写真でイスラーム  

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2010年 11月 28日

柿の名は?

 トルコの八百屋で柿を見る    

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11月末なので、もう大分熟しきっているかのようだが、甘いのが好きなトルコ人はこのくらいのが好きなのだろうか。ペルシアでも熟しきったのが好きだと聞いたことがある。日本人はコリコリした柿派と甘くて柔らかい柿派にはっきりと分かれる。ちなみに私はコリコリ派である。

 さて、名前であるがHURMAとある。

◆何かに似ている。
そういえばペルシア語で خرمالو 「ホォルマ」という言葉があった。
それはただし、ナツメヤシの実のことだった。
確かにデーツは最も似ているものは何かといったら柿に似ている。
未熟だと渋があるし、熟すとあまくて乾燥したら干し柿そっくりだ。
そう思うと、ペルシア語のデーツがトルコで柿をあらわすことがただの偶然ではないような・・・。
 トルコ語のこの言葉はどこから来たものなのだろうか。

追記
柿の名の疑問に対してありがたい情報をお寄せいただいたので、ここにまとめる。
トルコ語ではデーツも柿もHurma(フルマ)
ペルシャ語ではデーツは خرما  Khoruma(ホォルマ)で、柿はKhoruma-luである。
トルコに伝わって一緒になってしまったのだろう。--------atelierciniciniさんより


 柿の原産地と伝播
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 中国の長江流域の地域が原産といわれている柿。「柿」は奈良時代に中国から日本にわたったといわれている。
 そして、この柿というものは欧米にはなかったらしい。
実はペリーが日本の柿を持ち帰りそれによって欧米にひろがった、
英語ではpersimmonあるいはKAKIが使われているという。


 アラビア語では柿の名は?

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そのまま「カキ」となっている。
كاكيまたは、تين شتويを使っていて、アラブでもまたカキで通ずるものとわかった。

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by miriyun | 2010-11-28 13:53 | Comments(18)
Commented by ateliercinicini at 2010-11-28 20:45
こんにちは!
トルコ語では、デーツも柿も“Hurma”(フルマ)と言うのですが、miriyunさんのご推測通り、ペルシャ語からの借用語です。
ペルシャ語では、デーツ“Khoruma”(ホォルマ)と、柿“Khoruma-lu”(ホォルマール)は(派生語のような)別の単語を使っているようですが、トルコに来て
一緒になってしまったみたいですね。
ちなみに私もコリコリ派です♪
Commented by lunta at 2010-11-28 22:32 x
へー、トルコではデーツも柿も同じ名前。確かに熟した味は良く似ていますものね。
トルコ語、ペルシャ語、アラビア語の関係が面白いですね。
ついでも私も柿はコリコリ派、デーツもねっとりしたものよりシャクシャクした食感のものが好きです。
Commented by 霧のまち at 2010-11-28 23:34 x
不思議な伝わり方ですね~。 真相は一体どんなでしょう・・・?
中国でも 半分柔らかいものが 道端などで売られていましたよ。
子供のころ、富士山柿と言うのがあり、しぶ柿ですが 熟すと物凄い甘さになり、好んで食べていました。  懐かしいです。
次郎柿と富有柿、この差も なかなか歴然とありますね~。
Commented by orientlibrary at 2010-11-29 09:16
私も柿はコチコチ固いもの好み。柿の柔らかいものって、う〜んという感じですが、好みはそれぞれなのでしょうね。
アラブでのカキのこと、デーツと柿の関係など、季節の果物から中東のことに広がり、楽しかったです。柿を食べる時、思い出しそうです。^^
Commented by 谷間のゆり at 2010-11-29 10:05 x
大分前に弟からイタリアからのお客様に何が好いかと聞かれ、秋だったので、デザートに柿は?と答えたら、イタリアにもカキという名前で沢山成っていると聞き、美味しい物はすぐに広まる物だと思った事があります。
私は柿なら何でも派です。筆柿や次郎柿の歯ごたえ、ふゆう柿の滑らかさ、渋柿の熟したのを蔕を取って、スプーンで食べる美味しさ、干し柿の白い粉吹きの甘さ、どれも楽しんでいます。
柿が赤くなると、医者が青くなるという、昔の諺も好きです。
Commented by miriyun at 2010-11-30 20:17
Atelierciniciniさん、デーツと柿が一緒になってしまったのにはそもそも味が似ていることが根底にありそうですね。
トルコではどちらもフルマで一緒の名前というのは面白い結論でした。ペルシャ語もなるほど~デス‼
分かりやすい情報を有難うございます。本文中にもまとめさせていただきます。
Commented by miriyun at 2010-11-30 22:59
luntaさん、ヨーロッパルートからきているアラビア、
シルクロードルートのペルシア・トルコライン、
3地域での言葉ともののつながりが面白いですね~!
Commented by miriyun at 2010-11-30 23:01
霧のまちさん、中国もやわらかいものが中心なのでしょうか。
一言で柿といっても、種類と食感・甘さなどで楽しみ方が
それぞれ異なるのですね!
Commented by miriyun at 2010-11-30 23:05
orientさん、デーツと柿、以前から気になっていたのです。
想像以上の展開で、
やはりWeb上でいろいろな地域の実際をうかがえるのがうれしいですし、
貴重なことですね。

 
Commented by miriyun at 2010-11-30 23:09
谷間のゆりさん、イタリアでもカキというのですか~!
フランスでもそういうといわれていますし、これもまた各国でいろいろな場面で呼びかける言葉をしりたいですね~~!
使われているよう
Commented by ジョー at 2010-12-01 01:05 x
こちらにも小振りな柿があります。
果物や野菜に国境は無いのだなとつくづく思います。


そして、美味しいという感情的な概念にも無いんですね。
美味は美味。
Commented by 碧   at 2010-12-01 13:22 x
地球散歩でも柿は取り上げようと思っていますが、ここで一気に東西楽しませていただきました。
アジア系の事は全く知らなかったので、デーツとごっちゃになっているのを「その気持ち判る~!」と、妙にうなずいたりして(笑)
Commented by miriyun at 2010-12-02 14:43
ジョーさん、もう今はあちらこちらにつたわってみることができるのですね。。そちらでは柿はなんというなで呼ばれていますか。
わかったら是非教えてくださいね。
Commented by miriyun at 2010-12-02 15:33
碧さん、味が似ていることが根底にあるからきっと名前も近づいていってしまったのかしらと思わせられるところが柿とデーツにはありますね。
いろいろな国での呼び名が集まると流れや発祥など分かってくることがあって楽しいですね!

Commented by ジョー at 2010-12-07 01:56 x
ファルセモンと呼ばれています。
Commented by なな at 2010-12-07 17:55 x
アメリカだったかヨーロッパだったか忘れましたが
パーシモンはないのよ。と聞いて
じゃ、パーシモンって単語はどこから来たんだろう?と
カンボジアから来た瓜をカボチャというのだから
ペルシャ原産なのかと思っていました
 
コリコリも食しますが完熟が一番すきです
のどをやれれた時はシナモンを入れて煮た干し柿です
Commented by miriyun at 2010-12-08 06:58 x
ジョーさん、やはりpersimmonからきているようですね。
ありがとうございます!
Commented by miriyun at 2010-12-09 02:43
ななさん、ほんとうにパーシモンの言葉はどこから来たのでしょうね。
イスラエルではパーシモンが変化した言い方なので、
これもヨーロッパ経由の言い方のようですし、やはり二つの流れがあるようです。
完熟の柿はのどにいいのですね。はじめて知りました~。


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