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2012年 02月 11日

四大陸選手権2012 高橋大輔 他

高地訓練に使われるコロラド州 
 今年の四大陸選手権は、アメリカのコロラドスプリングス、アメリカでも最も標高の高い1800mの高地である。そもそもコロラド州の州都デンバーは海抜1マイル(1609m)の高地にあることから「マイル・シティ(Mile City)」とよばれているほどなのだ。西にロッキー山脈のそびえる土地でコロラドスプリングスはデンバーから南へ下ったところにあり、標高はさらに高い1800m。
 そこそこ歩き回るのには支障はない。しかし4分半全力で滑り、ジャンプし、スピンし、ステップをめまぐるしくおこなうフィギュアスケートにとっては高地であることが響かないわけがない。
 
 やたらと心配してしまうのは自分が高地に弱いせいかもしれない。全く大丈夫な人もいれば自分のように2300mの街に宿泊して眠っただけで二日連続で朝具合が悪くなった・・・。

 日本勢は結構ギリギリの現地入りだったので心配していたのだった。身体を薄い酸素(海岸沿い21%⇒1800mだと17%)に慣らした方がいいのだ。ふつうスポーツ選手がここで2週間訓練すると赤血球が増えてくるという。ここを練習場所としているP.チャン選手でさえ、「適切なペースで配分し息切れしないようにしたい」と言っている。日本選手の使い慣れたホームリンクで練習を重ねたい気持もわかるが、正直心配でもあった。そういえば、ソチって平地だろうか・・?(黒海沿岸で温暖で標高27mだった。近くに5000m級のエルブルズ山があるのでスキーの滑降競技もできる。スケート場は普通町中にあるから低地だろう。ちょっとホッとした。)

 案の定、高橋選手は「標高の高いところはこれまで避けてきた」ということでこれまで一切高地でやったことがないのだ。その中で体を慣らす暇なく始まってしまっている。

四大陸選手権2012
さて、いよいよ男子、もちろん、コロラドスプリングスが自分のホームグラウンドであるP.チャンが強いのはわかっている。それよりもスケートカナダでも時差ボケでキレが出にくかった高橋、世界選手権には出られないので、実質的に自分をアピールすることができる唯一の大会に臨む無良くんや町田君がどこまで自分の力を発揮できるかも注目だった。

男子SP
高橋大輔(In the Garden of Souls)
↑ が見えない方はこちらのリンクから→

【ニコニコ動画】高橋大輔 2012 4CC SP[UniversalSports]
 
 いやはや、驚きの閑散としたスケートリンク。応援の人の声援があってもむなしく響くような感じ。とても、華やかに競技会で舞うウィア~やライサチェック、アボット、などがいる国とも思えないくらい、アイススケートは人気がないのねと驚いてしまう。

NHK杯で アリーナ席 12,000円  SS席 11,000円  S席 8,000円  A席5,000円  B席3,000円
 コロラドスプリングスの入場チケットも一番安いのは、
                9ドル(約700円)!!
高くても2~3000円らしい。

 そんな~、もっと近くて、乗り換えなしで行かれるところだったら日本人客が押し寄せて満席にしてしまうだろうに、
       遠すぎる (^_^;)

満席の観客に目と心でキャッチボールしながら、演技に熱がこもってくる高橋選手には残念環境だ。


町田 樹(黒い瞳)

↑ が見えない方はこちらのリンクから→【ニコニコ動画】【フィギュアスケート】 町田樹 2012年 四大陸選手権SP 【日本語解説】
・・・「黒い瞳」というプログラムで、これまでで最高の演技だった。

無良崇人(Red Violin)

↑ が見えない方はこちらのリンクから→【ニコニコ動画】【フィギュアスケート】 無良崇人 2012年 四大陸選手権SP 【日本語解説】

*24名中のSP(ショートプログラム)の結果
1位 P.チャン・・・四回転崩れても持ち直す
2位 無良崇人・・・・ダイナミックな4回転ができる選手で、先日の国体で活躍した。今回は4回転ー3回転をこの大会で唯一成功させた。これだけで15.97点。成功するとダイナミックでかっこいい。彼は、SPが終わって、大輔の上に位置していることにとても驚いていた。キレをよくしながら成功率を高めるともっともっと光ってくる選手。
3位 高橋大輔・・・冒頭の4回転を転ぶ。そのあとは3本目のトリプルをコンビネーションにして、グランプリファイナルのSPの失敗を繰り返さなかった。このあとうまくまとめたが、これまでに素晴らしいキレのNHK杯などを見てきているので、それに比べるとキレがない部分もちらほらと。 
4位 町田 樹・・・音楽に合わせたきびきびとした動きが魅力がある。曲に乗っていくことがうまい選手。気持ちが載っているときも緊張しているときも痛いほど伝わってくる選手。表現力に富んでいる。
5位 デニス・テン  6位 ロス・マイナー  7位アダム・リッポン ここまでよく知っている名前だ。

男子FP(フリープログラム)


