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2012年 03月 03日

振付師宮本賢二&高橋大輔The Crisis

1.大ちゃんにしか出せへん雰囲気やと思います
                     ・・・コリオグラファー宮本賢二


 コリオグラファー(振付師)宮本賢二の名は、バンクーバーオリンピックの銅メダリストになった高橋大輔のSPプログラム「eye」の振付師として一躍世界に知れた。この魅力的な名プログラムを見て、世界は宮本賢二とはだれだ。そんな振付師がいるのかと振付の依頼が海外からとびこんできた。
 しかし、宮本賢二はそれもありがたい話であるが、海外に教えに行く時間は一人に対して一週間・二週間とそのたびに海外に行っているようで、それだけの時間があれば後進の育成にどれだれ注げるかということをかんがえて、若手育成の野辺山合宿や国内での振り付けに力を注いでいる。


 宮本賢二先生(ファンの間での通称:ミヤケン)は選手の個性を引出すのが抜群にうまい。
情熱と力まかせのハイレベル技の連続で、たたみかけていくモロゾフコーチの演技構成は今見ても素晴らしい。それに対して、「eye」の宮本振り付けはそんなにギリギリという感じではないのだが、何ともキレが良くてスピードもあれば、タメもあり、その緩急と意外性に目が離せなくて何よりも高橋大輔選手自身が魅力的で輝いていた。
 その後、若手にも次々と振付しているが、一年で60曲も振付する。みな魅力的で、海外でもその評価が抜群だという。何しろその選手の魅力をひきだすプログラム作りをする素晴らしいコリオグラファーなのだ。

 選手の技術向上とともにとうとう日本人コリオグラファーも世界的に注目されるようになってきたのかと嬉しくなる。

◆宮本賢二先生の振り付けの様子

↑が見えない人は、右のリンクからどうぞ→【ニコニコ動画】高橋大輔と宮本賢二を集めてみた(2)
 動画お借りします。
日に日に魅力的になる高橋大輔のEx(エキシビジョン)プログラム。
エンリオ・モリコーネ作曲、映画「海の上のピアニスト」に使われた哀愁あるピアノ曲である。

The Crisis・・・単調な同じ音の連なり、これを高橋に振付けた。高橋大輔だけができると信じて振付けた。

「eye」にしても、
だれにでもできる振り付けはしていない
と、宮本賢二は言う。


その選手の力と魅力を引き出すことができるプログラムがつくれる・・・それが一流の振付師のあかしだろう。
そして、だれよりも高橋大輔を理解している。

 こうしてできた「The Crisis」・・・ジャパン・オープン・カナダ大会・NHK杯・GPファイナル・4大陸選手権とずっとエキシビジョンに使われてきている。そのたびに美しさは増しているようにも思う。実はこの曲、写すTV局がどのくらいこの演技を熟知しているかで写し方が全く異なる。一概にどのときが一番いいか言えない。今回どれを載せようかと全部見て迷った。
 カナダ大会映像はすごくきれいで十分魅力的だが、本人のジャンプの安定感がまだだった。
NHK杯・・・すばらし演技だが、写し方が今一つ、解説面白い。全日本・・・なみはやドームはすごいドームだが演技中のカシャカシャ音が強い。移動式カメラのレールの音なのか、シャッター音なのか?なみはやドームのなぞ?)
 結局、演技の素適なNHK杯・GPFと最後のポーズがおもてから見られる4大陸を載せることにした。


2.高橋大輔2011-2012EXプログラム The Crisis 
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                                                       ・・・余韻
宮本賢二先生の高橋選手の表現力を信じることでできたプログラムをごらんください。
◆NHK杯【British Euro Sport日本語翻訳付き)

↑が見えない人は、右のリンクからどうぞ→【ニコニコ動画】≪British Euro Sport(翻訳付き)≫高橋大輔 2011 NHK杯 EX:The Crisis
トリプルアクセル・助走がありません
 「何よりも身のこなし・スケーティングがゴージャスなのです。 
 たとえ一個のピンが落ちてたとしても聞こえていたことでしょう。一人のスケーターが会場を支配することは、滅多にあることではありません
・・・こんなにも静かな、優しい、切なさで。
この男は、氷上で特別なカリスマを持っています。」(解説者)

◆GPF EX 【スペイン語解説】

↑が見えない人は、右のリンクからどうぞ→【ニコニコ動画】≪スペイン語(翻訳付き)≫高橋大輔 2011 GPF EX:The Crisis

 「彼が別格であることを認めない人はいないでしょう」(解説者)

◆全日本をTVで見た後の宮本先生のブログに
「The Crisisは髙橋大輔選手だから滑らしたかった作品です。」と。


◆高橋大輔 2012 四大陸選手権 EX【イタリア解説(翻訳付き)】

↑が見えない人は、右のリンクからどうぞ→ 【ニコニコ動画】高橋大輔 2012 四大陸選手権 EX【イタリア解説(翻訳付き)】

高橋の作品なら何でも見たい・・といった表現

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いや~、今季は昨年度に比べるとおとなしい演目ばかりと思ったが、SP/FP/EXみんなぞれぞれに味のあるプログラムが揃って、大人の演技がかっこいい。

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エッジの深さ、助走なんてない全く自然な中でのジャンプがとけこむ演技、そして高橋大輔のこれこそが本質かと思ってしまう抒情的な表現・・・やや下を向くときでも心と指先とまなざしが一致してうつむく。指先を伸ばしたその先に何かを見つめたその距離感を保ったまま静かにひとけりの滑りつくまで、音楽の終わるところまで滑っていく。確かにこれは他の選手にはできない。

 あちらこちらでつぶやかれる声であるが・・・自分も心から思う。
      高橋大輔がやめないでくれていてよかった!!
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by miriyun | 2012-03-03 15:56 | Comments(4)
Commented by tsurukame_ko at 2012-03-03 22:31
すてきな映像を見せていただき、ありがとうございます。
もー、うっとり堪能させていただきました。
高橋大輔選手は、指先までも「高橋大輔」で、
手をそっと上げるだけの動作でも、ハッとさせられる、目を奪われる、
ああ、なんて表現すれば伝わるのかしら~!!!
とにかく、大ちゃんがダイスキー!!(☆ФωФ)ノ
Commented by えるだーおばば at 2012-03-04 00:04 x
こんばんわ、おばばです。
miriyunさん、有難う、翻訳が付いている動画を見せていただいて嬉しい限りです。
こんなゆったりした曲を滑り、表現するのは非常に難しいと佐藤由香さんが彼が「シークレットガーデン」を滑った時、おっしやってましたけ。まず、男性は選曲したがらないし、高橋選手の芸術性の高さを現していますとも解説なさってましたね。
世界のコメンテターの人達にも、愛されてるみたいですね。
Commented by miriyun at 2012-03-05 01:31
tsurukame_koさん、
指先にとくに繊細で芸術的な人って表現していきますよね。
高橋選手の場合、アスリートでもあるのですが、
顔の表情とともに指先の表情が見えてくるんです。
大ちゃんファンが増えつつあるのがわかります。
Commented by miriyun at 2012-03-05 01:35
えるだーおばばさま、
この単調な不協和音の連なりを滑って、こんなに魅せられるのって、
やはり高橋選手だけでしょう。
それぞれの振り付けの先生の言葉でも、この曲はこの選手でなければというものがあるようです。


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