2010年 04月 12日
アラブ料理ペルシア料理・トルコ料理等にレモンは欠かせない。 ホンモス(フムス)やババガヌーシュにどっぷりと入れなければあの味は出ないし、サラダにアーモンドなどをともに炊き込んだご飯にもレモンは必需品だ。 地中海に面した丘に爽やかな色合いと香りのレモンがたくさん取れるからだが、ちょっと違うのもある。 6gに凝縮 これは何だろうか? まっくろで丸型スイカのような形だ。 こんなのもある。これはまるでかぼちゃのような波うつ姿である。 これらはいずれも超乾燥状態なのでとても軽い。1つが6gの重さ。 これは乾燥レモンである。ペルシア料理ではこれをゴルメサブジという料理にたっぷりと入れてレモンの酸味をたっぷりと料理として楽しむ。 からからに天日干ししているので叩いて割って煮出せば紅茶色の爽やかレモン茶になる。 イラクやエジプトでも使う。(マグレブで使うかどうかは確認していない。) この軽さならば袋に入れて保存レモンとしていつでもどこでももって行き、料理に使うことができる。 尚、レモンの種類自体が一般的なレモンとは異なる。もともと小さくて丸いリム種と言うのを乾燥させているという。 黒いのはグリーンレモンで、黄土色のはイエローレモンをそれぞれ天日干ししたものである。 こちらは1000g かたやこちらは重い世界・・・場所はウズベキスタンのブハラ 温水温室の中で、この農場の職員が手にしているのは、天井からつるしたヒモが無数にある。 これで何をつるすのか? もちろんレモン! これは重さ1000g・・・つまり1kgになる。 職員の説明ではユビレイ種のレモンという。 ◆◆◆6gから1000gまで、 レモン一つにしてもいろいろあるものだ。
by miriyun
| 2010-04-12 07:06
| 食べ物・飲み物
|
Comments(8)
乾燥レモン。我が家にも自然乾燥したレモンが2個ほど水屋に転がっています。冬の間に使い忘れて居たものがすっかり乾燥したのですが、捨てないで居てよかったです。
所変われば品変わるとは、よく言ったものですね。
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miriyun at 2010-04-12 17:37
谷間のゆり様、
水屋でできた乾燥レモン、どのような姿なのでしょう。 最初はレーズンでもデーツでも偶然の産物だったのではないでしょうか? 世界で比べると固定観念を破るようなものが現れてきて興味深いものです。
ドバイのスークで黒い乾燥レモンを見ましたが、なるほど、割って煮出せばいいんですね。料理に使っても苦味は出ないのでしょうか。
今度機会があったら買ってみましょう。
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miriyun at 2010-04-13 07:08
luntaさん、乾燥レモンはどこの国まで使われているのか興味があります。
ドバイでも売っているのですね。写真のはエジプトです。
乾燥レモンの記事、とても興味深いです。
ギリシャでも料理にレモンは必需品。ハーブをきかせ、オリーブオイルでシンプルに焼いた肉や魚の味付けは塩とレモン。野草を茹でたものにもオリーブオイル、レモン、塩です。 他にも煮込んだ肉汁に卵とレモンを混ぜた「卵レモンソース」はギリシャ料理の伝統の味。 でも乾燥レモンは見たことがなかったです。気になるので、今度ギリシャの友人に聞いてみますね。
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yokocan21 at 2010-04-13 16:52
乾燥レモンって、面白いです!トルコにもありそうですけど、見たことないです。昔の人の生活の知恵ですね。
そして、1kgのレモンって、一つどの位の大きさなんでしょう。まるでメロンとかスイカのようです。 ↓の、アルジェリアの米型パスタ。トルコでもよく使います。お肉とトマトソースで煮たり、トマトのスープにいっぱい入っていたり。我が家の必需品です。
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miriyun at 2010-04-14 18:50
さらささん、ギリシャでもたくさんのレモンが使われるんですね。レモンを使った料理は食欲を増進してとてもおいしくいただけるので、実は大好きなのです。
いつでも手に入る地域の方が返って乾燥レモンは使われていないののかもしれないと仮説を心のうちで持っています。実際はどうなのか気になりますね〜‼
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miriyun at 2010-04-15 19:30
Yokocanさん、たいていの物があるトルコで見当たらないとしたら、やはり乾燥レモンをつくらなくとも充分にレモンが採れる地域だからなのでしょうか。
米型パスタはトルコでは何と呼ばれるのでしょう。初めて食してみてその喉ごしのよさにびっくりし、好きになってしまいました。パスタの世界もひろいですね〜〜〜! |
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