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2010年 11月 23日

ユルドゥズ宮殿の緑の扉

 タクシーも迷うユルドゥズ宮殿 
 宮殿というのは豪奢な門扉が国民を排除しているような印象が強いが、スルタンのこじんまりした私邸といった風情のユルドゥズ宮殿はとても雰囲気がよい。
 新市街のメイン道路の一つバルバロス通りはかなり急な坂だ。そこを上っていく。さらに細い道を行くとその坂の上におちついたたたずまいを見せている。ちょっと通り過ぎただけでは宮殿と気づかないかもしれない。
 実際タクシーに乗ってユルドゥズ宮殿といっても通じないことが多く、日本人ならトプカプ宮殿かドルマバフチェ宮殿に行くのではないかと聞かれるくらいだ。

 
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坂の上に見えてきた門。もちろん中は警備はきびしいが、外に歩哨が立っているような物々しさはない。


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緑が多く気持ちのよいゆったりした敷地である。
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 唯一、真っ赤に染まったツタが白い壁を張っている姿は美しい。

 そして、この敷地には日本人にはなじみのいい木造の建築物が爽やかな水色で並ぶのだが、一番奥に石造りの建築物があった。
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水盤と水の出口があるので、サビールを含む複合建築だろうか。重厚なつくりと黄色の壁が印象的だ。

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壁沿いに廻るとまだ黄色の壁は続く。スルタンが作った建築である、なぜかアタチュルクの名があり、なにか言葉が掲げてある。

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補修工事中なので中はわからないが、門が半分開いたままになっていた。
時を経てかなり傷ついてはいても、門扉の深い緑はとても美しく、こころの奥にしっとりと残っている。
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by miriyun | 2010-11-23 11:23 | Comments(4)
Commented by ぺいとん at 2010-11-23 22:08 x
深緑の色に木漏れ日がなんとも温かく優しく、心に残るお気持ちが伝わります。 
公私共に忙しいスルタンも何気ないこのような光景に心安らいだに違いありません。
Commented by petapeta_adeliae at 2010-11-23 23:13
門扉が素敵ですね。
地位を全面に出さない簡素な建物が妙に心地よさを
感じさせてくれます。
トルコは沢山遺跡があるからか、予算が行き渡らないのか、
メンテナンスがあまりされていないという印象でした。
なので、補修工事がされていることが分かり安心しました。
Commented by miriyun at 2010-11-24 17:13
ぺいとんさん、この門は木製だから圧迫感がないのかもしれません。そしてこの上に木漏れ日としての日差しは柔らかいですね。
激動の時代に心やすらぐ空間としてこの宮殿はよかったのだろうと思います。
Commented by miriyun at 2010-11-24 17:21
アデリーさん、やはり心地よさそうですよね。丘の上のいい風のふくところです。
ここは歴史文化センターとして生きているところなので、予算もおりてくるのでしょう。また、トルコは掘れば遺跡だらけで長い時代ごとの遺構がでてくるので保存も調査も大変ですよね!歴史の浅い国からは羨ましいことでしぃう。


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