。転ぶのは当たり前。
 彼はアスリートとしてより高度にしていくのは当然と考えてずっとやってきた。だから、4回転も実は飛ぶのが当たり前と考えていたので、4回転論争が言われていても不調でも飛び続けた。成功率10パーセントでよく跳ぶねーという声もあったが、彼は跳び続けた。その先にようやく怪我後の身体を使いこなしての4回転復活があったのだ。
そして、さらに4回転を2回いれての次の目標を定めて進んで行く。どんなに上り詰めてもそこにとどまらずに、常にできるかできないかというところで試合用のプログラムは追い込んでいくのだ。

だからきっと2012~13の試合用プログラムも難しいと言いつつ、どこまでも突き詰めてやっていくに違いない 。

そういう姿勢を知っているからだろうか。
高橋を見続けてきた海外の解説者が、できていないジャンプを見た時も、「彼はできるようになります!」といっていたのがとても印象的だった。


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by miriyun | 2012-07-05 06:37 | Comments(0)


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