荒川静香という人物、高橋大輔という人物・・・フレンズオンアイスを通して

 ときおりイスラーム地域というテーマからは離れるが、紹介したい人物像を語りたくなる。
 きょうは、8月末に横浜で行なわれたのに見ることができなかったフレンズ・オン・アイスの放映があった。待ちに待ったという感じで楽しみにしていた。

  見ていて思ったのは、日本のフィギュアスケート界には日本の人物像として紹介するにふさわしい人物がいるということだった。急遽、ここにのせてみる。


荒川静香という人 
 かって、日本の中でナンバー1、世界でも有数のスケーターになった人は数多くいる。それぞれ実況解説やコーチとして活躍されている。解説のうまいへたはあるが日本のフィギュアを世界的レベルに牽引していったその存在が懐かしくあった。

 トリノオリンピック女子シングル金メダリスト・・・荒川静香も念願のプロ転向、アイスショーの世界に足を踏み入れ、華やかに成功していることが伝えられてきた。またオリンピックを初めフィギュアの大会では名解説者として言葉に無駄のない明快な解説で好評だ。

 しかし、それだけではなかった。フレンズオンアイスを企画運営するプロデューサーとしての彼女をはじめてみた。彼女のプロ意識、徹底してファンに喜ばれる演出を考え、実行する。
c0067690_1514816.jpg

                                        ↑ シルエットの高橋大輔
 例えば、オープニングでメダリストたちが紗幕のなかにいて、シルエットからまずは観客にワクワクさせる演出も考えた。

 荒川静香はプロデュースのほうに回ってしまって、動くほうは現役の選手達のあとおし程度かと思いきや、
・・・・・・・・・・・・・・・・ちがった!!
 その体の線を見るとわかる。解説者として地味なワンピースとカーディガンで立っているだけでも、なんて美しくなったのだろうといつも思っていた。
 しかし、このアイスショーで見た彼女の身体は現役のスケーターそのもの、金メダリストをさらに昇華させるとここまで美しくなるのか・・・というようなスケートの女神のように見えたのだった。現役を引退したからといって、プロデューサーをやっているからといって余分な脂肪の一片さえ身につけなかった。ジャンプのための筋肉の一筋も衰えさせなかった。トリノのときと同じよう、いやそのときよりももっと内側から光り輝いていた。それこそ、プルシェンコやランビエールのようにオリンピックにだって戻れそうなくらいだ。
 会場確保、チケット、音響、照明、衣装、ありとあらゆるものをスタッフとともに手配し、全体像をまとめていくプロデュサーであることを理由にせず、今でも週に5日は現役選手のようにスケート場に立ち練習しているという。高橋に1曲の構想と振付を任し、そういう体験をすることが将来につながっていくという大事な経験をさせていく。
 そして、彼女は昔の自分を見るのではなく今の荒川静香を見てほしいという。
c0067690_14433622.jpg

c0067690_14433836.jpg

                         
 そんな彼女の身体からは鍛えたスケートによる自信に裏打ちされた美が、
            顔からは気品と知性がにじみ出ていた。
      
                 素晴らしい日本人を発見という想いだった!


進化し続ける高橋大輔 

 その慧眼で高橋を見出し、やさしく厳しく見つめ続け、大輔という人物を世界に押し出してくれた歌子コーチがいること。
 アクティブで、広く見つめ平常心で戦い後進を育てることを身をもって教えてくれている荒川静香が姉のように身近にいること。

 この二人は高橋大輔にとって、とても大きな精神的な影響をもたらしている。そして、彼自身のほかの番組でのトーク、歌舞伎役者や水泳の金メダリストであったり、スマップであったりするが、いずれも気負わない大ちゃんトークがでていて、この人の人柄そのもので話していてその素直さが人をひきつけるのだろうなと思った。やさしい大ちゃんである。
 むろん、演技中はその曲想に入り込み、顔も目も指先もオーラを放つばかりに曲を表現する。時には男っぽく、ときにはあまやかに時には泣きたいほどに表現する。
c0067690_1132392.jpg


 こんな高橋だが、今回のアイスショーで6人のスケーターたちのヒップホップを含む曲を企画し、ともに踊った。
c0067690_1132544.jpg

                               ↑ 日本TV、フレンズオンアイスを撮影して引用
荒川に指示され始めて取り組んだがいい経験でたいへんだが楽しかったという。選手としてきりきり舞いするのではなく人としてスケーターとして自然に幅を広げていく。いいことだ!
 
 さて、今シーズンのショートプログラムを発表するというので注目された。振付ができて2週間でもう観客の前で発表するのだという。
 マンボのハッ、ウッ!!という声にあわせての動きは小気味いい。
 完成されたeyeを何度も見たあとなので、まだまだという気はするが、ひとつの振付をそのままにしないで踊りやすく表現を高めて変化させていくのが高橋流なのでこれからこれがどのようになっていくのかが楽しみだ。
 今回は単純な赤の衣装であったが、選手権に向けては自分で最もふさわしい衣装に替えていくはずである。そして今でももちろん人よりも切れがよいが、それ以上に音にスパッと合った切れ味を出してくるものと想像される。
                                    
 長々と書いてしまったが、いろいろなアスリートが活躍する中で、今フィギュアスケートは世界に冠するトップスケーター・クリエイターがひしめいている。日本が世界に誇っていい人材に注目していきたい。

     
                                             応援クリックお願いします。
                                                           人気ブログランキングへ   





          
by miriyun | 2010-09-25 15:28 | Comments(4)
Commented by yumiyane at 2010-09-25 23:01
今日、練習風景が公開されていましたね。
政府や役人がまったく不甲斐ないこのごろ、頑張っている個人や企業が日本をしょっていくしかないんですね。
荒川さんは、すべらないで注文だけするコーチを自分で解任していましたからね。プレイするプロデューサーを実践していらっしゃいますね。
Commented by えるだーおばば at 2010-09-26 00:35 x
こんばんわ、おばばです。
ここ、岡山では見れませんでした。
でもたしかに、荒川さんは現役の選手の時よりも、今の方が細く綺麗になられましたね。
自信のなせるわざでしょうか、ステキです。

高橋大輔選手がどのように、変身していくのか、これからがおばばは楽しみです。
Commented by miriyun at 2010-09-26 08:54
yumiyaneさん、政治経済上で、寂しい話題ばかりの昨今ですが、一人ひとり見れば
、職人さんやらベンチャー企業の社長さんやら頑張っている人ってたくさんいるものです。フィギュア界はまれに見る世界的実力者が寄り高い技術・表現を目ざした優れた人が密集しているのですが野球やサッカーほどには知られていないものです。こうした人たちのことをちょっとでも伝えられたらと思うのです。
Commented by miriyun at 2010-09-26 08:59
えるだーおばばさま、
よく内側から輝く人という言葉がありますが、荒川さんこそがその言葉にあてはまると思いました。
そして、大ちゃん、曲想にあわせてか、髪とひげでかなりもっさりしていましたが、常に変化していく人なのでこれからどうかわっていくのかまた楽しみです。フリーの演技を早く見てみたいものです。
でも、使っていないランビエール振付のショートも見てみたいとも思っているのです。


<< コーヒーの道具の話 乳香とコーヒー >>