↑ が見えない方はこちらのリンクから→【ニコニコ動画】高橋大輔 2012 4CC FS[UniversalSports]
 冒頭の4回転は両足着氷だった。それはいいとして、その次のいつも「ビューティフー!」と解説者に感嘆の声をあげさせる3A(3回転半)がタイミングがずれて1回転半になってしまった。
 そのためか、ややぎこちなさが残る。そして後半に入って3A-3がきれいに入ってから、会場も盛り上がり始めた。そのあと、いつものコンビネーションを急に3連続を入れてきた。計画的なものか、失敗分を何とかしようというものなのか、ただ、そこでややぐらついている。最後のステップは安心して見る者の、万全のプログラムを滑ったときのようにはじけたり、情感たっぷりという感じではなくやや重そう・・・ここらにあの1800mの疲れやすさが出てきている。(本人は決してそういうことを言わないが、歌子先生には疲れた~と言っていたように聞こえた)リッポンや村上など多くの選手にも疲れや終わったあとの息がいつまでも苦しそうでへとへとな様子が見え、高橋も他の場所でのと比べるとけだるげに腕を下すのでなく疲れておろしている感があった。

◆2012四大陸選手権結果 
                      合計       フリー    ショート(SP順位)
1位 パトリック・チャン(カナダ)  273・94     185・99    87・95(1位)
2位 高橋大輔 (日本)      244・33    161・74    82・59(3位)
3位 ロス・マイナー(アメリカ)   223・23  146・34  76・89(6位)
4位 アダム・リッポン(アメリカ)  221・55     146・63   74・92(7位)
5位 無良崇人    (日本)  217・16     133・72   83・44(2位)
6位 デニス・テン(カザフスタン) 210・03     132・30   77・73(5位)
7位 町田樹  (日本)       208・04     125・67   82・37(4位)
8位 ケビン・レイノルズ(カナダ)  203・26     135・04   68・22(9位)
以下24位まで略

*ロス・マイナーくん、NHK杯で、観客の多くて暑い応援があることを喜び、グランプリシリーズで初めて3位に入賞した選手だ。入れるとは思っていなくて地元ほっかいどうのTsyatuwokite エキシビジョンに出てほんとにうれしそうで可愛かったマイナーくんがまた、3位に入った。
c0067690_1859561.jpg


 町田君・無良君はショートがよかっただけに残念だが、やはり安定してできるまで試練の時だろう。
大ちゃんなんてずっと試練と山あり・谷ありばかりだった。
 ファン泣かせのドキドキ男だけどそれを倍加する喜びもあり、技術と心があるからいつまでも引き付けられ、それはドキドキの100倍にもなってかえってくる。
 だからずっと応援する。彼がそのスケート靴を脱ぐまでずっと応援する。
そして、同じような個性と魅力が出てきて、ランビエールに認められた演技派で情熱の伝わる町田くん、プルシェンコにも認められつつある伸び盛りの羽生くん、ジャンプの力をのばした無良くん、こうした選手たちが高橋の築いてきた道を這い上がってくるといい。それぞれの個性が花開くといい。

 そして、現役高橋大輔は、P.チャンと点数を比べるためではなく、
           さらに自分の演技の理想を目指して進んでいく。
                   きっとその先には歌子先生を泣かしてみせる演技があると信じて・・・。

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by miriyun | 2012-02-11 23:31 | Comments(2)
Commented by えるだーおばば at 2012-02-12 00:27 x
こんばんわ、miriyunさん。
速報で、成績は分って観てましたので、冷静に見られました。
チャンの演技を初めて、上手いと思いながら見ました。
いつもは、心に響かない演技だと決め付け、真剣に見てこなかったもんですから。
でも、やっぱり、長さを感じてしまいます、えっ、まだやるの、もう終わりじゃないのって言う感じですね。
大輔君は逆に、えっ、もう終わり?って言う感じで、もっとやって欲しいと思ってしまいます。他の選手に比べたら、短く感じてしまいます、同じ時間ですのにね。
それだけ、惹き付けてやまない演技なんでしょうね。
それにつけても、彼は大人になりました、もともと、内面はしっかりしたものを持っていたのでしょうが、外目には、それをださずにいたのかな。俗に言う生意気さのない若者でしたから。
最近の公の場所での彼の所作をみていると、エレガントですねえ
おばばは、カメレンゴさんのイタリア男の色気、品格を模倣しているのかなと思いましたが、バレーを習っていると聞き、その影響かしらとも思ってしまいました。
ステキな大人のエレガントさと色気のある演技に、おばばは、うっとりです。
Commented by miriyun at 2012-02-12 15:33
えるだーおばばさま、
私もチャンの演技バシッとジャンプを決めてとても上手だと思いました。そして演技の長さについても選手によって同じ時間を演じているとはとても思えないと思うことが多いです。勿論、高橋の葉とてもz短く感じます。
 点数に現れない感動部分も含めてたくさんのモノをいただいているのでそれを大事にみまもっていきたいとおもうようになりました。3年後と言ってから、高橋選手も周りの人たちも悲壮感から解放されていますね。
 先へ向かって向上していくものがあればいいというスタンスでさばさばと言って、気持ちを切り替え上手になりました。
 そんな大輔選手ですが、年齢とともにエレガントでかっこよくなっていますね。そして、ほんとにどの国の人からも好かれていますね。


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